京都・油小路 ～関西遠征2007冬から～

遅ればせながら，明けましておめでとうございます。
昨年はほとんど更新できず休止状態でしたが，今年はもう少し書いていきたいと思います。

さて昨年末，恒例となっている関西遠征に行ってきました。
ジオキャッシングを始める前は毎年，冬の京都を訪れていました。
しかしここ三年は大阪，神戸まで足を伸ばしジオキャッシング関西遠征と化してしまいました。

今回の遠征は神戸からスタートして大阪，京都とキャッシュハントの旅をしてきました。
そんな中，一番印象に残ったのが京都・油小路に隠されているキャッシュでした。

そのキャッシュの名は(GC134JF)KYOTO ABURANO-KOUJI BRIDGE by shamisen_kanabunです。

このキャッシュが公開されたのは昨年2007年の5月のこと。
公開以来13名のジオキャッシャーが攻略に訪れていましたが，ことごとく敗退していました。
この中には名の知れた外国人シーカー，200Found以上を誇る日本人トップシーカーの皆さんが何人も含まれていました。

そのため出発前，この難攻不落の超難関キャッシュを是非とも攻略しようという目標を立てました。
キャッシュディテールといわれる説明文を何回も読み直し，アップされている写真もプリントアウトしました。
気が急いて説明文をよく読まずに現場に行ってしまい，大事な情報がなかったがためにDNFになってしまうことが時々あるのです。
今回はそのような事がない様にと何回も目を通し，過去のログもきちんとチェックしました。

油小路は京都の町を南北に走る小さな通りです。
江戸末期新選組参謀・伊東甲子太郎らが暗殺された油小路事件で知られています。
この油小路通りはJR東海道線のガード付近では堀川通り(国道1号線)と一緒になっています。
京都駅から程近いこの付近がキャッシュポイントです。

この日京都に到着したのは夕方だったので，まずは宿にチェックイン。そしてポイントに下見に出かけました。
JR東海道線のガードと平行して堀川通りを渡る歩行者専用橋があります。
そこは帰宅途中のサラリーマン，OLや買い物帰りの主婦やら結構な人通りです。

そのまま捜索を続けるのはちょっと難しいかな..と思われました。
暗くなってからのハンティングは難易度が上がりますが，こうマグルが多くては仕方がありません。
夕食後，夜になってから捜索することにしました。

夜8時を過ぎ人通りも疎らになっていました。
親しくさせていただいているトップシーカーの某氏が京都で職質を受けたと聞いていましたので，念のため周囲には注意を配り，怪しい行動にならならないように堂々と...。
何言ってるんだろう..夜に探し回っている姿はやはり怪しいですよね。

周囲にビルが建ち並び反射波があるため，GPSの位置座標は安定しません。30～40m位の範囲を行ったり来たり。
なかなかキャッシュポイントを絞れませんでした。
二段階のマルチキャッシュ，ヒントで両者ともスモールサイズのコンテナーであることが分かっています。
ある程度の大きさがありますから，隠せる場所が限定されています。

キャッシュポイント近くを丁寧に探してみましたが，キャッシュはおろか隠せそうな場所も見つかりません。
しばらくの間あちらこちら覗きながら，行ったり来たり...。

その時，ひらめきました。
ある程度の大きさのものを隠せる場所がありました。でもそこは「まさかここに..」というところてした。
一応見てみました。すると..キャッシュらしきがあるではありませんか。

詳しく書けないのが残念ですが，それはとても意外な場所でした。
見つからない時は発想の転換が必要なのかもしれません。

早速ラストキャッシュの座標を手に入れ，捜索開始。
しかしここでも座標が安定せず，捜索は難航しました。
20分ほど探したでしょうか。何とか見つけることができました。

ラストはここしかないという場所に隠されていました。しかし，それは上手に隠されていましたので，なかなか見つけられませんでした。
　やった～
真っ白なログブックに記帳しアイテムを交換して，任務終了。

足取りも軽く宿に引き上げたのでした。
このキャッシュの難易度は3.0～3.5★だと思います。やはり最初のキャッシュを見つけるのがポイントでしょう。
ヒントはもちろんのこと。キャッシュディテールに載っている二枚の写真もとても参考になりました。

素晴らしいキャッシュを提供していただいたオーナーshamisen_kanabunさんに感謝します。