acc-j 茨城 山岳会日記

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谷川岳・幽ノ沢V字状岩壁右ル-ト

2011年07月17日 22時56分28秒 | 山行速報(アルパイン)

谷川岳・幽ノ沢V字状岩壁右ル-ト

幽ノ沢出合から

「梅雨明け10日」の言葉通りに暑い日が続く。
こんなときにはやっぱ沢でしょう!
ということで、硬派な二人は沢は沢でも幽ノ沢。
このたびの相方はパ-トナ-としては初顔合わせのACC-J東京・ARさん。
アプロ-チで沢と戯れ、華麗に登攀と洒落込みましょうぞ。

などと言ってはみたものの、真夏の谷川登攀といえば、熱さと渇きに代表される禁欲的なキ-ワ-ドが思い浮かぶ。
7月半ばといえども、例年のイメ-ジでは、もはや8月の気温が続く。
少々不安を抱えながらも、このたびは快適登攀を目指す。

谷川岳ロ-プウェイを4時にスタ-ト。
今年から登山指導センタ-から先が交通規制。

一ノ倉出合で一休み。
なぜか、どうしてか車が一台。
「どうやって入ったの?」の問いに「何で入っちゃいけないんだっ!」と私にゴネられても存じ上げませんわ。

大滝手前のS字ゴルジュ

気を取り直して、幽ノ沢出合。
さてここからが本番。
沢沿いを行くとS字ゴルジュ。ココのナメを慎重に越え、大滝前で雪渓に乗る。
雪渓は大滝の中ほどで切れ、ちょっと緊張のクライムダウン。
二俣で再び雪渓に乗り、右俣。その後二度ほど雪渓に乗っては降りるを繰り返す。
ここは、隠れた核心だ。

カ-ルボ-デン

カ-ルボ-デンは開放的。行く先にドドンと岩壁が立ち並ぶ。壮観な眺めである。
中央のカンテ状を行くが次第に傾斜が増す。
しかし岩の乾きにアプロ-チシュ-ズのステルスラバ-が食い込む。
反面、暑さと前半の雪渓処理で幾分消耗し、途中、右俣リンネで水場休憩。
ココからの眺めは、なるほど「V字状」が見て取れる。

カ-ルボ-デンを行く

リッジ行き詰まりの取付でシュ-ズとロ-プを出す。
ジャンケンでARさんからスタ-ト。

1P・25m:フォロ-
取り付きから右にトラバ-ス。右俣リンネを越えてリッジまで。

2P目フォロ-のARさん

2P・25m:リ-ド
一旦、フィックス使用のクライムダウン。
右にトラバ-ス。ガイドに出てくるT2(右下方向)は見出せず、視界に入る右斜上の支点まで。
容易だが中間支点が少ない。

3P・50m:フォロ-
開けたスラブでどこでも登れそう。とくに右の階段状かと思ったが、ここは直上で正解らしい。
被り気味のフェイスは左から巻く。明確な支点はないが、ハ-ケンが二本並んで打ってあるところでビレイ。

4P目フォロ-のARさん

4P・25m:リ-ド

広いスラブを直上。ペツルとハ-ケンの支点まで。

5P・25m:フォロ-
スラブ状フェイスを右上。左に狭いルンゼが見えるところまで。

6P目全景

 

6P・45m:リ-ド
ここから進路が左上に折れる。
狭いルンゼからフェイス。フェイス上部の乗越しが核心。
中央突破も可能らしいが、しばし逡巡。高度感のある左垂壁に体を入れて乗越し、草付を行く。
明確な支点がなく、凹角下の薮とハ-ケンでビレイ。

7P・20m:フォロ-
凹角を快適に越え、残置の見えないフェイス手前まで。

概ね乾いた岩に快適な登攀。
浮石やガレも少なく、意外とカッチリしたホ-ルドスタンス。
初顔合わせで3時間半はまずまずのタイムだ。
草つきの多さに和の趣。残念なのは枯れ草の堆積が多くこの点だけはスッキリしない部分ではあった。

薮と潅木の急傾斜を越えると石楠花尾根のテラスに付くが、ここまでの薮と潅木帯は傾斜が強く、ロ-プを出すべきであったと少々反省。
石楠花尾根の踏跡も、ハッキリしたり微かなものになったりを繰り返すが概ね尾根を行けば間違いない。
ホトホト疲れて途中の平らな岩で休憩。
そこから堅炭尾根登山道までは僅かの踏ん張り。

詰めの薮

芝倉沢で充分な水分補給と、雪渓の冷気でク-ルダウン。
エアコンなんてメじゃないなぁ~。

あとは歩道専用の国道291号線をボトボトと下る。
雷鳴を聞きながら幸い雫は落ちなかった。鎮魂碑を眺めながら一ノ倉。
出合に警察官。車で入った方への取締りとのこと。
なかなか厳重、公平なのはいいが、そもそも簡単に入れちゃいけないのでは?

ロ-プウェイから一ノ倉まで有料バスが運行していた。
大人片道500円。一瞬気持が揺らぐ。
しかし、硬派な二人は易きに流されるような選択はしないのだ。
一瞬の気持の揺らぎは、出来心というものだ。きっと多分。
もっと硬派な料金ならば、或いは・・・。

sak

 

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1 コメント

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クライミングタイム (あ♂)
2011-07-20 00:18:49
写真撮影データを見てみたら
クライミング時間は3時間くらいでやんしたっす
m(_ _)m

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