安重根記念館問題と日韓関係について

2014年03月31日 | Weblog
ハーグで中韓首脳が会談し、歴史問題における反日共闘を確認したことはご承知の通り。
また、中国の習金平主席はドイツでわざわざ『南京大虐殺があった』と強調し
日本政府として中国に抗議をおこなうという事態になっています。

こうまでされると”そこまで日本が憎いのか”と、
反中、反韓感情が湧き上るのは当然の流れながら、
ここは踏みとどまって大人の対応をするのが”誇り高い日本”のあるべき姿だと思います。

そのためには、もう一度この対立の構図の背景を整理しなければなりませんが、
その対立構造の原点を象徴するものとして安重根をとりあげて少し論じます。
先ごろ中国が韓国に協力してハルビンに安重根記念館を設立しました。
日本にとっては、日本開明期の代表的な政治家である伊藤博文を暗殺した
犯罪者の記念館をつくるなど論外です。
でも、韓国にとっては植民地支配時代の自由の戦士とされています。

この認識の違いを、
アメリカ外交問題評議会シニアフェロー朝鮮半島担当スコット・スナイダーが
フォーリンアフェアーズレポートで非常にわかりやすく解説されていますので、
以下引用させていただきます。
『・・・この60年で韓国は近代化と民主化を見事に成し遂げたが、20世紀初頭の
40年間にわたって耐え忍ばざるをえなかった日本による植民地支配の記憶が、
韓国の国家アイデンティティの中枢にいまも位置づけられている。
日本の支配下で服従を強いられた歴史的経験ゆえに、韓国のアイデンティティは
長く反日という枠組みで規定されている。
 日本も被害者意識をもっている。第二次世界大戦における敗戦と原爆投下、
そして東京裁判に代表される大戦時の行動に関する戦後の解釈をめぐって
差別されてきたと考えている。こうした自画像が日本人のアイデンティティを複雑にし、
侵略者として自らを認識できなくなっている。さらに、150年前の脱亜論ゆえに
日本は歴史的、文化的なフェンスを築き、日本と韓国は違うという意識をもっている。
 こうした解釈が重なり合うことで政治が動き、自らが好む歴史的解釈が強化され、
領土問題への対応は硬直化してゆく。そして皮肉にも、力国の数多くの同質性が
ことされに違いを際立たせ、競争心があおられ、両国の違いにばかり目をむかせてしまう』

・・・なるほど、第三国からするとそのように客観的にみられているのか、と感じませんか。

やはり、日本が大人の対応をして、
日本から韓国に歩み寄る必要があるかな、と感じます。
東アジア地域の平和を維持してゆくことと、
共通する価値や利益をひとつひとつ確認してゆくことが大切です。
クリミアにおける欧米とロシアの対立の構図同様、
東アジアにおける対立をここで勃発させることは、
北朝鮮という危険要素をはらむ地域だけに得策ではありません。

私は、日本の近現代史を勉強するなかで、
自虐史観については大いに異を唱え、日本としての主張をしたいと考える者ではありますが、
それでもなお、ここは世界のなかでの現代国家日本を考える中では
現在の日韓関係については大人の外交をすべきだと考えています。
国家間の外交関係は個人的な主観ですべきものではありません。
世界がどう見ているのか。
世界で日本を理解してもらうためにはなにを主張し、どう組み立てゆくのか。
それが外交です。

新しい日韓関係と未来志向の関係を築くことが今こそ必要とされています。
安倍総理の今後の動向と、両政府が”大人の力量”をみせられるかどうかを
注視してゆきたいと思っています。


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桜花爛漫直前

2014年03月30日 | Weblog
今日は大雨です。
我が家の桜もほぼ満開状態ながら、この雨で散ってしまわないか心配。
でも、まだ8分から9分咲き状態のせいか、花がしっかりしていて
吹き飛ばされたり、散ってしまう気配はありません。

明日からは晴天がつづくようですので、
桜花爛漫、日本の春、桜の季節を楽しみたいと思っています。

みなさまもよいお花見を!
日本独特の季節感を堪能されてくださいね。

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国家戦略特区選定について

2014年03月29日 | Weblog
国家戦略特区の第1弾に6区域が選定されました。
静岡県の「医大新設」は残念ながら落選。
まあ、改善点もあると思いますので致しかたないと感じています。

ただし、選ばれた戦略特区は”ウラ”がありそうでうさんくさい。

これは、あくまで私見ですが。
少し解説したいと思います。

TPP交渉の行方で、あれほど反対を表明しているウラで
妥協することを想定してのことでしょうが、その対策的な農業特区が新潟と兵庫の2か所。
農業改革をやるのなら、もっと大胆な特区を期待していただけに、がっかりですね。
(たとえば、農地と宅地の等価交換による農業地域と居住地域の選別化とか)
・・・ただし、養父市という過疎進行地域にスポットをあてたことは評価したいと思いますが。

次に、福岡の雇用改革拠点特区。
外国人雇用などにスポットをあてた特区といいながら、
労働者派遣法の改定やホワイトカラー・イグゼンプションを正当化するモデル地域にしたいのかな。
というような疑義を持たざるをえません。

そして沖縄。
「国際観光拠点」は沖縄の長い間の苦しみからすれば当然処置すべきこと。
”なにをいまさら恩着せがましく”と感じます。
沖縄のことを本気で考えるのなら、沖縄県の税金分は「沖縄税」を導入して、
基地負担などの負担感を国民皆がいっしょに背負うというような抜本的な改革が必要だと
私は考えていますので、この程度では不満感いっぱいです。

また、一部報道で『首長が自民党系でないことがマイナスになった』とか、
『自民党有力議員の力が利いた』などの憶測がでていますが、
”またしても”の、こういう論理はうんざりです。
”自民党に非ずんば人に非ず”
こんな論理をいつまでも振りかざしているようでは、日本は終わる。
また、この論理に巻かれるような地方では、地方もいつまでも自立はできない。
ジャーナリストのみなさまは、このようにもう一段掘り下げて論説をしていただけると、
もっと国民のみなさまにわかりやすい状況説明になるのではないでしょうか。
成熟した民主主義は、ジャーナリズムの力も必要ですので、ぜひともよろしくお願いします!

今回の戦略特区選定は、結局は岩盤規制を崩すほどの迫力は感じられず、
期待外れの政治的な色合いが濃いものとしか言えませんね。
厳しいようですが、期待していただけにガッカリ感満載です。
(ただし、全国からどの程度ダイナミックな提案がきていたかも疑問ですが・・・苦笑)


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ハーグ日米韓首脳会談所見

2014年03月27日 | Weblog
アメリカのとりなしで、懸案だった日韓首脳会談が実現しました。

『未来志向の日韓関係に発展させる第一歩にしたい』というのが安倍総理の会談後のコメント。
ただし、この「未来志向の日韓関係」はいつくもの障壁があり、
”言うは易し行うは難し”の典型だと思っていますが、
これは日韓の国民に課せられた責務だと常々感じてきました。
ゆえに、ここをスタートとして障壁を乗り越える努力を一層続けてゆかねばなりません。

また、マスコミを通して映る会談風景でも安倍総理の態度は真摯さを感じられて
日本のリーダーとして国際社会へのアピールとしては合格点だったと思います。

一方の朴大統領はといえば、あの態度はお世辞にも褒められたものではないですね。
”嫌々同席している”というのが見えてしまうというのは、よくありません。
一国のリーダーたるもの、自分の個人的な思いとは別に国益のために、
世界との調和のために、地球と人類の永久の平和と繁栄のために、
行動しなければなりません。
彼女からは残念ながらその自覚を感じることができませんでした。

さて、安倍総理。
この大舞台で見せた日本のリーダーとしてのあるべき資質を、
今後の国内外での政治でも発揮していただきたいと感じています。

たとえば、靖国神社への参拝。
お気持ちも信念も、思想的背景も、よーくわかります。
ただし。
ただし、です。
国際社会での日本という国の立ち位置、理解のされかたというものを
よーく斟酌(しんしゃく)されて、慎重な言動のうえで、
リーダシップを発揮されてほしいと祈念しています。

最後に私見ながら、日韓関係とは。
好き嫌いというレベルではなく、基本として、土台として築かねばならないものです。
長年政治にかかわってきて、私の外交感はそこに行き着きました。
また、いずれこのブログでも日韓比較論は書いてみたいと思っています。


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ウグイス来たる!

2014年03月25日 | Weblog
今日はあたたかな日差しにつつまれた朝でしたね。
心が弾む春の空です。

新聞を取りに出た早朝。

”ホーホケキョ”

「ウグイスだ!ああ、本当に春がきたんだなあ!」
と感じた瞬間でした。

みなさんはウグイスの声もうお聞きになりましたか?

日本の季節感は味わい深いですが、
春は特に季節感あふれる事象や動植物が躍動する季節です。
ぜひ、日本の季節感あふれる暮らしを満喫させてくださいね。

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春はこの雨の向こう側に

2014年03月20日 | Weblog
冷めたい雨の冷え込みがきつい一日になりました。
でも、これでこの週末の寒波を越えれば、もう春はそこまできています。
来週は桜の便りがきけるのではないかと感じています。
最後のひとやまですので、みなさまも風邪などひかれませんよう
どうかご自愛くださいませ。

さて、卒業式ウィークの今週ですが、
私事なれど、長男の卒業式には議会のために出てやれませんでした。
でも、パパ友が撮ってくれた卒業式の写真を転送してくれて、
卒業アルバムをみながら、卒業式の臨場感を感じながら感傷に浸ることができました。
こころから感謝御礼申し上げたいと思います。

私も、議会が終わってひと段落です。
明日からは、たまった地元業務を中心に取り組んでゆくことになりますが、
少しは父親業もしないと忘れられてしまいます・・・。
こどもたちの春休み中くらいは、こどもたちともいろいろ話をしたり、
長男の中学進学準備や3年生になる長女の「さまざまなチャレンジ」の
機会創出に努めてやらねば、とも思っています。

そんな春を迎えたいと計画している今日この頃です。
みなさまも、移動や転勤、進学、就職などなど”転機の春”を迎えることと
思いますが、くれぐれも健康第一でよい春をお迎えくださいませ。


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2月議会閉会と組織改変

2014年03月19日 | Weblog
2月議会が閉会いたしました。
平成26年度予算をはじめとする100近い議案を審議し、
約1ヶ月に及ぶ濃密な議会でした。

来年度は県組織も改変があり、
静岡空港会社の県有化にともなうものや、
経済対策を重視するために、経済産業部への人材と予算の重点化など
目的が鮮明になっている新年度体制となります。
教育委員会組織もかなり改革があり、特別支援教育をのぞく
すべての課長が教員ではなくなり新風が吹き込まれるのは確実でしょう。
はじめて文部科学省から課長も迎えますし、今後国の動きで
教育委員会のありかたも激変してくるでしょうから、
その対応もにらみながらの良い改変だと感じています。
旧態然としたお考えをお持ちの教育関係者からすると、
怒り心頭のかたもいらっしゃるようですが、
この2年間文教警察委員会で真摯に静岡県の教育分野に向き合ってきた者としては、
時代の動きと、教育現場の動きが激動期でもあり、
冷静に考えても、必要な改革であると思っています。
安倍徹教育長は、その改革の必要性をよくご理解されているので
これからも茨の道のりですが、先頭に立ってよりよい静岡県教育の姿を
創っていかれることと感じています。
この改変期に立ち会った文教委員長としては、
今後もしっかりとサポートしてゆきたいと思っています。

なにしろ、またしても変革の動きのある(当然あるべきですが)新年度になりそうです。
今年度の総括をしっかりして、新年度に備えてゆきたいと思っています。

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エンディングウィーク

2014年03月17日 | Weblog
今週は、卒園式、卒業式、終業式、閉校式、そして転勤内示、移動内示・・・。
それぞれのみなさまの、人生における岐路であったり、集大成であられたり。
そんな思いがいっぱいあふれるであろう一週間が始まります。

私も、”その大切な時”に立ち会わせていただくこともあるこの一週間ですので、
おひとりおひとりの気持ちになって、人生をいっしょに感じてみたいと思っています。

みなさまも、身近なかたがたの”エンディングウィーク”を
人間としての五感全てで感じる一週間にされてくださいね。
きっと、「ひとはひとりでは生きていけないのだ」「自分はひとりではない」ということなど、
感じることが多い、あたたかい一週間になると思いますので。

”終わりは、きっと始まりでもある”・・・と、私は思います。

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熱海が元気!

2014年03月14日 | Weblog
最近、熱海が元気な話題をよく耳にします。
テレビでも、いろんな番組で見かけるようになったと思いませんか?
良いことですねー

元来、熱海の橋本一実県議を通して熱海のみなさんのご努力はお聞きしていましたが
このところ、魅力的かつ効果的な施策がヒットしています。
これも橋本さんが県議になってから、バンバン打ち出されている積極展開効果でしょうか。

たとえば、
京都の川床を模して、熱海芸者のみなさまも接待にでる「川床」にチャレンジしたり、
アートな熱海をめざして、芸術家や若手の芸術家の卵とコラボしたまちづくりをしたりと、
なかなか面白いですよ。

あと、特筆すべきは熱海市が設置した「テレビ局誘致担当」。(正式名称はわかりませんが・・・)
これは、24時間体制でテレビ局の番組制作を誘致する担当です。
『ADさんいらっしゃい』という企画を打って、東京キー局が番組制作をする
お手伝いをするという趣旨です。

東京の某テレビ局の友人によると、”熱海は番組製作者からすると絶好の場所”という。
「温泉」「食」「風光明媚」「富士山」「芸者」「歴史」・・・
そして、なによりも「東京から近いこと」。
それと「地方」であること!だそうです。

番組制作をするにあたって、「地方」をとりあげる番組をつくらなきゃ、
という際に、熱海は上記のように魅力的な基本条件がそろっているうえに、
地理的な近さがあって「番組制作を思い立ったらすぐできる」
「タレントの拘束時間も短くてすむ」など、まさに「絶好のロケ先」だそうです。
そんな好条件の熱海で、行政がキチンと対応できる部署をつくって
ロケ先の紹介や案内をしたり、便宜をはかったりするので
これは当たるでしょう!
「最高のロケ先としての熱海」の誕生です。

これこそが行政ができる「おもてなし」であり、「効果的な産業振興策」です。
静岡県の観光・産業担当者にはぜひ見習わせなければなりません。
こういう広角な発想ができないといけませんねえ。

私もアタマを柔らかく、アンテナを高くして、がんばろうと思います!

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2014年度民主党静岡県連スタート!

2014年03月08日 | Weblog
2014年度へのバトンタッチとなる民主党静岡県連大会が開催され、
新会長に細野豪志衆議院議員を選出し、新年度がスタートいたしました。

私も1年と2か月務めた幹事長職を退任しました。
若輩者の私が県連幹事長の大任をつとめさせていただいたわけですが
衆議院選挙の大敗で、県連役員総辞職という非常事態のあとを急遽引き継いだ
榛葉県連会長以下の3役の平均年齢40代という若手体制であり、
課題山積、前途多難なスタートでしたので苦しみましたが、
おかげさまで、川勝知事の2期目の選挙、榛葉参議院議員の3期目の選挙も
民主党の現状のなかでは上々の結果で終えることができ、
また、県連から党本部へのいくつもの提言も具現化することができ、
県連としての活動も、四本政調会長のもと政調会活動の濃密化、
桜町幹事長代理のもと連合さんをはじめ各種団体との関係改善、関係強化、
佐野地方議員団長のもと無所属の地方議員団との連携強化などなど、
”民主党静岡県連ここにあり”とばかり、やれることをやれるだけやって、
少しは活性化をはかれたのではないかと感じています。

これらは、ひとえに民主党県連にかかわってくださったみなさま、
先輩諸兄、同僚議員のみなさま、支援者のみなさま、スタッフのみなさまのおかげです。
皆々様にこころからの感謝と御礼を申し上げたいと思っています。

また、今日スタートした新生静岡県連は今考えうる最高に強力な布陣です。
経験と実力を兼ね備えたベテランと若手が融合する形で細野県連会長を支えます。
今後とも、なにとぞ民主党静岡県連にご期待いただきますようお願い申し上げます。


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