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【東京五輪】:小池氏、森会長&ドンに“果たし状” IOC会長直訴へ 

2016-10-14 15:10:50 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【東京五輪】:小池氏、森会長&ドンに“果たし状” IOC会長直訴へ 五輪ボート会場移転に本腰

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【東京五輪】:小池氏、森会長&ドンに“果たし状” IOC会長直訴へ 五輪ボート会場移転に本腰

 東京都の小池百合子知事が、2020年東京五輪・パラリンピックの開催費圧縮に踏み込んだ。宮城県の村井嘉浩知事と会談して、ボート・カヌー会場の移転に向けて意見交換したのだ。都民の負担軽減を目指したもので、さらに別の候補地を推す声も出てきた。これは、「ひっくり返すことは、極めて難しい」と警告していた大会組織委員会の森喜朗会長に“宣戦布告”したことになりそうだ。小池氏は、森氏を封じ込められるのか。

海の森水上競技場について決断を迫られる小池都知事(ロイター)

  海の森水上競技場について決断を迫られる小池都知事(ロイター)

森喜朗会長

            森喜朗会長

 「(東日本大震災の)被災地を勇気づけるとともに、元気になった被災地を世界に発信できる」

 村井氏は12日午後、都庁に小池氏を訪ね、宮城県登米市の「長沼ボート場」での、ボート・カヌー競技開催をこう要望した。

海の森水上競技場(東京都提供)

            海の森水上競技場(東京都提供)

 同競技は、新たに建設する「海の森水上競技場」で開催する予定だが、整備費は当初予定の69億円から491億円に膨張している。村井氏は「応分の負担はする」「相当安くできる自信がある」とアピールした。

 小池氏は会談後、「選択肢としての1つだ。その思い入れは十分受け止めた」と語った。15日に長沼ボート場などを視察して結論を出すといい、「ボートはあまり後ろには漕がないので、前に進むのだろうと思うが、そこは総合的に判断する」と、冗談も交えて前向きな姿勢を示した。

東京五輪・パラリンピック ボート・カヌー会場候補地

         東京五輪・パラリンピック ボート・カヌー会場候補地

 東京五輪の開催費用などを検証する都の調査チームは先月29日、コスト削減のため「海の森水上競技場」と、水泳会場「オリンピック・アクアティクスセンター」(整備費683億円)、バレーボール会場「有明アリーナ」(同404億円)について、建設中止を含めた見直しを提案した。

 3施設の整備費膨張が異常なうえ、施設整備費全体の約7割(計1578億円)を占めていたからだ。「既存施設の活用や改築などで対応可能」(調査チーム)と指摘した。

 ちなみに、3施設の工事の入札は極めて高い落札率だった。アクアティクスセンターと有明アリーナの工事を落札したJV(共同企業体)には、「都議会のドン」こと内田茂都議が監査役を務める電気設備会社も参加している。「利権」の存在を疑う声もある。

 こうした小池氏らの動きに対し、以前から「犬猿の仲」である森氏は不満を抱えていた。

 都の調査チームの提案を受けて、森氏は、競技会場は競技団体などと約2年間調整し、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得たといい、「それぞれの施設にはつくる理由がある」と説明した。さらに、「独断専行したら困る」「見直しは極めて難しい」「本当に都が見直しすることになれば大変なことになる」と、小池氏に警告していた。

 前出の村井氏が12日、大会組織委員会を訪ねた際も、組織委側は長沼ボート場での実現性について、「選手村の分村」や「バリアフリー対応」「観客誘導」「アクセス面」など、「9つの問題点」を指摘した。

 確かに、見直しのハードルは高い。

 国際オリンピック委員会(IOC)の了承が欠かせないが、その前段階として、国内外の競技団体の同意も必要となる。今月初めに来日した国際ボート連盟のジャンクリストフ・ロラン会長は「現在の計画通りに実施すべきだ」と、小池氏に要請している。

 こうしたなか、小池氏が、村井氏と堂々と会談して、長沼ボート場の視察も決めたことは、強い改革姿勢を示すとともに、森氏に対して、「何を言われても、都民のために抜本的に見直します」と、事実上の“果たし状”をたたき付けたことになりそうだ。

 競技団体の動きも出てきた。

 日本カヌー連盟の成田昌憲副会長は12日、現状計画での整備を最優先としたうえで、「会場を移すなら(埼玉県にある貯水池)彩湖を希望する。彩湖なら大きな金額もかからない」と妥協案を示した。調査チームにも近く説明するという。

 これで、「東京・海の森水上競技場」と「宮城・長沼ボート場」「埼玉・彩湖」という3つの候補地が浮上した。

 小池氏が望みをかけるのが、来週18日に来日するIOCのトーマス・バッハ会長との会談だという。競技会場変更のほか、大会開催費圧縮についても直接訴える見通しだ。小池氏の宿願はかなうのか。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「五輪は国家の一大イベントで、日本が世界に冠たる経済大国だからといって、打ち出の小づちのようにお金は出てこない。『まず、その認識を正したい』というのが、小池氏の狙いだ。1つ1つのプロジェクトの積算根拠がないのが最大の問題だ。ここを突破するのが最初の関門だ」と話している。

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2016年10月14日  15:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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