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すき間産業失敗、TRX850。(番外編vol.600)

2014年08月23日 10時45分09秒 | Weblog
1995年に登場したヤマハ「TRX850」は、

ロードスポーツ系のすき間を狙ったモデルでしたが、

残念ながら不人気車種として、

1999年でモデルチェンジされることなく廃盤車となってしまいます。

失敗の要因としては850cc4スト2気筒という中途半端なエンジンと、

ハーフカウルというこれまた中途半端なデザインにあったようです。

登場初期はMTレースのベース車両として使われたり、

鈴鹿8時間耐久ロードレースに使われたりした時期もありましたが、

他社から同じ系列でV型の高性能な車両が登場したことで、

どんどん需要を失っていくことになります。

一般市場でもほとんど売れていません。

市販は大型4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツ系が登場し始めており、

残念なタイミングになってしまったんですよね。

新たなジャンルとして構築されることなく、

消えてしまう運命となった「TRX850」ですが、

教訓を残したバイクです。

大型排気量の並列2気筒は売れないということ。(笑)

国産ではロードスポーツ系で「TRX850」以降、

V型エンジン以外で大排気量の2気筒は存在していません。

速さを求めるジャンルでは「ダメよダメダメ」なんですね!(笑)