水槽を冷ませ/GEX cool way

ベランダの水槽が 昨夏 猛暑で壊滅的な打撃を受けた
生体が次々と死に 水草もほぼ全て枯れた

そこで今夏クーラー投入

もう一つの小さい水槽にはイモリとドジョウがすんでいるが
周囲に遮熱のための壁を付けて天井にファンを付ける予定
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笹まくら/丸谷才一


再読


毎朝の通勤電車の中でちびりちびりと楽しみながら読んだ
久し振りの再読でもやはり面白く 著者の力量に感服し 読めて良かったと思った

阿貴子との恋愛模様が温度差も含めて瑞々しく 戦時の徴兵忌避という超絶特殊設定ではあるけれど 青春もの・恋愛ものとしても秀逸だと思った

小説では戦中と戦後の20余年を行きつ戻りつするが
僕がこの本を前回読んだのは7年前で まだ長男も生まれていない時分だった 今や家族は5人に増え 自宅での読書は困難な状態が続いている こちらはたった7年だけど隔世の感あり(笑)
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念願のキャッチボール

子供も大喜びだったけど 負けずに私もうれしかった
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くらやみこわいよ/レモニー スニケット (著), ジョン クラッセン (イラスト)


こわいこわいくらやみ
ぼくはくらやみをこわがっているけれど くらやみはこわがってないんだよ
そしてくらやみから 思いがけないプレゼント


長男小学校入学目前
今日は午後からお道具箱の中身のおびただしい数の物品に
名前書き ネームタグの貼り付け
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鉄の骨/池井戸潤


談合エンタメ!

まあ 談合はクロ なんて言うは易いが 私ももはや高校生ではない
 清濁併せ呑む ということの必要性も分かる歳である(笑)

大学で建築を学んだ主人公が中堅ゼネコンに就職して3年
現場仕事に夢中になっていた矢先に 業務課に異動を命じられる
業務課とは仕事を獲得してくるセクション その別名は「談合課」なのである・・・

20代半ばにして 今日からお前の仕事は談合な なんて言われたら
犯罪の片棒担えとかもうね ブラック過ぎて・・


談合の仕組みや背景がよくわかる内容
クリーンがいいのは分かっていても 徹底的に競争原理に従わせるシステムがダンピングに行き着き不健全に市場を歪めることもいいわけではない
ルールの枠をはみ出ないと容易には生き残れない業界 そこに漬け込み権力の源泉とする旧来の政治家には消えて欲しいと思うが 新しいシステムについては本著にもその解は描かれていない 作中の談合フィクサーは業界について「過渡期である」というに留まるのだ

ところでドラマのほうであるが
地下鉄プロジェクトの奪い合いと主人公の恋愛模様をからめて進行する
談合の顛末は気になるものの 主人公のドラマは平板すぎてアウト
談合破りを画策する尾形常務や 冴えない振りしてキレキレの西田先輩、恋敵のエリートバンカー園田など キャラが簡単で味わい深さに欠ける
熱や息づかいの殆ど感じられないライトな描写に終わってしまうのが残念だ
ここでも思う 高村薫がこのネタを描いたら・・・
興味の方向はシリアスでとても面白いのに迫力がなくて損をしていると思う
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人間/加古里子

幼稚園を卒園したばかりの長男にプレゼント

人間の歴史なのだがスケールはとても大きい
ビッグバンから地球誕生~恐竜時代もしっかり経て 現在までを駆け足で綴り
後半 人体のしくみから文化史までも網羅する

子供の なぜなぜどうして を過不足無く詰め込んだ一冊であり 興味の対象を一気に拡げるポテンシャルを持っている
加古里子さんの描きたいことが痛いほどよくわかる
寝る前に読み聞かせながら 解説を入れるのが忙しくまた楽しい

これを手がかりにこの目の前の世界に隠れている連綿とした「繋がり」を感じ取って欲しい

著者の「海」「地球」と本作は傑作中の傑作

本作はバージニア・リー・バートンの「せいめいのれきし」の加古里子版とも言えるが、人間に焦点を絞った後半への力の入れようが全然違ううえにイラストがずっとパワーアップされてとてもよい仕上がりになっている
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箱-Getting Out Of The Box/ジ・アービンガー・インスティチュート


3年振りの再読

またしても反省しきり

定期的に読まねば・・・
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流れる星は生きている/藤原てい


ある家族の満州引き揚げの記録

壮絶である

著者は新田次郎の妻
終戦直前 ソ連参戦前夜に物語は始まる
新京からの引き揚げなのだが夫は徴用のため同行できず
著者は6歳、3歳、0歳(生後1ヶ月)の幼子を連れての旅を強いられる
旅と書いたが もちろんこれは旅などではない
過酷すぎて適当な言葉が無いのである

日本への道はまず38度線を越える手前で足止めを喰らう
約1年の朝鮮半島での極貧生活を続け 極貧・飢餓・病気と闘いながら時機を窺い
やがて 恐慌に追い立てられ堰を切ったように 日本目指して流れていくのである
昭和21年9月に38度線を突破


引き揚げ団は満州での生活に基づいて編成されている いわば職場の顔なじみ中心の団体だ しかしやがて 金の有無、体力の有無がもろに力の差となって現れ精神的な結びつきは崩壊し エゴのぶつかり合う泥沼と化す 自分の残り僅かなお金をどこに隠すのか この集団の逃避行はそこから心配しなければならなかったのだ
この過酷な状況に於いて 子供たちは・・・
空腹に我慢できずに泣き 下痢の始末もできないため臭く 足手纏いになるばかり とにかく疎まれる

秩序は崩壊寸前 いや 崩壊していた カオスである
敗戦=国体の崩壊
行政機構の消滅など 今の世の中にあって想像できるものではない
遠く満州の地にあり ソ連軍が迫りくるという恐怖 朝鮮半島を無事に通過できるのか?
大人一人が帰国するのも困難な中 一切の庇護無しに 乳飲み子を含めた3人の子供を無事に連れて帰れ?
「どんなにつらくとも もう少し待てば 飢え死に凍え死にする前に 誰かが助けてくれるだろう」という期待など この引き揚げ団の人々には微塵も無いのだ
命を削るような母の必死の努力と 微かな善意に助けられ辛うじて命を繋いでいたのだ

母は3人の子供を抱えて昼夜山中を歩く
履き物は破れてなくなり 裸足の足裏には小石がめり込み皮膚は破れ小石がめり込み化膿する
文字通り地獄絵図なのだ


流れる星は生きている
流星は消えたのではない エネルギーは他のものに姿を変えただけなのだ
という意味である

ささやかな言葉が心の灯火となる


落伍者も多く彼の地で亡くなられた人も生き別れになり残留孤児もたくさん発生した
悲劇である
子供たちを日本に無事連れ帰ることを著者はやり遂げる
6歳の長男が囓りかけの芋を母親にあげるところが泣かせる
必死の思いで連れ帰った3歳の次男が「国家の品格」の藤原正彦氏
正彦氏は引き揚げの最中何度も大きな河を渡り死にかけた そのことがトラウマとなり今も河が怖いらしい

今回 両親から勧められてこの本と出会った
私の父も満州からの引き揚げをくぐり抜けてきた人である
ここに書かれたような苦難を 祖父母や父が乗り越えてくれたからこそ今の私があるのだ
我が家と同じ家族構成(6歳、3歳、0歳)で身につまされるものがあった
こんな状況で無事など期待する方がおかしい 無理だ
でもやるしか選択肢は無かった
諦めず耐え抜いた人達に敬意を表したい

子供の安らかな寝顔をみて思う
親とは死にものぐるいで子供を守るものだよ と
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株価暴落/池井戸潤

ペラペラで退屈な一冊だった

盛りだくさんでピンぼけ
そんな簡単に爆弾で人殺したりしませんよ
銀行の内側を織り込んだミステリーになっているが もうちょっときちんと人を描かないとね
株価暴落を狙った企業テロなら 去年読んだレディー・ジョーカーの足下にも及ばない

比べると半沢直樹は同じ頃の作品ながらバランスよくできていると思う
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シャイロックの子供たち/池井戸潤


大田区にある銀行支店を舞台とした短編連作
全体でひとつのミステリーをなしていて構成は面白い

正直いうと 全体のミステリー仕立ては興味なくてどうでもよかった
ラストも無理矢理感が否めない
カツカレーの話だって 自業自得だろ っと冷たく読んでしまった
冒頭の1話 高卒たたき上げの上司が 今風の部下を殴って怪我させる話が印象に残った
企業の論理に矛盾があるけどそれに盲従するクラシカルな上司  事態の収拾方法も含めて時代遅れも甚だしい
金貸し業自身が言う「お客様のため」っていう白々しさ・難しさ・インチキ臭さが 新米にバッサリ斬られるけど 殴り返すことでしか反論できないことで 敗北を鮮明にしてて とてもいいと思う
この新旧対立なんて 使い古されたありきたり それを敢えて冒頭にもってくるあたりが池井戸潤の意思表明のような気がした

銀行マンの頭脳と体力を上手に使えば もっともっと世の中に貢献できるはずなのに現状は・・つまんないことやってるんだよね
最初の1編に そんな声が聞こえた気がした
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