+H (acca)

今日はどんな一日でしたか? 僕は…

次はオシム

2006-06-24 20:23:09 | football
Jリーグの創設に尽力し,その類まれな決断力や実行力などが賞賛された川淵三郎“キャプテン”も,最近はあまり評判がよろしくない。
誰も口を挟むことができないワンマンなリーダーと,ジーコを代表監督に選任してからというもの,この人の評価は下がる一方だった気がする。
それでも愛すべき一面は相変わらずで,やはりこの人はおちゃめで憎めないおじさんである。

Yahooニュース「あ,言っちゃった」

ドイツから帰国した直後の会見で口を滑らし,次期代表監督としてオシムを最有力候補として交渉中であることを明かしてしまった。
現在監督業を勤めているジェフ千葉やオシムが激怒してもおかしくはない。オシムがへそを曲げないことを祈るのみだが,言ってしまったものは仕方がない。その後,契約締結交渉の最高責任者である田嶋技術委員長に説明をさせたのは,正しい対応だったろう。
うっかり名前を漏らした挙句に言葉を濁して煙に巻こうとしても無駄であろうし,当人や千葉にかかる迷惑はそれこそ計り知れないレベルに達する。
それにしても,いみじくも会長から名前が出た以上,ジェフもオシムがもし乗り気でなかったとしても,断りにくい状況にはなったように思う。もしかして,それを狙って一芝居打ったわけではなかろうが。
まあ,そんなことはさておいても,現在リーグ中断のオフ期間であるジェフ千葉はとんでもない騒ぎになっているだろう。
いくら名誉ある代表監督職とはいえ,仮にもシーズン期間中にチームの象徴ともいうべき名将をかっさらわれるわけである。マスコミ,サポーターその他から殺到する電話が,寸時のいと間もなく鳴り続けていることだろう。
広報部のみなさま,ご苦労さまです。

それにしてもオシムとは,これ以上ない人選だと素直に思う。
もちろん成功が約束された監督就任などあり得べくもないが,日本のチームであれだけの実績を挙げた監督は他にはいない。
就任以来3年間,決して十分とはいえない戦力で,強く,しかも魅力的なサッカーを僕たちに見せ続けてくれている。
個人の才能で世界のトップレベルに伍することができると,ジーコがいう「日本人の才能」に,いまいち非現実的な空気を感じ続けた僕は,決して卑屈になっているのでなく,「身の丈にあった」サッカーというのを見てみたいと思っている。
ワールドカップを通して,どの国もが「これが俺たちのサッカーなんだよ」と,たとえ勝とうが負けようが,特徴的な戦いを見せてくれているいま,ものすごくそう思うのである。
日本人の特性を把握し,それに見合った最適な指導,そして戦術を志向してくれる存在こそが必要なこのとき,実際に日本人のチームを率いて実績を残し,さらに世界でも十分なキャリアを積んできた監督が日本を率いてくれる。
その名を聞いて胸をときめかせているファンは,数え切れないほどいるだろう。
川淵さん,田嶋さん。言ってしまった以上は,死ぬ気でやりましょう。
「ダメでした」では収まりませんよ,きっと。
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