乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:熊本市の宮本儀子さん(49)は22年前、2歳の長男、孝祐くんを・・・

2016-10-16 03:30:15 | 災害・地震・津波・台風・竜巻・地滑り

【春秋】:熊本市の宮本儀子さん(49)は22年前、2歳の長男、孝祐くんを原因不明の急性脳症で亡くした。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:熊本市の宮本儀子さん(49)は22年前、2歳の長男、孝祐くんを原因不明の急性脳症で亡くした。

 高熱を発して4日目のことだ。泣き明かす日々のなか、医師の助言もあり突然の病で子を失った母親らが語り合うサークルを立ち上げた。「熊本エンジェルの会」という。

 ▼年に数回、出席者らはお茶菓子を前に互いの境遇を語り、聴く。うなずき、時に涙し、会の終わりには皆に少し笑顔が戻った。後に授かった2人の子育ての傍ら、宮本さんは息の長い活動を続け、出席者は延べ数百人にもなった。会社員だった夫の桂樹さんも運営を手助けしていたが、3年前、胃がんが見つかり手術した。

 ▼一時は職場復帰を果たすものの、昨年秋、転移がわかる。宮本さん自身、東京都内に住む母親に介護が必要になったり、父親が亡くなったりと気苦労が募り、その上、夫の病状も次第に重くなる。震度7が襲ったのは、そんな時だ。水や食べ物もない。避難所では感染症の恐れもある。余震におびえつつ、懸命に看護した。

 ▼定年後は社会保険労務士を目標にしていた夫だったが8月10日、永眠した。60歳。「孝祐から『父さん、来るの早すぎ』と言われてないかな」と宮本さんは笑う。運命は人を翻弄する。しかし、聴いてもらうだけで再起の力になる。熊本地震から今日で半年、宮本さんは確信を深めた。4月から休んだ会は来月、再開する。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月14日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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