Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

漱石アンドロイドのつるつる顔

2016-12-10 10:14:28 | 科学

夏目漱石のアンドロイド.動きがぎくしゃくしていることは改良の余地というものだろう.
皮膚がつるつるなのがいちばん気になった.


以下は「我輩は猫である」第9章の抜粋.主人=漱石と読み替えることにする.

*****主人は痘痕面 (あばたづら) である。御維新前はあばたも大分だいぶ流行ったものだそうだが日英同盟の今日から見ると、こんな顔はいささか時候おくれの感がある。あばたの衰退は人口の増殖と反比例して近き将来には全くそのあとを絶つに至るだろうとは医学上の統計から精密に割り出されたる結論であって、吾輩のごとき猫といえども毫も疑を挟さしはさむ余地のないほどの名論である。現今地球上にあばたっ面を有して生息している人間は何人くらいあるか知らんが、吾輩が交際の区域内において打算して見ると、猫には一匹もない。人間にはたった一人ある。しかしてその一人が即すなわち主人である。はなはだ気の毒である。*****

この後次第におもしろくなる.主人は風呂場の鏡を書斎に持ち込んで,「なるほどきたない顔だ」と独り言を言ったりするのだが,青空文庫で読んで下さい


あばたコンプレックスの漱石文学への影響がゼロとは言えないだろう.
二松学舎大学のプロジェクトでは,漱石アンドロイドが漱石作品を朗読し,解説.また漢詩についても,朗読や作品鑑賞を教えるプログラムを開発予定という.でも,つるつる顔にメイクした漱石の講義は違うんじゃないの,と思う.


12/11 追記
朝日新聞朝刊に漱石の声を録音した蝋菅が広島県安芸太田市の加計家に残っているが,再生できないという記事があった.これが再生を試みた論文.千葉工大紀要2002.著者の中で名前を存じ上げているのは城戸先生.
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