acc-j 茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


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八ヶ岳・中岳北東稜

2013年04月15日 00時02分16秒 | 山行速報(冬季)
歩きながら枝を折る。
迷わないよう、枝を折る。
後戻りはできない、あの日に枝折る。

ここに来た、その証に。
それを忘れないように。


2013/3/29、八ヶ岳・中岳北東稜



寒さもゆるんだ3月
下界では早々、桜の開花がすすむ。
八ヶ岳にしても、あの寒さは、もうない。

昨年の中岳ク-ロア-ルに続いての中岳シリ-ズ第二弾
中岳北東稜。

パ-トナ-はガストンさん
去年に続いて、シブめのチョイスにお付き合い頂いた。



北東稜は、中岳から北東に派生する尾根でク-ロア-ルの右岸側。
過去の記録では6ピッチとあった。

3月の締り雪なら、行者小屋から30分ほどで取付。
とはいえ、最近の不摂生もあってかココまででも息が上がる。
天気は上々ながら雲が速い。防風に雨具を着込む。

1ピッチ、リ-ド
緩い傾斜の草付
落ちる気もしないが、良い支点がないので直上しダケカンバでビレイ



2ピッチ、フォロ-
1段上がって薮と岩を行くと少し立った凹角。
手がかり、足がかりはあるが、残置支点はなく、灌木で取る。
フォロ-ながらチョット緊張する。

3ピッチ、リ-ド
薮を行くと、細いリッジ。
両側とも切れ落ち、なかなかの高度感。
振り向くと主峰・赤岳が大きい。



4ピッチ、フォロ-
リッジを詰め、岩塔。その先はボロボロのリッジにギャップ。
慎重に手と足を選んでギャップへのクライムダウン。
スタンスが外傾していてなかなかイヤラシイ。





このギャップでク-ロア-ルと合流。
やはり、安定しないボロボロのナイフリッジを少し登る。

クライミングはココで終了。
安定したところまでロ-プを引く。
あとは中岳には登らず適当に尾根を下ると中岳沢の踏み跡に合流した。

なんという地味さ、コンパクトさであろうか。
しかしながら、人跡を嫌ったアルパインとして充分楽しめる。
また、高度の低いため風の影響を受けづらいので、転進ル-トとしての価値は高い。



「いよいよだな」とガストンさんは言う。
それは、いよいよ登っていない八ヶ岳のバリエ-ションがなくなってきた、ということだ。
「安心してください」とsakは言う。
それは、まだ1本残っているではないですか、ということだ。

まだ1本ある。
まだ終わっちゃいないのだ。

そうして、また、枝を折る。
迷わないよう、枝折る。

ここに来た、それを忘れないように。
地味な存在にも価値がある。
栞に記憶の道しるべ。

sak
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