Hippo日記

オーディオの事や感動した音楽の話し、お勧めの癒しの音楽など、徒然なるままに書いてみたいと思います。

Basicプロジェクトのデモ結果

2017年05月31日 | 製品紹介

 

先日の第7回PARC サウンド鑑賞会にてデモをさせていただきました。従来からの特長として、余裕感やしっかりした芯のあるリアル感や定位、音場感の良さがありますが、今回の目玉はユニウェーブ方式による、マルチ特有の歪感が無い点でした。(定位感も更に良くなります) → ひでじさんの作品もユニウェーブで、その特長がよく出ていました。

この特長は、オーケストラやソロヴァイオリンのフォルテが音荒れせずに、しかも生き生きと鳴るところで御感心いただけましたら正解です。(^^

しかも、雑味音が少なくて、音量感がなかったかと思いますが、実際にはPM-10(4Ω400W)のフルボリューム近くまで上げていたのです。

PARC Audio製ユニットならではの鮮度感のある音で、(しかも10cm2wayで)オケやジャズバンドが破綻しないで聴けるというのは相当に高度な事なのです。ハイエンドスピーカーでもなかなかこのレベルの物はありません。通常は破綻を回避するために(結果的に)穏やかな音のユニットを使いますので、生音の鮮度感が出にくいのであります。若しくは鮮度感があっても、耳を刺す様な疲れる音の物が多いのです。

それで、たぶん一番喜んでくれるのは、PARC Audioの冨宅代表ではないかと思っていたのですが、やはりデモ後にやって来て曰く「今までで一番素晴らしい! これならプロジェクトFが要らない! 音像定位の良さも非常に良く分かった!」。

※ 勿論プロジェクトFで同じ事をやれば、更に良い音になりますので。

何故そんなに喜んでいただけたのかといえば、冨宅代表の拘りは音の鮮度感(音離れ)と煩くない音の両立なのです。ところが、この手のユニットでマルチを組むと、ジリジリした硬質感のある音が重畳する事があるので、本当に手を焼く場合があります。この煩さについては、大抵の方はユニットのキャラクターの問題だと誤解していると思います。

また、マルチ特有の煩さはタイムアライメントを合せていない事が原因だと、しつこく吹きこんで下さった高橋和正先生にも感謝です! 先生は「皆さんどうして平気であんなに煩い音を聴いているのか理解に苦しむ」と仰っていましたが、今となっては私もまったく同感です。本気でタイムアライメント(±1~2mmの精度が必要!)を合せた市販品は皆無に近く、欧州の某超人気ブランドでさえも無視しています。

これにて、ユニットのキャラクター歪の問題と、タイムアライメント不整合歪の問題は切り分けて開発を進める事が出来る様になりました。PARC代表と同様に、鮮度感と歪感の少なさの両立を求めている私にとっては、極めて重要なブレークスルーとなりました。

このユニウェーブ方式を取り入れた音作りには、PARCのユニットをフルに生かすというだけではなく、従来の「音離れよりも穏やかさを優先する」音作りか、「音が荒れても音離れを優先する」音作りかの二択問題であったところに、「音離れと穏やかさを両立する」第三の新しい方向性を打ち出せる、という重要な意味があるのです。

さて、これからBasicプロジェクト製品のラインナップや価格の検討を始めます。6月中には何とか新発売にしたいと思います。御期待下さい!

最後に当日のデモ曲リスト

・ Propriusレーベル、Jazz at the pawnshopよりLimehouse blues

・ ホリーコール・トリオ : アルバムDon't smoke in bedよりI can see crealy now(0777 7 81198 2 1)

・ リビングストン・テイラー : アルバムInk.よりIsn't she lovely(Chesky JD162)

・ 手嶌葵 : アルバム テルーの唄(ゲド戦記挿入歌)(YCCW-30009)

・ イーグルス : アルバムHell freezes overよりHotel california(GEFD-24725)

・ リチェルカール・コンソート : Vivaldi作曲Stabat mater(カウンターテノール、カルロス・メナ)(MIR 9968)

・ 諏訪内晶子vn : ブダペスト祝祭管弦楽団、イヴァンフィッシャー指揮、マズレック ホ短調(UCCD-50013)

・ お洒落なジャズトリオ : アルバムぴあのぴあーのよりCバイブルース(YPM-012)

・ デイヴ・ブルーベック・トリオ : テイクファイヴ(SRCS 9631)

・ OZONEパーカッショングループ : アルバムLa bambaよりJazz variants(K 77017)

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しみにしております (かげつや)
2017-05-31 18:39:30
初めまして。
PARCさんで何度か自作したんですが久しぶりにまた作りたくなってわくわくしています。
10cmが個人的には扱いやすくてドンピシャなので今から待ち遠しいです。発売の際にはよろしくお願いします。(*^ー^)
Unknown (Mr. Hippo)
2017-05-31 20:29:35
かげつや様、今晩は。

こちらこそよろしくお願い致します。
今、製品化のための製造冶具を急ピッチで製作中です。お楽しみに!
グレード アップは可能でしょうか? (pal)
2017-05-31 21:47:19
SP172-RVを バージョン アップする事は 可能でしょうか?
鮮度と 煩ささを 感じさせない 自然な再生音は 魅力的ですね〜。
音離れの良さと 切れは ホーンじゃないと
無理かなぁ〜 と 思っていました。
中低域の 必要な時だけ 締まったドラムと
情感 溢れる 息遣いや気怠さを 伝えてくれる システムなら 最高ですね〜
急ぎません。
二年でも 三年でも 待ちます。
ベンツに例えるならAMGAMGバージョン
よろしくお願いいたします。
♪( ´▽`)
Unknown (Mr. Hippo)
2017-06-01 10:11:53
Pal様

グレードアップにつきましては、個別に対応させていただきますので、後程直接メールをお送りさせていただきますので、よろしくお願い致します。

ホーンは音離れや応答感が良いというのは本当ではないと最近思っております。かなりの部分、歪や付帯音による「演出」に騙されている可能性があります。けれども、生音の当たり前の自然な音を出すのは本当に難しいですね。ですが、今後もこの方向でクソまじめに追究してゆくつもりです。

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