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「子どもの安全教育グループACE」が行う犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラムをお伝えします

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研究者の倫理

寒い日が続いていますね。
私は今ストーブに張り付いてこの文章を書いているのですが、
寒くてくじけそうになると思い出す、素敵な研究者がいます。

私がイギリスで出会った女性の研究者で、
とてもチャーミングな方です。もうお年は今年で70歳になります。
犯罪社会学、法学が専門で、イギリスの内務省にお勤めでした。

彼女は、いつもおしゃれで常にユーモアを忘れず、
「人間は逆境にあればある程、微笑みを絶やしてはいけない」、
をモットーにしていました。

彼女のご自宅の暖炉にあたりながら、面白い話をうかがうのが、
、私にとって宝物のような時間でした。

そんな、ほとんど他人に怒りを見せたことのない彼女が一度、
とても悲しそうに、怒っていたことがあります。
彼女の師の研究を、彼女の同僚が勝手に
自分の研究として発表した、ということを知った時です。

「(師が)血がにじむような努力で生み出した言葉を使い、簡単に、
さも自分が思いついたように発表するほど彼に力がなかったとは、、。
彼は研究者として浅はかであり、そして彼の行為は泥棒です」
「研究とは、一人の思い付きではできず、様々な人とともにできるもの。
だからと言って、たとえ自分が末端であってもその場所にいたからといって、
それを勝手に使う権利はありません。知を侮辱する行為です」

私は初めて彼女が静かに怒るのを見て、研究者としての倫理を学びました。

研究者とは、謙虚であり、つねに学ぶ姿勢を忘れないこと。
そして簡単に人の成果を盗まないこと。
彼女の言葉をいつも思い出し、いつも毅然としていたいな、と日々思っています。

日本女子大学市民安全学研究センター 楊奈穂


ジャンル:
ウェブログ
キーワード:
犯罪社会学

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コメント

  • 素敵な出会い。。。
  • (はらっちぇ)
  • 2010-02-15 10:30:55
  • 五臓六腑にしみる話ですねぇ。。
    あれ?お酒でないよ(笑)。
    人は、多忙な時ほど、心を穏やかに笑顔を絶やして
    はいけないんだよねぇ。。。私も上司にご教示いた
    だいたことがあるわぁ。

    そして、研究者としての志をしっかり守っている
    貴女は、やはりすばらしぃ。。。
    深イイ話をありがとう!

  • とっても大切なこと
  • (Naho)
  • 2010-02-15 22:18:32
  • はらっちえさん、コメントありがとうございます。
    ここに書いたことは、いつもついつい自分が忘れて、自暴自棄になりそうな時に、思い出すことなです。だから、決して志を守っているわけではなく、、恥ずかしッ!
    ただ、自分も含めて、子どもにかかわる研究をしている者は、子どもに恥ずかしくないような、研究する姿勢を見せるべきだと思っています。だってそうじゃなきゃ、子どもに「人の物を盗んではいけません」「うそをついてはいけません」って教えられないもんね

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