Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

BasicプロジェクトのユニウェーブTW完成

2017年05月14日 | 製品紹介

 

前回に引き続き、ユニウェーブ用トゥイーター(+専用ネットワーク)が出来上がりましたので、このBasicプロジェクト2wayシステムについてご紹介させていただきます。

前回、「フルレンジよりも音像定位と音場感が良いマルチ」というお話をしましたので、「えーっウソでしょ?」と思われた方がおられるかも知れません。この辺の理由などはまた改めさせていただきますが、今回のユニウェーブ2wayは一味違いますですよ!(^^

ユニウェーブについて簡単におさらいしておくと、これはオーディオ評論家の高橋和正先生によって問題提起されたテーマで、インパルス応答を正しく再現する事で、音のニュアンスや音像定位、音場感を改善しましょうという趣旨です。

※ ユニウェーブは正しくは別府俊幸氏が生みの親で、高橋先生は話題を広めた側になります。訂正させていただきます。

ここでの重要要件は、タイムアライメントを合せて、ユニットは全て正相接続、クロスオーバーは-6dB/oct(次善策はTWのみ-18dB/oct)というものです。(Basicプロジェクトでは小型トゥイーターなので、低域を早く減衰させる様に-18dB/octを採用しています。)

そして、暫く前から私もやってみて、「マルチシステム特有の肩がこる様な硬質感」の問題が無い自然な音が何よりもの美点であると感じていました。この問題については、出音の穏やかな欧州製のお馴染みの高級ユニットでマルチを組むと、硬質感の問題が目立たないので気が付いていない方も多いかと思います。ところが、音離れ(ここでは鮮度感とかクリアー感の意)重視のユニットでマルチを組む場合は、硬質で耳を刺す様な疲れる音にならない様に、玄人の技が必要になります。

さて、何が言いたいのか判った人はエライ! はい、つまり音離れの良いユニットで硬質感の無いマルチが組めれば、一般に両立の難しい「鮮度感の高い音と、疲れない音のトレードオフ」の問題が高度に解決出来ると言う事なのです。

さて、ここでは音離れ重視のPARC製10cmウッドコーンを用いていますので、鮮度感抜群で且つ心地良い音楽が聴けたら嬉しいですよねぇ? はい、なかなかにいい線行きました! しかも、音荒れの目立ちやすい古い録音などでも、好き嫌いなく楽しめます。また、音像定位や音場感は非常にリアルで、特に定位の正確さ、分離の良さはピカ一だと思います。そしてとどめは、鮮度感と心地良さの両立です。ナチュラルなボーカル再生の一方で、打楽器のシャープな応答感も出します。これはハイエンドシステムでも難しい事なので「凄いのです」と言う事を強調しておきます。(^^

2週間後のPARCサウンド鑑賞会でデモをやりますので、お楽しみに!

< 追伸 >

硬質感の原因を技術的に解明しようと、この1週間狂人の様に(笑)実験をやり続けました。今のところ、もっとも直接的な原因は、タイムアライメントずれによる「インパルスの二度打ち」が過渡歪を発生させて、硬質感を作っているという事ではないかと思っています。(←まだ仮説です)

アライメント調整は、インパルス波形観測で合せた後、1~2mm単位でトゥイーターを前後に移動して聴感で追い込む必要のあることが判りました。何と時間軸で3マイクロ秒という超精密な話になりますが、それでも結構はっきりしたスイートスポットが見つかります。但しこの作業のためには少々聴覚の修練が必要で、具体的な詳細は企業機密ということでご容赦下さい。来るPARCサウンド鑑賞会ではネタバラシするかも知れませんが・・・(^^

※ キット製品では、指定通りの位置にトゥイーターを設置していただけば、アライメント調整の問題はありませんので、ご安心ください。

そして、耳調整でさんざんの試行錯誤を強いられていたのは、タイムアライメント調整が追い込み不足で、ネットワークの肩特性調整だけでは最適化出来なかったのが原因の様です。スイートスポットに入ってしまうと、特に6dB/6dBスロープでは、肩特性を大きく変更しても(聴感上)ビクともしない安定状態が出来る様です。(←まだ事案数が少ないので確証はありません)

本日、本件について高橋先生にも意見を聞いてみましたが、先生の場合も(トゥイーターについては)1mm単位でのアライメント微調整が必要との事で、私の経験とほぼ一致しています。この事は重要ポイントかもしれませんね。(我こそはと思う方は是非追試なさってみて下さい)

 

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