梅原市長の任期中最後になる、次年度施政方針と予算審査がおこなわれる、第一回定例議会が開会した。
本日は、議案提案者である市長から「施政方針要旨」と「予算案提案理由」の説明があり、条例案と予算案が提案された。
施政方針の具体は、市役所のホームページですべて確認できます。ここでは特徴的な文言をピックアップしてご紹介します。
100年に一度の危機を国民の勤勉さと底力で打開すると信じる、地域の総合力で立ち向かう、経済活性化策を展開していく。市政120周年の年、子供たちは都市づくりの可能性であり宝、3ヵ年で保育所待機児童ゼロを目指す。教育の充実こそが地域づくりの要。都市ビジョンとコミュニティビジョンを軌道に乗せ、本格化すべき年度。
平成22年度の基本計画策定に向け準備を進め、希望ある未来の仙台の青写真を描く。就任以来の3年半を振り返り、虚心坦懐に初心に返り、一日一日全力で取り組む。
財政規律を堅持し、社会的に弱い立場の生活に最大限配慮し、メリハリある予算編成に努めた。5つの柱として「創造と交流の推進」「未来への貢献」「未来を拓く都市基盤の形成」「安全・安心の確保」「豊かで幸せな生活」を柱にした内容抜粋は以下に。
付加価値の創造、交流の拡大、就業支援の拡充、制度融資枠の十分な確保、中小企業支援と商店街の活性化、産学連携や販路開拓、人材育成支援。農業の担い手支援、多様な農産物の生産振興、有害鳥獣対策、魅力ある動物園づくり、水族館の立地支援。
3歳未満児の需要に対応、妊婦診査助成を14回に拡充、公教育の充実、全ての子供達により学びの提供、市立高校の教育体制の充実。
資源循環型社会の構築、杜の都環境プランの策定に向けて、小学校に太陽光発電システム設置、低炭素社会の形成、
人口減少と環境規制の強まり、地下鉄東西線は全線の土木工事に着手、バスの運行体系のあり方、IC乗車券の導入検討、利便性高い公共交通軸を中心にした機能集約型都市づくりを進める、路線バス乗降場の集約化、あすと長町の街づくり、富沢駅周辺/荒井駅周辺の整備、風格ある景観づくり、緑の基本計画策定に向けて。
新型インフルエンザ対策、救急搬送時間を短縮するシステム整備、自主防災組織の人材育成、東部地区の浸水対策、食品安全性の確保、新市立病院の基本設計。
コミュニティづくりのモデル事業の展開、宮城野区文化センターの整備、南部発達相談支援センターの設計、高齢者生活支援の拡充、社会保障関係費の増加、都市経営基盤の確立、果断な行財政運営が不可避、区役所窓口サービスの向上、新たな行財政改革の策定。
予算提案理由説明で目立つ項目は、以下列記します。
緊急雇用対策、ものづくり関連ビジネス参入支援、地域産業金融支援、ポストDC事業、農林業振興、保育サービス緊急整備、確かな学力育成事業、ごみ減量・リサイクル推進、東西線建設、緑の回廊づくり、仙台港インターチェンジ接続道路、危機管理対策、児童生徒の安全確保、障害者等社会参加の促進、高齢者の介護予防・健康づくり推進など。
3日間の議案審査のための休会後、20日金曜日から再会、代表質疑が始まる。