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フリース☆レビュー

2009-01-22 10:10:05 | diary
ということで、予告通り第2回レビュー大会をします。

今回のテーマは"フリース"です。
一応、過去振り返れば沢山あるんだけど、
それだと単なるお宝自慢になっちゃうから、
今回は、現行品で今現在販売しているものに絞りました。
軽くて温かいし、インナーにもアウターにもなる優れもの。
気軽に着られるからこそ、今回はテクニカル面だけではなく、
普段着としての評価を含めて選びました。

それでは始めますぞ。

・Patagonia / R2 Jacket



1999年の発売以来、形やマテリアルを更新しながら、
気がつけばいつの間にかのロングセラー。
初めて見た時は、革新的だった。
が、当時は機能的な切り返しなんかは、
街着としては不似合いに取られることが多くて、
街ではほとんど来てる人を見なかった気がする。
それでも店に行けば売り切れしているところが多かった。
そこから数回のモデルチェンジがあって、
現在の形になったのは昨年から。
このジャケットはインナー用途を主として作られてる為、
基本的に見幅は狭目。
デイリーウェアとしてはワンサイズアップをお勧めします。
以前のモデルよりもコンパクトだし軽い。
毛足の感じは昔の方が好きだけど、
今の方がヘタり感は少なくて、ガンガン着られると思う。
秋口から春先まで活躍する使用頻度の高いジャケットです。
カラーはシーズンごとに変わるので、
欲しければすぐ買うことをお勧めします。


・Patagonia / R4 Jacket



次もパタゴニア。
こっちはフィルムが挟まれてるから、
防風性がある、いわゆるアウター用のジャケットです。
なので、サイズ取りは通常。
よっぽどの風や寒さじゃなければ、ロンTの上に羽織るだけでOK。
ただ、その分重いし、かさばる。
フィルムが入ってるから、着心地もスムーズではありません。
それでもシェル+フリースを一枚でこなすわけです。
昔よりは幾分薄くなってるし、個人的には大好きなジャケットです。


・The North Face / Versa Loft Jacket



個人的に今季一番のフリースはこれです。
とにかく肌ざわり最高で軽い。
襟が高いのでネックゲイターやマフラーも不要。
光電子採用で保温力も高い。
で、発色が素晴らしい。
ひとつ問題があるとすれば、
女の子が着たほうがかわいい。
このブログ読んでるむさくるしい男どもには似合わない。
少なくともおれぐらいのキュートさがないとね☆
とりあえず2枚買いです。
どちらかというと、キャンプ場で羽織ったり、
街着として着てほしい一着です。


・The North Face / Micromattique Select Zipup



ノースももう一枚。
これは完全インナー用。
なのでちょいとタイトなつくり。
このフリースの優れてるのは、
プルオーバーでありながら、
ジッパーが深い位置までつけられてるっていうことね。
要するにジッパーの開け閉めで温度調節に融通がきくっていうこと。
これは結構重要だったりする。
あと、日常着としてはこれ一枚で結構過ごせる。
外に出る時は上にもう一枚羽織るだけでいい。
すげー便利。
店とか電車とか、アウター1枚脱ぐだけで、
どんな温度でも対応できる。
ということは、外でこれを脱ぐ必要がない。
だからフルジップである必要がない。
その分軽量化できる。
融通のきくフリースです。


・Arcteryx / Scout Jacket



今やすっかりセレブウェアになってしまったアークです。
ハードシェルは高くておいそれとは買えませんが、
このScout jacketはまだ範疇でしょう。
一応分類的にはソフトシェルになるのかな。
Polatec Wind Proという目の詰まった素材を利用して、
防風性は高く、且つ軽いジャケットです。
胸部の切り返しがいい感じ。
薄めでかさばらないので着やすい。
テクニカル寄りなアークの中でも、
わりとカジュアルな見た目のいい感じのジャケットです。
これはわりとパンツを選ばない優秀なジャケットだと思います。


・Haglofs / HuskyII



なんだか最近よく見かけるホグロフス。
スキー場でおっさんが着てるとえらくカッコよく見える。
やっぱ北欧ブランドらしさがあるからかな。
日本での知名度が上がったのは最近だけど、
実は創業から90年以上経つブランドだったりする。
北欧でのシェアは75%だそうですよ。
で、このHuskyIIなんですが、
デザインもやっぱりそんな感じ。
個人的には着ないデザインではある。
それでもベンチレーション兼ポケットとか、
機能はなかなか優れてる。
個人的にアウトドアウェアはUSAものが好きなので、
着たことないんですが、良さげではあります。


・mont-bell / Chameece Lining Jacket



日本の雄、モンベルですが、
コストパフォーマンスの高さにはいつも驚かされます。
実はモンタナにも店があるくらい、
真面目なブランドなんですな。
かゆいところに手が届く、そんなブランドです。
これはまず、激しく軽い。
なんと275g!
しかもナイロンタフタがライニングされてるんで、
防風性も高い。
で、安い。
個人的に安いっていうのは重要で、
高いウェアやギアは気を使っちゃって、
ちょっとしたストレスになることが多い。
けど、安ければ「ま、いいか」ってガンガン使える。
つーか逆にガンガン使った方がウェアやギアも生きてくると思うんだ。
話は戻って、これ1枚着ると着ないとでは大分違う。
色もいい感じで揃ってます。
やっぱり日本は素晴らしいと思う。
ま、ネームバリューは気にすんなってことよ。


・Mountain Hard Wear / Monkey Man Jacket



なんだか最近よく見るので一応。
袖のストレッチは保温にはいいんだろうけど、
ぶっちゃけダサく見えるよね。
で、なぜこのウェアの胸をパッチにする必要があったんだ?
ミッドレイヤーのわりに襟の形も中途半端だし。
なんだかよくわかんないジャケットです。
色目は奇麗なんだけどね。
ま、値段からしたら他に選択肢ありそう。
デザインが気に入ればどうぞってかんじかな。
Colombiaが買収してから、ちょっと変な感じになってる。


・CloudVeil / Gridlock jacket



個人的には好きなブランドです。
ただ、このブランドはシェルに力入れてるんで、
フリースはまぁ…って感じなんでしょう。
フリースに関しては突出したところがないデザインと機能。
良くもなく悪くもなく。
これも他に選択肢はいくらでもあります。
セールとかで安くてデザインが気に入ればどうぞ、ってかんじ。


と、まぁ少ないですが、
今回はこんなもんで。
Patagoniaもパイル系とか入れれば、
もっと書けるんだけど、
完全に街着寄りなのでスルーしました。
山やキャンプに持っていけて、
そのまま街でも着られるウェアがいいじゃない。

あと、個人的にヨーロッパブランドはあんまり好きじゃないのでスルーしてます。
そこ入れると、もっともっとたくさん書けるんだけど、
持ってないし、着たこともないからレビューできないのよ。
悪しからず。
やっぱりどっかで武骨さを求めてるんだな。

あと、フリースを扱ってるブランドが減った。
昔はもっとあったよね。
小さいところとかは潰れちゃってるし。
良いブランドはたくさんあったのに。
嘆かわしいことです。

ま、そんなこんなで参考になればと思います。




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