乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:「ベネズエラの人たちはお金持ちだからね」。

2016-10-10 03:30:15 | 【ノーベル賞(物理学・科学・生理学・医学

【春秋】:「ベネズエラの人たちはお金持ちだからね」。

  乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:「ベネズエラの人たちはお金持ちだからね」。

 南米コロンビアの首都ボゴタをおとずれたとき、隣の国についてのこんな評価を耳にした。世界でもっとも原油埋蔵量が多いとされる国のオイルマネーが、ボゴタ市内の高級不動産などに流れ込んでいる、とのことだった。

 ▼それがいまでは様変わりしたようだ。ベネズエラの国内で食料品や日用品などの不足が深刻になっていて、多くの人が国境をこえて買い出しに押し寄せているという。原油の国際相場が下がったためにベネズエラの収入が減ったのが最大の原因だが、政府が社会主義的な経済運営を長年つづけてきたことも、ひびいている。

 ▼今年のノーベル平和賞はコロンビアのサントス大統領に決まった。半世紀以上にわたって武装闘争をつづけてきた左翼ゲリラとの停戦にこぎつけたことが、受賞の理由だ。麻薬カルテルがはびこったこともあり、かつては世界的にみても治安が悪いことで知られた国なのだが、ずいぶんと暮らしやすくなったようにみえる。

 ▼その背景にあるのは、ウリベ前大統領の時代からの警察力の強化などの努力だ。また、ベネズエラとは対照的に地に足の着いた経済運営の効果もあろう。ゲリラとの停戦は、その条件をめぐって前大統領が反対を表明し、国民投票で否決されるなど、先行きはなお不透明。受賞を機に、さらなる前進を期待したいところだ。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月08日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

『ラテンアメリカ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【社説①】: パリ協定に乗り... | トップ | 【社説②】:次期国連総長は強... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。