acc-j 茨城 山岳会日記

acc-j 茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

子持山・獅子岩南壁直上ル-ト

2010年12月17日 01時39分57秒 | 山行速報(アルパイン)
12月15日、子持山・獅子岩でクライミング。
目指すは南壁の直上ル-ト。
知る人ぞ知る、このル-トに名前は無い。
数十年前から開かれていた古典ル-トとのことだが、真価はいかに。


獅子岩全景

冬晴れの上州は、雪山の香りが北風に乗ってやって来る。
南壁はそれを遮り、しかも陽光を溜め込むようにお天道様の方角を向いている。
もういくつ寝ると・・・。なんて時期にも関わらず、ここだけはホッカホカ。
このまま日和たくなるような陽気である。

肝心の南壁は、「ここを登るのかぁ~」とコレまた日和りたくなるような急傾斜のスラブ。
それでも何とか思い留まって、登攀準備。
メンバ-はsak・Aさんの茨城隊、”あ”さん夫妻の東京隊の2パ-ティ-、4名。
「さあ、たのしいクライミングの時間です」


2ピッチ目より、”あ”さん夫妻

1P・20m
やさしい階段状から次第に傾斜が増してくる。
ピッチ終了点直前からが登攀のはじまりといった感じ。
一定間隔で、しっかりしたハンガ-の支点があり、安心だ。

2P・15m
ここから傾斜はさらに急となる。
小さなカチや甘いホ-ルドを拾いながら丹念に。
フリクションの効きがイイ。

3P・20m
階段状スラブを左上気味に数m行ってから直上。
フレ-ク状の岩を利用してレイバック。
フリクションに不安が無いので、大胆に決まる。
見せ場ピッチといえよう。
2畳ほどの土のテラスまで。


核心ピッチを望む
4P・20m
一層、壁は立ってくる。しかも逆層気味。
実際、微細なクラック、カチを拾っていく。
ピッチ終了間際が核心。ノッペリした急傾斜スラブはA0で。


ミッフィ-岩が見える
5P・20m
急傾斜スラブを数m登ると、傾斜も落ちる。
4P目に比べると容易。
獅子岩の頂が見えてくる。このあたりみると、”ミッフィ-ちゃん”みたいでかわいらしい。


垂壁を行くAさん

6P・15m
正面の垂壁。カチとはいっても掛かりはいい。
最後のバルジは、上部がノッペリ岩で、乗越しが難しい。
それを越えれば、獅子岩頂上の肩。踏み跡にホッと一息。

7P・10m
肩から頂上は凹角状を行く。
フェイスを1段上がって岩の突き出しをランジ。
落ちても安定しているので大胆に。
凹角に入り込んで最後のフェイスは容易。

頂上は北風にさらされ寒い。早々に後にする。
鎖ハシゴを降りて、肩で一休み。ここは風が来ないので、日向ぼっこに丁度イイ。


開放的で全編眺めがいい

下山は同ル-トを懸垂下降で。
2P分づつ、3回の懸垂下降で取り付きに降立つ。
次々と降立つ我々の傍を、つがいのカモシカが我関せずといった風体でノソノソと歩いていった。

存外、今シ-ズン屈指のクライミングとなった。
すっきりとしたスラブに直上ル-ト、程よい困難さ。アプロ-チだって1時間も掛からない。
支点もしっかりしているし、見晴らしから眺めれば堂々たる見栄えに、あれを登ったのかと充実感が満たされる。
もっともっと登られてもいいのではないかと思うのと同時に、立派なル-ト名を冠してやりたいと思いつつ、岩場を後にした。

sak
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 奥秩父 大原平 | トップ | 西上州 天狗岩~烏帽子岳 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。