私達の育てた小さな緑が失われようとしています

緑のまちを望んで、私たちは緑を育てました。その小さな緑が失われようとしています。

私たちの主張

2007年02月01日 | 私たちの育てた緑が
私たちの主張は主に5点です

1・私たちは、区画整理に反対していません
2・私たちは、神社が地域に大切な施設だと思っています
3・私たちは、まちづくりをしています
4・私たちは、環境教育の拠点作りに寄与してきました
5・エコプチと神社の共存を望みます



1・私たちは、区画整理に反対していません
そもそもの発想が、長期化する区画整理事業を活用する逆転の発想ですから、区画整理に反対する必要がありません。はやく区画整理が完了し、エコプチがなくなってほしいと思っています。なぜなら、そのときには新しい町ができているからです。
「代替地は要求しないのですか?」
などの質問は、講演会などでは必ず出ますが、
「絶対にしません、それが区や公社との信頼関係づくりで1番重要な部分ですから」
と明言しています。暫定だからこそ、全国の道路用地・学校用地・公園用地などの「低・未利用地」に活用の光が差し込むのです。

2・私たちは、神社が地域に大切な施設だと思っています
六町神社は、歴史と伝統ある地域の施設です。エコプチを利用している人の多くは、毎年、元日に六町神社で初詣を行い、干支のキーホルダーをもらうことを楽しみにしています。神社とは過去の歴史の象徴であり、神社を大切にすることは、先人を大切にすることだと思っています。誰もが納得する形で新しい町に神社が移り、未来へ引き継がれていくことを望んでいます。

3・私たちは、まちづくりをしています
エコプチは、区画整理事業が長期化し、将来に希望が持てない住民に、悲観でもなく、批判でもなく、前向きに行動する居場所作りを通じて、区画整理事業の中のまちづくりを行ってきました。区画整理の早期終了は、住民全員の悲願ですが、それがままならない現実があります。
その現実に悲観することなく、その状況を逆に利用してまちづくりをすることこそが、エコプチの『コロンブスの卵』的な発想であり、足立区・足立区まちづくり公社と足立グリーンプロジェクトの協働によって、人が活きるまちづくりを実現して来ました。
年間来園者は約9000名で、国内だけでなく、海外からも視察が訪れています。
エコプチは、地域住民の生きがいであり、地域交流の拠点となっています。
平成18年土地活用モデル大賞において、審査委員長賞を受賞したことで、まちづくりについての客観的な評価を得たと思っております。

4・私たちは、環境教育の拠点作りに寄与してきました
エコプチは、ヒートアイランド対策および、環境教育の拠点作りとして、開設されました。ヒートアイランド抑制については、25本のキウイフルーツを活用し、周辺住宅より1~3度気温が低いことが大学の調査チームによって検証され、NHKなどのメディアを通じて放送されました。また、地域の子供たちの環境学習プログラムの開催や、キウイを活用したエコ活動活性化事業など、フィールドワークの拠点として機能してきました。
京都議定書の約束年を来年に控え、また地球温暖化が全人類的な課題となっている中で、エコプチの取り組みは、小規模ではありますが、応用可能な『持続可能なまちづくりのモデルケース』として注目を集めています。まだまだ至らない点ばかりではありますが、少なからず環境教育の拠点としての役割は果たしてきたと自負しています。

5・エコプチと神社の共存を望みます
私たちの活動は、第二区画から見ると空き地に見えてしまう小さな活動かもしれません。
しかし、地球環境問題という全人類的な課題の解決には、まさにひとりひとりの小さな活動がつながって大きなうねりになるのだと、私たちは確信しています。
平成18年6月に東京都第二区画が発表した『六町第42号』の施行順序のとおりに施行が行われ、その間、区画整理事業用地を暫定活用したヒートアイランド対策・地球温暖化防止対策・環境教育の拠点作りとして、大きな成果を上げているエコプチが維持され、地域のもうひとつの財産である神社と共存されることを望みます。

小さな緑が、私たちの心の扉をノックしています。
あなたなら、どうしますか?
1・情報掲載の経緯
2・私たちの主張
3・私たちの認識とエコプチテラスの価値
4・みなさんの声をお聞かせください(コメント)
足立グリーンプロジェクトホームページ

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