Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

河岸忘日抄

2008-08-17 08:49:34 | 読書
「 かがんぼうじつしょう」とルビ.堀江 敏幸著 新潮文庫 (2008/04)
カバーが気に入ったので購入.でも舟というより かつぶし削りみたいだな.三谷龍二 立体 とあった.新潮文庫のこの作家のカバーは三谷作品で統一されているらしい.

「BOOK」データベースによれば
セーヌと思しき河に浮かぶ船を仮寓とする「彼」。陽あたりのいいリビング。本とレコードが几帳面に並ぶ樫の木の棚。訪ねる者はといえば、郵便を届けにきて珈琲をのんでゆく配達夫くらいだ。謎めいた大家を時に見舞いながら、ブッツァーティ、チェーホフ、ツェランなどを再読し、ショスタコーヴィチほか古いLPに耳を澄ます日々。ためらいつづけることの意味をさぐる最新長篇。

解説 (鷲田清一 哲学者だそうです) は,「わたしは小説を読んでいるのだろうか」で始まる.たしかに特定の個人のブログを読んでいるような感覚だ.一人称でなく,三人称の「彼」を主人公として書かれているのに違和感を感じるほど.
建設的ではないが,退廃的でもなく,てきとうに訳が分からないので,大学入試問題の題材にはいいかも.
寝る前に読んで眠くなったら寝るのに最適な小説.というわけで,読了するのにひと月もかかってしまった.

作者は年寄りかと はやとちりしたが,1964年生まれとあった.
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