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崖の上のポニョ 2009年 日本

2010-06-21 | アニメーション
アンデルセンの童話『人魚姫』や、小川未明の『赤いろうそくと人魚』は悲しい結末である。
児童向作品だからといって容赦なく、失恋し、泡と消えてしまう切なさや、裏切った人間たちへの復讐といった終わり方は、“めでたしめでたし”からは程遠いものである。
子ども時分であれば、単に〈かわいそうな人魚〉でくくられてしまいそうだが、もう少し時が経ってから読んでみると、さまざまなものが見えてくるほど深い話だ。

ポニョは、金魚、人面魚、半漁人という表現をされていた。
人魚というイメージではないのだろう。
自分を助けてくれた男の子を好きになり、どうしても人間になりたいと望むようになるポニョ。
やがておたまじゃくしのように、足が出、手も出てくる。
顔も蛙みたいだ。
そして髪もサラリと生え、可愛らしい、やんちゃな女の子になる。

自分が入っていた緑色のバケツをいつも持っているポニョはかわいい。
ポニョは、本物の人間になることを許される。
魔法はもう使えないし、海に帰ることも許されない。
でもいいの。
ポニョは、宗介のそばにいたいの。
「ポニョ、そうすけ、スキーッ!」

人間に恋をしたポニョはまだ子どもだ。
その相手は、5才の男の子である。
宗介は、5才にして重荷を背負うことになったのだ。
宗介の家は、ポニョを後見しなくてはいけないという条件がある。
ポニョは依存度がかなり高そうだ。
宗介よ、頑張れ。
成長しても、他の女子に目を向けてはいけないよ。
なにせポニョの実家は、ものすごいパワーをお持ちだ。
宗介くん、責任重大だよ(汗)。

もし万が一なんてことで、冒頭の人魚たちのような事態になってしまったら・・・と、マイナス思考になった人は多かれ少なかれいると思う。(いないか・笑)
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