ホテルを舞台にした有名な作品といえば、元祖クラシックの名作、’32の『グランドホテル』だろう。
本作品を聞いたとき、三谷幸喜監督のことだから、『グランドホテル』からの影響は何かしら受けているんだろうな、と予測していたら「やっぱり」だった。
同一空間、それに同じ時間の中で並行したドラマを描いていくのを〈グランドホテル形式〉と呼ばれているそうである。
今ではこうした撮り方も珍しくはないが、当時としては斬新な手法だったのだろう。
この映画の舞台、HOTEL AVANTIのスウィートルームには、『グランドホテル』の出演者の名前がつけられていた。
グレタ・ガルボから〈ガルボ・スウィート〉、ジョン・バリモアから〈バリモア・スウィート〉のように。
彼の作品としては、’97の『ラヂオの時間』のほうが丁寧に作られていたように感じる。
小味で好感ももてた。
しかし、お正月映画大作として出した今回については、あれもこれもウケを狙ったのか、それこそつまらないギャグで、すっかりシラけてしまった。
『グランドホテル』を引用したわりには・・・悲しかった。
オダギリジョーの意外な役に、唯一関心がもてたかな。
最初気づかなかったし(笑)
本作品を聞いたとき、三谷幸喜監督のことだから、『グランドホテル』からの影響は何かしら受けているんだろうな、と予測していたら「やっぱり」だった。
同一空間、それに同じ時間の中で並行したドラマを描いていくのを〈グランドホテル形式〉と呼ばれているそうである。
今ではこうした撮り方も珍しくはないが、当時としては斬新な手法だったのだろう。
この映画の舞台、HOTEL AVANTIのスウィートルームには、『グランドホテル』の出演者の名前がつけられていた。
グレタ・ガルボから〈ガルボ・スウィート〉、ジョン・バリモアから〈バリモア・スウィート〉のように。
彼の作品としては、’97の『ラヂオの時間』のほうが丁寧に作られていたように感じる。
小味で好感ももてた。
しかし、お正月映画大作として出した今回については、あれもこれもウケを狙ったのか、それこそつまらないギャグで、すっかりシラけてしまった。
『グランドホテル』を引用したわりには・・・悲しかった。
オダギリジョーの意外な役に、唯一関心がもてたかな。
最初気づかなかったし(笑)