乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:今日は世界史を変えた日である。

2016-10-12 03:30:30 | 政治・政策・行政・政局ニュース

【春秋】:今日は世界史を変えた日である。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:今日は世界史を変えた日である。

 1492年のこの日、大西洋をわたったコロンブスは陸地を見つけた。黄金の国・日本はすぐそこだと思い込み、島をサン・サルバドル(聖救世主)と名付ける。「新大陸到達」を機に欧州との新しい航路が開け、世界は様変わりする。

 ▼冒険家は企業家でもあった。航海事業に投資したスペインのイサベル女王と契約を交わしている。見つけた大陸や島で総督になれる。交易で手に入れた金銀や宝石、香料などの10%を無税でもらえるという内容だ。契約を通じ投資家と企業家が利益を分け合う。この仕組みは時代を経て、いまの株式会社につながっていく。

 ▼今年のノーベル経済学賞は「契約理論」を確立した米大の2教授に決まった。投資家である株主と経営者がどんな契約をすれば、会社組織がうまく回るかを研究した。面白いのは契約が万能ではないと分かったことだ。すべてを具体的に決めておくのは難しい。想定外は起きる。そのとき、誰が対応するかが重要だそうだ。

 ▼コロンブスは想定外に苦しんだ。住民との争いや熱病の流行などで植民地経営に失敗する。契約と違い行政権を奪われ失意の中、没する。東京五輪の「契約」はどうか。総費用が3兆円超にふくらみ、計画を見直したい。だが、国際公約とどう折り合いをつけるか。誰が収めるのか。へたをすれば歴史に残る研究例になる。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月12日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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