Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

音像の高い低い?

2017年06月15日 | オーディオいろいろ

 

現在発売準備中のBasicプロジェクトでは、ユニウェーブ方式を採用しており、音像定位が非常に優れています。音像も非常に高いです。さてここで、「音像の高さ」については、既に何度か話題にしていますが、やはりピンとこない方が多いと思いますので、今後も時々取り上げたいと思います。

音像定位というと、一般的には左右のスピーカーを線で結んだその線上に点状に音像が並ぶという理解がほとんどかも知れません。ところがきちんとしたステレオフォニック(立体音響)と比較すれば、この様な定位とはリアリズムに天と地程の違いがあります。

ここで「音像の高さ」が重要なキーワードとなります。上記の「線上」の定位というのは、まったくもって立体感が出ていない状況です。音像の高い状態というのは、文字通り高い位置に結像する事を言っていますが、この状態では奥行きの距離感もリアルに再現されています。即ち「線上」定位は一次元でしかありませんが、高さ感が出る状態は三次元空間の再現が出来ている状態です。

実は、「線上」定位の状態とは、音像が低い、或いはスピーカーから音が離れない状態であり、だから、左右のスピーカーを結んだ線上に定位する事になってしまうのです。音像が高いというのはスピーカーの存在が消えた状態であり、これにより前方の空中に音像が浮かび上がるという事です。

さて、音像が高いという表現は、けっして特殊な感覚表現をしているわけではありません。文字通り高い所から聴こえる状態になります。つまり天井スピーカーから聴こえている様な状態になります。

さてここで疑問が生じますね? 正面で演奏しているはずの楽器の音が天井の方から聴こえてくるのは奇妙な話だと思われるでしょう。ところがこれで正解なのです。視覚上の位置と聴覚上の位置が一致するとは限らないと言う事です。理屈優先の石頭であれば、一度それをぶち壊して、素直に現実の音を聴いてみて下さい。コンサートホールでは特にこの状態が解り易いので、是非一度ご体験下さい。

「音像の高さ」が一度理解できるようになると、システムの品位判定が極めて的確に出来るようになります。歪や雑味や付帯音が多い、或いは位相回りが悪い場合や、過渡歪の多いシステムでは音像が必ず低くなるので、簡単に(1秒で)駄目出しが可能なのです。スピーカーに限らず、アンプ類についても同様です。

 

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7 コメント

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Unknown (GX333+25)
2017-06-16 00:49:53
 お久方ぶりです。

 周波数ドメインがすっかりダメになったのですが、音場の前後・上下という表現はとてもよくわかります。なんとか自分でも、と努力してきたのですが……。

 もっとも、そこまで追求してしまうと、録音のアラなども丸出しとなってソースが限定されるのではないかと懸念もしています。昔々のL,C,Rの3本のオフマイクといった、今ではかなり過去のボケた録音とも評されるものでないとダメ、とか……。
Unknown (Mr. Hippo)
2017-06-16 08:07:17
お早うございます、GX333+25様。

>そこまで追求してしまうと、録音のアラなども丸出しとなってソースが限定されるのではないか・・・

御心配にはおよびません。(この事ももっと強調する必要がありますね。ご意見に感謝します。)音像が低い状態というのは、広義の「歪」が多い状態であり、基本的に不自然で不快な音の状態です。即ち音像が高い状態というのは心地良い方向性です。

ですから、音像が高い再生装置では、今まで聴く気の起こらなかったソースを掘り出して来て、片っぱしから聴いて楽しんでみたくなります。アラが強調される方向性ではないのです。

私自身、今更ですが最近はっきり解って来たのは、音像が高いというのは、解像度が高いというよりは、歪感が少ないと言う事です。従って、音像が高くて且つ情報量が多い様にするのは、非常にハードルの高い技術を意味しています。

>昔々のL,C,Rの3本のオフマイクといった、今ではかなり過去のボケた録音・・・

音像が高く、且つ情報量の多い装置を実現すると、昔の録音の優れた面を再認識する事になりますね。まったくボケた音ではありませんし、(マイク干渉が少ないので)位相歪の少ないすっきりした自然な音は素晴らしいと思います。
Unknown (GX333+25)
2017-06-16 11:49:08
再コメント、ありがとうございました。

 先の投稿と一緒に書いておけばよかったのですが、すっかり忘れていました(最近、本当に物忘れが酷い)。

 私の環境では、スピーカーの起き位置が非常に高く、しかも接近したところしか設置しようがありません。したがって、仰ぎ見るような感じでないとまともにならないのではないか、目の前に結像しても「音像が低い」ことにならないか、と少し気になっていました。……快適に聞けていればそれでいい、とも思うのですが。

 幸い、目の前にセンターが結像し、そこから私の方へ、そして上へ抜けていく感じがするので、hippoさんがおっしゃる感じと近いのかな、とも思っていますが、さてどうなのか。

 今の場所に移る前、もう少し距離があって、耳の高さ近くに設置できていたときも、目の前に結像して、そこから私の方へ向かってきて、上へ抜ける感じと理解し、なんとか実現できていたのですが、音場が下がる、というのは今の環境からして、少し気になりました。

 再々すみません。
Unknown (Mr. Hippo)
2017-06-16 13:13:30
GX333+25様、よい御質問ですね。(^^

大抵はやや低い所にスピーカーが置いてあって、それよりも高い位置に音像が出来る事になるので、単純に「上から聴こえる」と言っています。なので、最初から高い位置にスピーカーがあるとどうなるのか、疑念を抱かれるのはもっともですね。

音像が高いという事は、もっと正確にしますと、スピーカーの設置高さ(上でも下でも)とは無関係に、(正面を向いている)自分の頭の斜め上に音像が出来る、という事になります。(実際には完璧にスピーカーが消える訳ではないので、多少影響は受けますが。)

従いまして、お聴きの環境では、仰るように聴こえるのは正常です。或いは、逆立ちして聴けば、音像は床の方に下がる事になります。まぁワザワザそんなことはやらないでしょうが・・・(^^;

※高所に設置する場合は、ユニット(バッフル面)が自分の方に向く様に角度をつけて下さい。(タイムアライメントを合せるためです)
Unknown (Mr. Hippo)
2017-06-16 13:28:07
GX333+25様、追記です。

天井スピーカーが、「音像の低い」スピーカーだった場合について説明を忘れていました。この場合は「高くなる」事になります。どっちなんだ・・・(笑) 要するにスピーカーから音が離れない状態では、まさに左右のスピーカーを結んだ線上に定位するという事です。「音像が高い」という言い方は万能ではありませんが、まぁご容赦下さい。(^^
Unknown (GX333+25)
2017-06-16 14:27:59
 ありがとうございました。

 しばらく鳴らしていなかったので、いろいろ聞き込んで確かめてみることにします。

 もっとも、そちらのアンプやプレーヤーとは比較にもなりません。all-in-one を重視したこと(と自分の財布から出せる限界(^^ゞ)から、ソニーのMAP-S1です。比べものにならないでしょう?(笑)

 一言だけ弁解すると、やかましい量販店の「オーディオ」コーナーを(耳をふさいで)通り過ぎようとしたとき、ふと後から呼び止められたようなしなやかな音がしたことに印象があったためです。それ以上でもそれ以下でもありません。

再々失礼しました。
Unknown (Mr. Hippo)
2017-06-16 15:40:38
GX33+5様、

いえいえ、こちらこそ皆様の実際の感じ方や状況を知る事が出来るので、勉強になります。

因みに、高級品の凄い音というのは確かにありますが、安いのは全部ダメという事もないと思います。当方でもマランツのレシーバーM-CR611はお勧めの取り扱い商品で、完成品スピーカーとのセット販売もしております。某有名国内メーカーの20万円のプリメインアンプよりも音像が高いし、癖の無い自然な音です。(^^

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