乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【社説】:ウナギ取引調査 積極的関与で食文化守れ

2016-10-10 10:45:30 | 水産資源(鯨、鰻、鮪、養殖)

【社説】:ウナギ取引調査 積極的関与で食文化守れ

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【社説】:ウナギ取引調査 積極的関与で食文化守れ

 南アフリカ・ヨハネスブルクで開かれたワシントン条約締約国会議で、世界中のウナギの取引実態を調査して保護策を検討する決議案が承認された。

 さまざまな種のウナギの生息状況なども調べて専門家で構成する動物委員会が検討し、3年後に予定される次回会議で持続可能な取引に向けた勧告を行うという。

 このまま座視すれば、ニホンウナギの国際的商取引が規制されることも考えられる。世界最大のウナギ消費国として日本は積極的に調査に関わるべきである。実効性ある保護策と密漁など不透明な取引への対策も欠かせない。

 決議案を提案したのは欧州連合(EU)だ。先月25日にあった締約国会議の委員会で「欧州やアジアでウナギの違法取引が続いている証拠がある」と主張した。

 ヨーロッパウナギは2009年から取引に輸出国の許可が必要になり、禁輸措置を取ったことで資源量が回復したという。

 一方で、EUはアメリカウナギなど他種の取引量が増加していることに懸念を表明し、全ての種を保存するため「多面的なデータ収集が不可欠だ」と訴えた。

 ニホンウナギは乱獲などの影響で国際自然保護連合(IUCN)から14年6月、絶滅の恐れがある野生生物を評価するレッドリストで絶滅危惧種に分類された。

 これを受け、同年9月に日本と中国、台湾、韓国が養殖池に入れる稚魚の量を削減するなど資源管理の国際的枠組みを作った。

 ただ、漁の実績がなく枠組みにも参加していない香港から、日本に大量の稚魚が輸入されている実態も明らかになっている。

 環境保護団体などは「規制の抜け穴になっている」として資源管理体制の強化を求めている。専門家も「違法取引には組織犯罪の側面もあり、世界から厳しい目が向けられるだろう」と警告する。

 不透明な取引をなくして資源を保護するには、捜査機関も含め日本全体で対応することが重要である。そうすることが日本の食文化を守ることにもつながるはずだ。=2016/10/09付 西日本新聞朝刊=

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2016年10月09日  10:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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