acc-j 茨城 山岳会日記

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裏妙義・木戸壁右カンテル-ト

2011年12月16日 22時23分43秒 | 山行速報(アルパイン)
裏妙義・木戸壁右カンテル-ト



妙義山といえば、天を衝く岩の峰々。
あれだけの岩壁はなかなかない。
表妙義、裏妙義とも縦走路が築かれているが、鎖場の連続でなかなか気は抜けない。

しかし、アバタ状に加えてその脆さはクライミングの対象にならず、クライミングを楽しむ者にとっては残念至極なわけだ。
どうやら妙義山は安山岩の溶岩、凝灰岩、礫岩で出来ているらしく、700万年前の噴火で出現した。
その後、風化・浸食し現在の荒々しい山容になったものらしい。
荒々しい山容=風化・浸食が激しい=脆い・・・とまあ、そういうわけだ。
その妙義にあって、クライミングできる往年のル-トが近年整備された。



興味を持っていたところに、ガストンさんのお誘い。
さすが、ガストンさん。アルパイン魂のハ-トをガッチリと掴んでいらっしゃる。(笑)

国民宿舎裏妙義のフロントに駐車許可をいただき、丁須の頭に至る登山道、籠沢コ-スを40分ほど歩く。
右手に岩小屋が見える。これが木戸壁である。
岩小屋を正面に見て右へと進むと、岩壁も終わろうかというところにボルトが打ってある。これが取付。



1P・リ-ド
フェ-ス直上。炭団のホ-ルド、いわゆるガバが多くフリクションも効く。
しかし、予兆なく剥離することもあるので慎重さは持ち合わせたい。

2P・フォロ-
凹角~フェ-ス。ボルトが整備されておりそれを辿る。
想像以上に立ってはいるものの、ホ-ルド、スタンスは多いので楽しい。



3P・リ-ド
フェ-ス直上。右にリッジ。リッジ向こうにロ-プとカラビナ残置。懸垂下降で回収できなくなった残骸か?
このあたりからイワヒバが多い。これがちょっと曲者なので注意。松の木テラスまで。

4P・フォロ-
右上し少しかぶったカンテ。核心でもあり痛快なところでもある。



5P・リ-ド
フェ-ス。階段状で容易。切れ落ちているので高度感があり気分がいい。
かぶった上部城塞手前まで。ここでボルトは終了する。

6P・フォロ-
上部城塞は支点が取れれば右の凹角もありかなと思うが脆そう。
セオリ-通り左にトラバ-スし、薮とイワヒバの詰まったルンゼを行く。支点は立木だけ。
炭団ホ-ルドと両足ツッパリで越えていくが、薮がうるさい。これを整理したなら、なかなか痛快なピッチになることだろう。



7P・リ-ド
正面の切れたリッジへ上がる。
正面に3本の凹角、右側壁にも浅い凹角。いずれを登っても行けるのだろうが、支点はない。炭団岩で最低限取る。
右側壁中ほどの真中凹角を行く。リッジはアバタ状のナイフリッジ。リッジ終了後、立木でビレイ。



8P・フォロ-
薮の先に岩峰が見える。折角だからとロ-プを伸ばす。
簡単な岩峰を左へと回り込んで直上すると、見晴らしがいい岩塔。木戸壁の頭といった雰囲気。

木戸前ルンゼやその向こうの岩壁、丁須の頭を横から望む。なかなかいい景色だ。
しかし、決して固い岩では無いこのル-ト。いにしえの初登者はもちろん、整備した方々に感謝である。

下りは木戸前ルンゼや北籠沢を下降する案もあったが、同ル-ト懸垂下降で。
炭団岩やイワヒバがロ-プ回収の妨げになるので、ロ-プ一本で短めに。



先日の降雪で北側斜面は雪が残るものの、南面の木戸壁はぽっかぽかの日和。
思いのほか面白い登攀だった。
ガストンさん。この勢いで年内にもう一本、いかがですか?

sak
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