設計事務所の日々是好日

仕事、趣味、家づくり、日常の思い、夫婦のこと、そして慢性腎不全のコトなどをつづってまいりたいと考えています。

手の思い出〜姉〜

2012-02-15 12:24:04 | 思い出

30年近く前に26歳という若さで逝った姉。

 

姉の自慢は、長く細い指だった。

ワタシの指は太くて短い、どちらかというと不器用な手。

姉のきれいな手がうらやましかった。

そして、姉はとても器用だった。

編み物が得意で、マフラーなど一日で編んでくれた。

レースのテーブルクロス、セーター、

今やはりの縄編みのロングカーデガンなど、

みごとな作品がいくつも姉の死後に残された。

入院中も文化刺繍をよくやっており、

その作品もまだ実家に飾ってある。

 

編み物をするときの姉の指の動きがきれいだった。

毛糸の玉を床に落として、それをたぐるしぐさも。。。

編み物を教わるときには、古いセーターをほどいて

ふたりで湯のしして、再利用したっけ。

(今考えるとエコだし、羊毛100%の贅沢なものを

 着ていたんだねぇ・・・)

 

ワタシの本好きも編み物好きも姉の影響。

でも、姉がいなくなって以来、編み物はできなくなった。

姉が逝った年に自分が編んでいたセーターが

去年の夏に実家の押入れからでてきた。

ブルーの毛糸で裏身ごろだけ完成したものと

残りの毛糸が、虫くいもなくでてきた。

どんなのを作ろうとしていたんだっけ?」

考えても思い出せないし、

一緒に入っていた編み物の本にも同じ身ごろのものがない。

ついでにちょっとだけ編んでみたら

ワタシの指は編み方を覚えていた・・・

スイスイと目が進んでいく。

同時にぽろぽろと涙もこぼれてゆく。

姉の指の動きと自分の指の動きがリンクして・・・。

 

今年は、編みかけの身ごろをほどいて、

姪にセーターを編んでやろうと思う。

彼女の好きなブルーだし。

新しい編み物の本を買わなくちゃね。

 

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