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縁切寺は後醍醐天皇と豊臣家と鎌倉源氏…3大怨霊の納め場である 後編

2017-07-14 | ポケおやじのこだわりメガネ

   :西郷墓所

 

ポケおやじ:東慶寺(縁切寺・駆込寺)が安達家・護良親王・豊臣秀頼の3つの怨霊を抑える場であると推測。

でも安達家は何故弘安8年(1285年)東慶寺が開創した年に「霜月騒動」で「安達宗景(開山覚山尼の兄)が源姓を称した事をもって将軍になる野心あり」等という讒言で北条に一族500人が滅ぼされたのでしょうか。

根拠があるからではないでしょうか。

 

安達宗景の曽祖父安達景盛(藤九郎の子)は源頼朝の御落胤説(「保暦間記」)があるそうだ。

藤九郎の子安達景盛の母丹後内侍は源頼朝の乳母である比企尼の長女だとのこと。比企尼は伊豆に流された頼朝を影から手助けしていたようだ。

藤九郎がどのような経緯で丹後内侍を娶ったのかは知らないが、多数の落とし種伝説を持つ源頼朝が手を付けていた可能性はあってもおもしろい。

その真偽を知っているのは伊豆での時間を過ごした頼朝と藤九郎と北条正子と北条時政と安達景盛の母だけだったのかも。

安達景盛は生年月日不明というのも引っかかりどころ。

頼家が同世代?の安達景盛を嫌っていたのも事情を聞いていたからではないだろうか。

 

つまり安達家の正当性は源氏の血によって、源氏の血は安達家によって担保されていた可能性はある。

この後東慶寺に封じられた怨霊の規模を考えると安達家の滅亡より鎌倉源氏の滅亡の方が貴であり祟りが大きそうだ。源 頼家、実朝、公暁は末裔まで実質北条家により滅ぼされているので、鎌倉源氏は北条氏によって滅びている筈ですが、もし安達景盛が源頼朝の御落胤であれば、開山覚山尼は滅びた鎌倉源氏の密かな末裔ということになる。

雷が落ちると菅原道真の祟りだとかしかり。日本では古来天災が起こると、それは怨霊の仕業とされてきました。怨霊を恐れる気持ちがあれば、天災である元寇が起こり、源氏に近い安達氏を滅ぼさざる終えなかったのも北条が自ら滅ぼした源氏の祟りだと考えるのは当然の流れだと思う。

ならば東慶寺は鎌倉源氏の怨霊を封じる場になる。

 

スケールが大きくなってきた所でもう1つ。

用堂尼は護良親王の怨霊封じでしょうが、その後足利将軍家により護良親王の父後醍醐天皇の南朝は天皇家として抹消される。そういう意味ではこれは親王殺害と足利尊氏北朝によって天皇正当性を封じられ、消え去った南朝の怨霊封じの役割も果たしている。

正当性を無視した天皇家の一系統の廃絶。これこそ最大に祟る物でしょう。後醍醐天皇のは怨霊の法則通りに娘用堂尼に祭られていたのです。

「源頼朝」「後醍醐天皇」「豊臣秀吉」という滅ぼされたまつろわぬものの怨霊の超大物が揃っているのが東慶寺なのだ。

そしてこの怨霊封じの法則は北条家、足利家、徳川家。時の為政者によって何百年もの時を超えて粛々と行われてきているのが分かる。15代16代と続くにはこのようなコツがいるのでしょうか。

 

東慶寺には西郷墓所というのもあったので、これも怨霊つながりかと思ったら、西郷隆盛ではなく西郷春女という方のお墓だそうでそれは早とちりでした。

 

最後の謎。用堂尼の階段は明治以降に付けられたそうです。怨霊が出ないため参道がなかったでしょうが、明治になって何が変わったのでしょうか。明治に南朝北朝の正当性が論議されたのは知っていたのでウィキペディアを見てみると「1911年(明治44年)明治天皇の裁断で三種の神器を所有していた南朝が正統であるとされることとなった」とあります。

これがきっかけで南朝の北朝(現在の天皇家)への祟りは無くなるので(怨霊の出入り口になる)階段が付いたのではないか…と書こうとしたら。「女性の離婚請求権が明治5年(1872年)に認め られ、縁切寺としての役割を終えました。」という別の文章も見つけました。

縁切寺としての機能を終えた後、観光で生きていく事になって観光用に階段を付けた 。これが正解でしょうね。時代が時代なら自分も入れない所なんだと改めて思いました。

 

 

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