乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【私設・論説室から】:アフガンの音楽室

2016-09-19 01:30:45 | 【人種差別、人権、生存権】:

【私設・論説室から】:アフガンの音楽室

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【私設・論説室から】:アフガンの音楽室

 ふた昔前、米国ミシガン州の高校を卒業して帰国した長男が、荷物から取り出したのは銀色に輝くフルート。聞くと音楽室にはさまざまな楽器が数も十分に揃(そろ)っていて、生徒は好きなものを学べるのだという。

 私も含めてその他大勢には使い古したカスタネットしか回ってこなかった中学時代、いや小学校だったろうか-を思い出してアメリカの眩(まばゆ)いほどの豊かさを想像した。

 今年の難民映画祭の作品のひとつ「ソニータ」(ロクサラ・ガエム・マガミ監督、二〇一五年)はドキュメンタリー。

 タリバンから逃れ、イランの首都テヘランの片隅で難民生活を送る十六歳のアフガニスタンの少女ソニータは、心の叫びを伝えるラップミュージシャンの夢を追う。困難を乗り越え、周囲の支援と幸運でユタ州の高校の奨学金を得て渡米し、ついにサンフランシスコの舞台に立つ…。

 因習に閉ざされた暮らしから一気に解放されるアメリカの広々とした風景。高校の音楽室のシーンには、確かに長男が話したように楽器が並んでいた。眩い宝石のように光を放って。

 巨大な矛盾を抱えながらもなお人々を引きつけ、受け入れてやまないアメリカ。紛争や迫害で家を追われる人々は増え続け、七千万人に達するという。日本はもっともっと心を広げ、支援を広げなければ。 (安田英昭)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2016年09月19日  01:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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