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YES / NO イエス・ノー 2012年 アメリカ・イタリア

2016-09-15 | ミステリー&サスペンス
人生相談を読んだり聞いたりしていると、夫婦間によるものが多い。
それは今も昔も変わらないことだろうが、人間であるからして、そういった悩み事に時代は関係ないのである。

ある日、新婚のジャックとケイトは目が覚めると、別々の薄暗い部屋に監禁されていた。
粗末なベッドと机があるだけ。
机の引き出しは開かず、上には筆記用具らしきものが。
ドアも窓も無い。
何者かによってここへ運び込まれたようだ。
しかし、その「何者か」は最後までわからない。
何故このふたりがターゲットにされたのか、すべてが謎のままである。

注目すべきところは、部屋の壁にはめこまれた、昔のカーラジオのような機器。
プープープーという音に各々が反応し、そこに流れてくる電光文字を凝視する。
それはパートナーに関する質問であった。
『あなたは彼女の(彼の)愛を信じますか?』
答えは流れる文字の下にある「Y」か「N」、いずれかのボタンを押すのである。
ただ押せばいいってもんではない。
ウソの答えをだすと、頭が割れるような大音響のサイレンが鳴る。
明かりや飲料水、睡眠に足の自由さえ奪われ、しまいには、命までもその答えに懸けなくてはならなくなるから大変なのだ。
嫌なことに、質問の後、隠しカメラで撮られていたビデオを見せられる。
自分の知らない相手の言動をそこで見せられることで、互いの信頼が揺らいでいくのだ。
そう、これは一種のゲームなのである。

❝不条理シチュエーションスリラー❞という本作。
空間に閉じ込められ、恐怖を味わうという設定は'97の『CUBE』で経験済みだが、これはどうも簡単にはくくれない話である。
原題は『TRUE LOVE』。
この新婚カップルの愛は本物なのか、ということを試される内容だ。
こんな形で試されるんだったら、もう絶対にウソも、他の人になびくこともしましぇん!と泣き叫びたくなるだろう。

ビデオを見るうちに、ケイトは夫が信じられなくなっていく。
怒りで爆発寸前である。
ところが、ささやかな夫の一面を知ることで、先程までの怒りは、ぜーんぶチャラになってしまうのだ。
世の旦那衆は必見かも。
家裁や役所へ行く前にレッツ チャレンジ!である。
こういうことで、怒れる妻たちの機嫌をとることができるかもしれないのだから。(本当か?)
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