Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

防振、制振材の使いこなし(その三)

2014年02月06日 | ボックスチューニング

お待たせしました。道草を食ってしまいましたが、制振材の使いこなし(その三)です。今日はX-Damperの実地施工例のご紹介です。途中からの方はその一と二を先にご覧ください。

→ 防振、制振材の使いこなし(その一)
→ 防振、制振材の使いこなし(その二)

さて今回の施工例では、次回から連載の「段付きバッフル17cm2way製作例企画」のBoxを使用します。板厚は24mmというがっちりタイプです。(このシステム、或いはBox部の詳細仕様は別途ご紹介します。)

ここでは、「鳴らさない」Boxチューニングの例となります。バッフルステップ補正回路の併用をお勧めします。中低域がしっかり出ますので、板鳴りによる付帯音をきちんと除去すると非常にHi-Fiな再生音が得られます。この手法は芯のあるしっかりした再生音が得られますので、強く推奨します。

Boxの内部はこの様になっています。(段付きバッフルの接着前)

バスレフポートは背面に付いていて、SPターミナル(バイワイヤ対応)の所に補強桟が貼ってあります。左右の側板に連結棒が入っています。これらは予め分かっていて、設計段階で入れていますが、そうでない場合は補強の必要箇所を見つけ出す作業が付けくわえられます。

まずはじめに、Box内に吸音材を多めに詰めます。

何故かといいますと、Boxの板鳴りとBox内の反響音という異なる響き(周波数)が同時に聞こえてしまうと、板鳴りの状態が良く判らなくなってしまうからです。

さて、試しにBox背面の角部(木口)をコンコンとやってみて下さい。「コツッ」という固く、響かず、尚且つ音量も小さい音ですね。これが究極の理想状態です。但し実際に全ての個所をこの様にするのは不可能なので予めご了承ください。(^^;

Box外面のそこいらじゅうをコンコンやって具合をみます。

天板の中央は固く強く響きますね。この様な箇所(腹鳴り)にはX-Damperが良く効きます。

このBoxは予め左右の連結棒や背板の桟が入っていますが、無い場合は低い音で強く鳴ります。この辺りはフィーリングで決めてしまいましょう。ブックシェルフ(直方体的な)Boxでは、左右は連結棒(共振点を分散する)、バッフルや背板は桟(剛性を上げる)が経験的お勧めです。板厚が薄い場合は、側板や天板にも桟を入れると良いです。

桟の入った背板では、剛性が高いのが災いして、(桟の位置で)固く強い鳴きが出ます。そこで、このBoxの場合は天板中央、底板中央、背板の桟の上の三か所にX-Damperを貼りつけました。再度コツコツやると、鳴きの余韻が素早く減衰し、かつ音量も下がっているのが確認出来ると思います。

これはいちいちやっていただく必要はないと思いますが、フレーム鳴きに対する処置です。フレーム鳴きと言えば、通常はフレーム部自体のカンとかキンと鳴る事を指して言いますね。ここではそのことではありません。確かめ易いようにウーファーをひっくり返してマウントしています。マグネットまわりをいろいろな方向からコンコンとやると、例えば200Hz程度の低い周波数で鳴るのが分かると思います。周波数が低いので、鳴きの音量は小さいです。これはフレームやバッフル、Box全体が変形して共振する低い共振モードです。鉄板フレームですとゴーン!という非常に強く分かり易い鳴きが出ます。これが結構音を濁します。ここもX-Damperにご登場いただきましょう。17cmクラスですとさすがに1個では無理です。2~4個の取り付けがお勧めです。

はい、こんな具合です。

同じ様にトゥイーターにもお勧めです。

ざっとこんなものです。濁りなく、芯のある、自然でリアルな音をお楽しみ下さい。X-Damperが結構な個数必要になりますが、巷のオカルト商品よりはずっと安くて、効果もきちんとありますので、かえってお安い買い物だと思います。

それでは今日はこの辺で・・・

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