素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー555 第24話

2017-07-03 17:00:00 | 仮面ライダー555
ラッキークローバーと戦うファイズとカイザ。そこに現れた村上社長は雅人をラッキークローバーの一員として迎えたいと申し出るが、雅人はそれを拒否。それを見ていた巧は、スマートブレインとの関係を雅人に問い詰めるが、「俺の過去は、真理と一緒だ」と答えるのみだった。


「俺の過去に興味があるみたいだけど、知ってどうするつもりなのかな。
 俺に同情したいのかな。それとも、俺を救いたいとか?
 どっちにしろ、好きじゃないな、そういうのは」


草加が正論過ぎる。
でもあのたっくんが草加を名前で呼んだり、
草加の過去を知ろうとするとか、それはそれですごいよね。

草加の「水難事故で母親を失った事件」は、いわゆる
「九死に一生を得たこどもたち」という、流星塾のクリア条件だよね?
それ自体は、物語の謎とは関係ないと思うんだ。

物語の謎は流星塾にあると思うし、
真理も含めて流星塾の出身者全員が同じ情報をもってるんじゃないかな。
草加だけが持ってる情報は、例の「同窓会で何が起こったのか」っていうヤツ。
あの日なにかが起きて、そこから草加の戦いが始まった?

「気になりませんか? ファイズのベルトもカイザのベルトも
 もともとはオルフェノクの王のために作られたものだ。
 それなのに、なぜ人間の中に変身できるものがいるのか」


王の鎧、とかキバっぽいなぁ(ワクワク)

ベルトを奪ったオルフェノクたちが難なく変身していたように
やっぱり変身条件は「オルフェノクであること」っぽい。
そして、こう見えていちおう2周目なので(記憶はかなり失っているけども)
たっくんがオルフェノクだというのは了解してるんですが。

じゃあ。草加もか? 草加もオルフェノクなのか?

「仇をとるために。俺自身の、仇を」

同窓会のあの日、襲われて、オルフェノクとしてよみがえったのか? 全然覚えてないぞ。

「お詫びのしるしというわけではありませんが、
 あなたをこのまま、ラッキー・クローバーの一員として迎え入れたいと思いますが」
「断る」
「ほう・・・なぜ?」
「あんたもラッキー・クローバーの連中も、想像以上に食えない奴らだ。
 罠にはまるのはごめんだからな」


「想像以上に食えない」という言い方のせいか、
「もっと扱いやすいバカ集団かと思ってた」とでも言ってるみたいで、
うわぁ面と向かってそれ言っちゃうか!勇気あるな!と思ったり。

草加の属性は「周囲の人間の信頼を得つつ、言葉だけで人の心をコントロールする」みたいな感じで
逆に言えば、コントロールできる/できないを見分け、
制御できない相手からはさっと手をひける判断力も、備えているのかも。

一方、村上社長はそんな草加の言葉を「罠? ハッ」と笑い飛ばす。
罠にはめようと近づいてきたのはそちらでしょう?とでも言うように。
村上社長の属性は「全てを上から目線で見下すことでおのれの優位を保つ」なので
相手が舐めた態度をとってきても簡単には挑発に乗らない。その態度が崩れる日が楽しみですね。

「あなたの本心を聞かせてもらえませんか? なぜラッキークローバーに入ろうとしたのか」
「スマートブレインを、ぶっつぶすために」


草加の宣戦布告ですよ。
こういう、ぱっと見おだやかな雰囲気なのに、
水面下で剣をつきつけあってるみたいなシチュエーション、いいですね。楽しいですね。
なんかもう、これ草加が主人公じゃねーの?って感じである。

「当たり前じゃないですか。女の子なら誰だって、大好きな人のお嫁さんになりたい。
 そんなふうに思っているものです」


と語る結花ちゃん。
大好きな人の幸せのためなら自分は身を引く、と言いながらも
本音はそこです。本音丸見えです。
そして、そんな結花ちゃんに乗せられちゃって玉砕する海堂を見ながら
にやりと笑う結花ちゃん。マジか、海堂さんの恋心を潰しに行ってるよ。意外としたたか。

555で初の、二人同時変身。
これはもう、単純に「同じタイミングで到着したから」以外の何物でもないんですが、
それでも、同時変身は熱い!

・・・とか思ってたら、ラッキー・クローバー側も同時変身ですよ。
予想外の展開。面白いなぁ555。