乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:医師法によれば医療事故などによる「異状死」は警察へ・・・

2016-10-19 03:30:45 | 医療・病気・健康・医薬品

【春秋】:医師法によれば医療事故などによる「異状死」は警察へ届けなければならない。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:医師法によれば医療事故などによる「異状死」は警察へ届けなければならない。

 過去の統計を見ると、年間10~20件だった医療関係者からの届け出は2000年に80件へと急増している。この年に突然、各地で医師や看護師のミスが相次いだから――ではもちろんない。

 ▼実は前年、都立病院で看護師が過って患者に消毒液を投与する死亡事故が起きたのだ。刑事事件に発展し、看護師だけでなくこの事故を届けていなかった病院長も医師法違反の罪で起訴された。これが件数急増の背景となる。罰せられるなら届け、そうでなければ届けないと疑われかねない姿勢は医療への不信感を生んだ。

 ▼それから長い議論を経て、昨年10月にようやくスタートしたのが医療事故調査制度である。患者の「予期せぬ死亡」を病院や診療所が新設された第三者機関に届け、自ら調査にあたる仕組みができた。ところがこの1年間の届け出は388件で、厚生労働省が想定していた件数の3割以下にとどまり、低迷しているという。

 ▼懸命に治療を尽くしても患者が亡くなることはある。結果だけとらえて責任を追及されてはかなわない。そんな思いもあるだろう。だがまず何より、医療現場の実態が明らかにならないと前へ進めない。届け出るかどうかの判断を任せ、事故原因の究明を託した制度の意味を、医療関係者にもう一度かみしめてもらいたい。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月19日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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