acc-j茨城 山岳会日記

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登川・米子沢~巻機山

2016年10月19日 01時45分09秒 | 山行速報(沢)

2016/10/15 登川・米子沢~巻機山


「はぁ~。いいねぇ。」

そう、何度言ったか。
いや、腹の奥底から自然と出てきたことか。


決して

     イイネ!(・ω・)b

そういうのじゃないです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

米子沢は言わずもがな。
巻機山に突き上げる名渓。
sztさんと。

前夜に桜坂駐車場へ。
朝には駐車場は満車状態。さすが、秋の巻機。
いつも平日山行のsakは「なんか土曜日ってすごい」とか思っちゃうのでした。

作業道をテクテクあるいて、河原は乾いた石伝いにトントン跳ねるがごとく。
秋空が心地いい。

そして最初の「はぁ~。いいねぇ。」

滝場の前に身支度を済ませて滝場を適当に行く。
多段大滝は右岸高巻く。

10m滝は水流右の岩溝を行くが、朝一なので慎重に。
あとは、登れそうなところを、登って行く。
今日のこの天気に乾いた岩なら不安はない。

ゴルジュ帯も問題となるところはないが、初心者がいたならロ-プを出した方がいいだろう。
程よい間隔で滝場をこなしていくと、米子の白眉。

大ナメ。

草原に、やや枯れの草原。
向こうに雲一つない青空。

「はぁ~。いいねぇ。」

言葉ではないのです。
たぶん、写真でも伝わらないのです。
それは、そこでのみ感じることなのです。

 

ゆっくりと、堪能しながら水を蹴る。

 「はぁ~。いいねぇ。」

sztさんと顔を見合わせ、この言葉他ない。

 


青空への階段をゆっくりと。

 「はぁ~。いいねぇ。」

この瞬間、みんなにも分けてあげたい

 


左俣から避難小屋に出る。
優しい巻機の峰に行き交う人たち。
それに習って、巻機本峰から牛が岳まで。

越後駒-巻機-谷川。
憧れの縦走路を仰ぎ見る。

この山が、そしてこの草原が生まれてこなかった、世界を想像してみる。
彼が、彼女が、生まれてこなかった、世界を想像してみる。


この世界は、偶然なのだろうか?
否、現実はいつでも必然だ。

素晴らしき哉、山人生。


sak



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