粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

朝日新聞にあった二つの「伏字」広告

2014-03-06 16:32:04 | 反原発反日メディア

[問題]

次の2ヶ所の○○に該当する漢字をあげよ。

1、○○記事を書いた「朝日新聞」記者の韓国人義母「詐欺裁判」

2、「慰安婦問題」A級戦犯○○新聞を断罪する

答えは1が「捏造」で、2が「朝日」である。

本日6日の朝日新聞は当日発売される週刊誌の広告を巡ってかつてない「異常事態」となった。本日木曜日発行の代表的週刊誌といえば、週刊新潮と週刊文春だ。両週刊誌とも最近は日韓問題をしばしば取りあげる。焦点はともに日本叩きをエスカレートさせる韓国の異常性だ。特に韓国が被害者意識をもって慰安婦問題でストーカー的につきまとう様がしばしば誌面をにぎわす。

そして今週は両誌とも慰安婦問題でその発火点ともなった「朝日新聞記者の捏造報道」を時を同じくして特集に取りあげていた。ところが、この週刊誌広告を朝日新聞は「素直」に掲載しなかった。朝日新聞記者のことを取りあげた記事でその見出しとなるべき部分のうち、ともに2文字の熟語が伏字となっているのだ。それが冒頭で紹介した部分だ。1は新潮、2は文春である。

慰安婦問題では1991年朝日新聞大阪本社の記事で植村隆記者が報じた内容が当時韓国世論を刺激した。それが一つの発端になって93年の河野談話へと繋がっていくわけだ。 この記事はすでに慰安婦問題に少しでも関心をもっている日本人ならば、基礎中の基礎になっていて週刊誌の記事は特別目新しいものではない。

植村記者は1991年8月朝日新聞紙上で「女子挺身隊の名で戦場に連行され、日本軍相手に売春をしいられた朝鮮人従軍慰安婦がソウル市内に生存していることが判明した」ことを報じたのだ。これが全く誤報(捏造)であることが慰安婦問題研究家たちによって判明している。

そもそも女子挺身隊は戦時中に徴用された工場労働者であり植村記者はこれを誤用している。しかも実際記者が取材した慰安婦は母親によって人身売買された人物で強制連行とは関係ない。

しかし、この記事が韓国で大騒ぎとなって、1993年の日韓首脳会談で慰安婦問題が重要課題として取りあげられた。当時の盧泰愚大統領が「実際は日本の言論機関の方がこの問題を提起し、わが国の反日感情を焚き付け、国民を憤激させてしまいました」と事情を明らかにしている(文春)。そしてこの首脳会談の結果、出されたのが河野談話である。つまり日本軍や官憲による朝鮮人女性の強制連行を認めたことになってしまった。

盧泰愚元大統領が「日本の言論機関と匿名にしているが、研究家の目からはそれが朝日新聞であることは明らかだ。朝日新聞はその報道の誤りを正式な形で認めていない。それどころか、最近の慰安婦報道にも従来の韓国側の過激で理不尽と思える対応に「理解」を示している。

昨年の橋下徹大阪市長や最近の籾井MHK会長の慰安婦発言にも過剰に反応して批判を加える。あるいは米国における韓国系市民団体による慰安婦像設置運動でも、韓国系に同調している当地の一部日系人ばかりを取りあげている。そして日韓関係の悪影響という視点ばかりを強調する。

今の朝日新聞の姿勢が今日の週刊誌の「伏字」に如実に示されている。いつまで朝日新聞はこの問題に目をつぶって真実を語ろうとしないのか。今後国民的レベルでは慰安婦問題を検証し、真実を追究しようとする動きは高まっていくものと思われる。朝日の広告に伏字がなくなった時こそこの問題が解明されるのではないか。

問題の記事を書いた植村記者は記事を書いた当時韓国女性と結婚していたが、その義母は日本に慰安婦への謝罪と補償を求める市民団体の幹部であった。そしてこの団体が詐欺容疑で刑事告発されたことについて両週刊誌も報道に抜かりがない。文春によれば今年植村記者は朝日新聞を早期退社し神戸のお嬢様大学で教鞭をとるうようだ。ただ大学によると4月の着任はなくなったという。その辺りの事情はよくわからない。文春も明らかにしていない。武士の情けか。


週刊新潮3月13日号の朝日新聞朝刊広告


週刊文春3月13日号朝日新聞朝刊広告


両週刊誌の広告のうち「伏字」の色は小生が赤色に加工しました。





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