素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーカブト 第20話

2017-03-11 20:00:00 | 仮面ライダーカブト
天道をも巻きこんで進行する、岬たちの「怪盗シャドウ」作戦。次のターゲットは、名門・ディスカビル家の流れを継ぐ神代家の家宝と決まった。だが、あの神代剣の目を盗むことができるか? そして、作戦の本当の狙いとは・・・。


井上脚本名物とも言える、ピアノである。
いやぁ大変素晴らしい回でした。よかったよかった。

いや他にもみどころありましたよ。
まず怪盗騒ぎ。結局はワームをおびき出す囮作戦だったわけなんですが。
いや・・・いいのかそれで。宝飾店にもかなりの被害(ガラス割ったりとか)が出たし、
警察の人たちにもかなり暴力をふるったし。まぁ細かい事は言いっこなしだけども。

これに対する加賀美パパの反応もひどい(褒めてる)

「ご子息が、その怪盗の一味との情報を入手しました」
「うん・・・ちょっと、びっくり」


この渋い顔での愛嬌あるセリフですよ。
12話の「ちょっとだけ面白い」に味をしめたなって感じがある。
しかし警視総監の息子が怪盗の片棒かついでるとか、アウトだよな。

語録応酬合戦。

「頭を冷やせ。男はクールであるべき。
 沸騰したお湯は、蒸発するだけだ」
「じいやが言っていた。男は燃えるもの。
 火薬に火をつけなければ、花火はあがらない、ってな」


本当にそう言ったのか!?と問いただしたくなる問答ですね(笑)

樹花ちゃんの怪我を知り、原因となった神代剣をいきなり殴りつける天道。
冷静な彼にしては「らしくない」衝動的な行動ですが、
対する神代剣も、何より「兄弟」という言葉に反応して素直に謝るという「らしくない」行動をとる。
こういうの、いいですね。

そしてラスト。姉を殺したワームに恐怖を抱きながらも追い続ける神代剣ですが
なんと彼自身がそのワームに姿を変えるという。
おぉ。実はこれ、何かをググったときにうっかり目にしてしまって
読まなかったことにしようと心の中で封印してたんですが、
意外と早く判明するんですね。よかった。

外見がなんとなくブレイドのジョーカーを彷彿とさせます。
後ろに流れるしっぽの造形とあわせて、好き。