Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

追悼 ボビー・ハッチャーソン on JAZZ JAPAN

2016-10-11 09:40:58 | ジャズ
雑誌 JAZZ JAPAN に赤松敏弘さんと藤井寛さんというお二人のヴァイビスト(藤井夫人・有明のぶ子さんも登場)による,亡くなったボビー・ハッチャーソン特集.しかしたった4ページですこしがっかりした.

「ゲイリー・バートンが4本マレットを使って縦のハーモニーを横に繋ぎながらサウンドにテンションを齎すのと対照的に,ボビー・ハッチャーソンは2本マレットを使って横に繋がるモチーフを幾重にも縦に積み上げながら新たなテンションを演出した」という赤松さんの解説を読むと,前者はコードで後者はモードか! と短絡したくなるが,もっと深遠なんだろう.

10年近く前,ボビー・ハッチャーソンが病気から軽くて音量が稼げるマレットに替えたのかもしれないということなので,真似してみた.ちなみに僕は彼と同年齢.
今までミルト・ジャクソン モデル 1本 60g を使っていたのだが,いい気になって弾いていると夜中に腕がすこし痺れるのだ.一昨日の酒蔵では,大井貴司モデル 40g に替えた.2日ほど前から慣らして臨んだつもりが,本番の出だしで大きな音を出したら,マレットが勝手に上滑りするようで少し慌てた.
でも確かに後遺症はゼロだった.

この記事で,藤井さんが平岡精二さんにヴァイブを教わったことを知った.平岡精二さんは木琴の平岡養一さんの甥で,わが学生時代にはスイング,テネシーなどと言う「ジャズ喫茶」でクインテットをよく聴いた.MJQ のナンバーなどを演奏しておられたが,その後テレビのモーニングショーのレギュラーバンドになった頃から,次第にシリアスなジャズから離れたように見うけられた.現在 Youtube で探しても,「あいつ」と「つめ」しか出てこない.オートバイが趣味・生涯独身・変わった人...などの噂を覚えている

藤井さんの CD は何枚か持っていて,だいぶお歳の方と思い込んでいたのだが,確かめたら自分より10歳もお若いのだった.赤松さんはさらにお若い.アマから見るとプロは年上に見えるものだ.



10/16 追記
藤井さんはボビー・ハッチャーソンの「呼吸法」について力説しておられた.

“レコードを聴きながら一緒にフレーズの切れ目でブレスしたりね。すると普通一小節,二小節単位の区切りで進行する曲でも,二小節半の位置でブレスしたりとにかく自在なんだ。音なんかは真似しなくてもいいけど,そういう呼吸法から学ぶことが実にたくさんあったね。”  抜粋:: Jazz Japan “November 2016 Jazz Japan”。 iBooks

そこで思い出したのだが,十年くらい前にあるサックス奏者が,ミルト・ジャクソンのフレーズの区切り方が参考になると言っていたこと.なんで吹く人が叩く人を参考にするの? と思ったが,今回なんとなく納得.ミルト氏自身は,子ども時代に聖歌隊で歌っていたことがプレイに影響していると,どこかで語っていた.
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