帰国報告

2012年10月28日 | Weblog
アメリカ短期留学から無事帰国しました。
本当に充実の8日間でした!

ブログもPC環境の問題で、リアルタイムに発信できないことも
ありましたが、ホットな記録としてお読みいただければ幸いです。

また実は報告しきれなかったこともたくさんありまして、
ジュリアーニ前ニューヨーク市長との懇談会でのやりとりや、
インディアナポリス市の市長を4期務め同市の隆盛の基盤をつくった
ウィリアム・ハビット氏や、ジョージタウン大学の教授で
ジョージ・ブッシュ大統領の選挙顧問を務めたブレイクマン氏、
同じく同大学の教授陣Potolicchio氏や Kupchan氏のこと、
ジョージタウン大学に留学中の日本人学生さんとの情報交換、
などなど、”こぼれ落ちそうなくらい”お土産話というか
大きな財産を得てきた気がします。

これを今後しっかりと日米関係や国政、静岡県政、
そしてふるさとのまちづくりに、
さまざまな形で活かしてゆきたいと思います。

今回はジョージタウン大学と協賛・協力各社の奨学金で
いかせていただいたので本当にありがたい留学でした。
税金は使っていませんので、誤解のないようおねがいします!
あらためて、このプログラムにかかわっていただいた関係者のみなさまに
こころからの感謝と御礼を申し上げたいと思います。
ほんとうにありがとうございました!


あと、帰り着いての違った意味での感想ですが・・・
アメリカまでは13時間の長旅、またアメリカ国内移動も飛行機ですが、
当然ながらエコノミー席での移動です。
これがまた満席だったので、移動は少々堪えました。
でも、全日空さんとしたらとても良いことですので、
そこは耐えられました。
・・・でもそれより堪えたのは成田への往復です。
片道5時間ですから、成田空港はほんとうに遠い・・・
静岡空港から仁川空港経由のほうが早くて楽ですよ、やはり。
体験者としてこころから静岡空港のご利用をオススメします。

成田空港は現在拡張中で、発着枠が増えます。
でもなぜかLLCばかりに目が向いているようで・・・
もっと日本の地方空港からの発着枠こそを増やさないと、
せっかくLCC入れてもそれに乗る客が成田まで来ることが
大変だということを忘れてますね。
逆にそのあたりを心得ているのが仁川だということですね。
どんどん日本の地方空港に飛ばしてますもんね。
これは乗降客をとられても致し方ありません。

やはりここでも”世界の中での競争”を
意識しないとダメだということがはっきりしますね。

「世界の中でどう考え、戦略を立て、実行するか。」
・・・日本全体がそんな観点でモノゴトを考えねばならないと
あらためて実感した帰国となりました。

おかげさまで「時差ボケ」はアメリカでも日本でも
まったくありません。
いまから留守の間にたまった書類の山にとりかかって
明日からの仕事の再開に備えたいと思います。


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ジョージタウン大学日米リーダシッププログラム修了式

2012年10月27日 | Weblog
GULPのすべてのプログラムを終了して、
修了式がおこなわれました。
大学から正式な卒業証書同様重厚なGULP修了証書が
ジョージタウン大学生涯教育学部学部長兼
チーフ・アドミニスティブ・アドバイザーである
James V Parenti から授与され、感慨深いものがありました。
同時に、ジョージタウン大学の卒業生に贈られる大学のバッチも授与され
胸に付けていただきました。
ビル・クリントンと同窓生になった瞬間です(笑)

正直、もっととどまって学びたいというのが感想ですが、
濃密なプログラムであっただけに充実の1週間でありました。
一緒に学ばせていただいた仲間も皆優秀かつユニークなかたばかりで
すばらしい仲間づくりもできました。
また、ジュージタウンの教授陣やアメリカのシンクタンク、企業、
NPOなどのみなさまと今後コンタクトを続けて、
新しい日米関係を築いてゆくルートもできました。
むしろ、そのための「日米リーダーシッププログラム」ですので、
今後の継続と発展に精力的に務めたいと思っています。

このプログラムメンバーに選抜していただいたことを誇りに思い、
このプログラムを主催していただいた
ジョージタウン大学と株式会社ジャパンタイムズ、
そして全般に渡りサポートをいただいた日本アムウェイ株式会社、
外務省、駐日米国大使館、全日空の関係者のみなさまに
心からの感謝を申し上げて、帰国の途につきたいと思います。

また、8日間の留学に快くよく送り出していただいた
後援会役員の皆さんや同僚議員の皆さん、スタッフそして家族に
感謝を申し上げたいと思います。
ほんとうにみなさん、ありがとうございました!
必ずしっかりと今後に活かしたいと思います!!

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グランドラピッズ

2012年10月26日 | Weblog
GULPも終盤。
場所をミシガン州グランドラピッズへ移しての研修となります。

グランドラピッズは『どこかで聞いたことがあるなあ・・・』
と、自宅でずっー考えていて、はたと思い出して手に取ったのが
「渋沢英一日記」です。
明治42年(1906年)に、渋沢英一が中心になって組織して
3ヶ月におよぶ米国訪問視察・要人との会談をおこない、
その後の日米関係を大いに活性化し、日本実業界の成長に寄与した
「渡米実業団」が訪問しているのです。
『9月29日(水)グランドラピッズ到着。新聞社、家具製造会社など視察。
駐日米国大使オブライエンと接見』とありました。
当時、オブライエンはちょうど帰国をしており、彼の故郷の
グランドラピッズに帰郷していたとのこと。

・・今回の我々は留学研修という、
当時に比べるとずっと小さいDelegate(使節)でありますが
それなりに感慨深いものを感じつつの訪問です。
でも、”同じくらいの訪問意義を創ろう”という意識だけは
高くもっての訪問です。

当時も今も家具の一大生産地であることは変わりないのですが、
今回の訪問地は医療研究・産業の集積地である
”メディカルマイル(1マイルの医療地帯)”といわれる都市再生と
新産業と雇用の創出をおこなったまちの視察など、
アメリカにおける”ワーストタウン(住みたくない町)”から
”ベストタウン(住みたい町)”への再生を遂げた
グランドラピッズのまちづくりのサクセスストーリーを
体感するメニューでした。

この内容を詳しく書きたいところですが、
論文ができそうですので(笑)かいつまんで解説しておきますと、
やはりアメリカで大きいのは成功者や企業による寄付が大きな力と
なっているところは否めません。
グランドラピッズも、このGULPミッションを協賛いただいている
Amway社の本社があり、第38代大統領ジェネラル・フォードの
出身地であり、彼らが官民一体となったまちづくりの活動を協力に推進し、
また、ここが西ミシガン地域の経済の中心地ということもあって、
多くの寄付やNPOによる活動が今日のまちの再生をつくり、
支えつづけていることがよくわかりました。

駆け足の視察やディスカッションですので、
日ごろまちづくりの現場にいる我々地方議員からすると
”もっと深堀りしたいなあ”という欲望がわいてくるのですが、
この短い留学ではそうもいっていられず、五感をフル動員して
学ぶことに集中しています。

残す日程はあと1日。
名残惜しい限りですが、いよいよ最終盤となります。






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最新アメリカについての雑感

2012年10月25日 | Weblog
Georgtown Univ.での講義以外にも
この短期留学研修のGULPプログラムは本当に充実しています。
アメリカの保守系シンクタンクを代表するヘリテージ財団の
研究員のみなさまともテーブルディスカッションをさせていただく
機会もいただきましたが、”もっと時間がほしかった、”
というのが”渇望”ともいえる参加者みんなの実感です。

その他、きょうまでの雑感をすこし列記させていただきますと・・・

多くの教授陣の講義を聴いたりディスカッションして感じることで
共通して言えることですが、
・アメリカは内政問題で精一杯
・”財政の崖”問題については誰も答えを持っていない。
すべては今回の選挙次第
・大統領選挙は、まったく混沌。
 2000年のブッシュ・ゴアの最小僅差の決着が再現されるかも。
 最後の大統領選挙公開討論会を大学の大ホールで500人ほどの
 大学生と大スクリーンで生中継で観ましたが、
 大学生の反応はオバマでした。
 まあ、ジョージタウン大学は東海岸ですしね。
 ただ、「外交問題」がテーマでしたがでてきたのは
 中東と中国で、ヨーロッパは少しだけ、日本はゼロという状況です。
 また、外交問題が結局は失業率など内政問題にすり替わって
 いってしまうほど、アメリカは今内政で手一杯感がにじみでていました。
・アメリカ議会が予想以上に日本同様膠着状態でどうしようもない
 状態であること。これも大統領選挙と同時に行われる
 上下院選挙の結果次第でしょう。
・ただ驚くことに有権者の意識は、もしかしたら日本以上に低く、
 (選挙への関心ではなく、さまざまな課題や問題への意識のことです)
 ある調査によると内容が間違っていても、”民主党””共和党”という
 キーワードだけで良し悪しを決める傾向の『政党依存症』が
 いまだ一定勢力いる様子。
(日本でもこれは同じかもしれませんが。本当に政党だけでは
 良し悪しが計れない時代になっているのに、です)
・一方で、いま選挙に際しアメリカ人にはやりなのは、
 ”independence”でもあること。
 これはよいことですねー 若者はとくにこうあってほしいものです。
・TPPについては、まったく話題にもなっていない。日本が騒ぎすぎ。
・尖閣問題は”ああやってるなあ”程度で、
 アメリカは関与したくないのが本音。
・東アジア共同体をアメリカが関与構築して対中国を考える
 という意識も薄いのでは。
 ・・・もはや「第一列島線」は諦めているフシがあります。
・一部知識人がすでに、『20年後はアメリカは中国に負けると』
 明言していることは驚き。

・・・などでしょうか。

それぞれ、きちんといずれ考察を加えてゆきたいと思います。

取り急ぎご報告まで。

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アメリカ短期留学研修中

2012年10月24日 | Weblog
Georgetown Univ での日々が続いています。
あまりに充実していて、ブログの更新ができずすみません。

授業は基本90分ですがあっという間にすぎてしまいます。
教授とのディスカッションは、日本とアメリカの問題認識の差が大きいので
ときにかみ合わないこともありますが、新鮮な学びや考察に本当に喜びを
覚えています。

個々の授業について、レポートをまとめて考察を加えたいところですが
帰国後またゆっくりやらせていただきたいと思います。

時差ボケはまったくないのですが、朝4時台に起きてしまってます。
ふっと目が覚めると、予習・復習をしたくなって
ばっと起きてしまうという毎日って、信じられます!?(笑)
で、そのあと7時半ころ明るくなったら学内をジョギングして
朝食を摂って授業という日々です。
時間が過ぎるのが本当に早いですねー

・・・・というように、
おかげさまでよい勉強をさせていただいています。
それだけご報告してとりあえずご報告とさせていただきたいと思います。



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ワシントン到着

2012年10月22日 | Weblog
アメリカ1日目です。
時差は13時間ありますので、1日得した気分です!
とりあえず、元気に1日目をスタートさせています。

本当はしっかり事前準備をして勉強もして臨みたかった
アメリカ留学ですが、バタバタしているなかできてしまいました。
なので、時間をみつけて少しづつ勉強してきたメモや文献を
忘れてきてしまったりと失敗はありますが、
とにもかくにも来てしまったので、しっかり勉強して帰りたいと思います。

また初日から、スーツケースを間違えるハプニングがありましたが、
空港の放送を聞き逃さず気づいたので事なきをえましたが、
空港を出発する寸前でしたので本当に”間一髪”でした。
いきなりラッキーだったといえばラッキーだったので、
幸先の良い始まりと思っておくことにします。
スーツケースの種類・色・目印のベルト(特にこれは虹色の珍しいものです)
がすべて”ビンゴ”だったので、お互い”これは間違うねー”
と言い合いながら、先に間違えた私の不注意だったので、
こころからお詫びを申し上げました。
でも、こんな確率もごく珍しいと思うので、
思わず名刺交換してしまいました(笑)

明日からは授業一色ですが、
今日はホテルチェックインまでの空き時間を有効活用して
航空博物館、アーリントン墓地、海兵隊記念塔、リンカーンホールを
駆け足で見学させていただきました。
これもお昼を移動の車の中でのお弁当にしていただいたおかげです
(アメリカなのに、なぜか「いなり寿司」でしたが)。

チェックイン後は、さっそく勉強してしまいました(笑)。
明日からの予習が足りてないのでワクワクしながら勉強すると、
あっという間に時間が過ぎますねえー
本当に楽しみです!

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Georgtown University Leadership Program

2012年10月21日 | Weblog
実は、本日10月21日から28日まで、
アメリカ合衆国ワシントンDCにある名門ジョージタウン大学に、
短期留学させていただきます。

これは、Georgtown University Leadership Programという
ジョージタウン大学とJapan Times社が主催し、
日本アムウェイ社が協賛、外務省後援、全日空協力による
短期留学(研修)のシステムで、対象は全国の地方議員と
マスコミ各社のジャーナリストを派遣していただけるミッションで
地方議員は基本的に40代で当選2期以上かつ市町村議会議員経験が
あることが望ましく、各都道府県から1人ずつというとことで
第4回の今回に静岡県から初めて選抜していただきました。
これは大変光栄なことで、しっかりと勉強をしてきたいと思います。

ミッションの内容も、大学での授業とディスカッション、
ミシガン州の地方都市グランドラピッズの地方政治と
民間による地域開発の視察と濃密なものになっており
非常に楽しみです。

日程は過密ですが、一流の教授陣とジュリアーニ元ニューヨーク市長との
ディスカッションなどワクワクするような内容で、本当に楽しみです!
しかも「観光はなし」というところが気に入りました(笑)
こういう”勉強漬”は久しぶりですので、ほんとうに楽しみです!

しばらく日本を留守にしますが、
ブログはPC環境があれば、できるだけ更新したいと思っています。

では、いってまいります!


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国会融解

2012年10月19日 | Weblog
またしても民・自・公の首脳会談は決裂。
話の中身は「解散」について終始した様子。

まったくどうしようもありませんね。
国難であるということについて、なんの実感もないのでしょうね。

さっさと解散して選挙すればいい。
ただし、国会議員のメンバーが変わり、
考え方が抜本的に変わらない限り
きっとなにも変わらないのでしょうね。
そう考えると、結局解散総選挙したって、望み薄ではないでしょうか。
選挙後、大連立して国難には一致結束してあたるという
気運が生まれてくれることだけにかすかな望みはかけておきますが、
政党が自分たちの党利党略で動き続ける限り、どの政党が勝とうが負けようが
国政運営は大差のない結果になるのではないでしょうね。

私は、この国の歴史が示してきたように
やはり”地方から変える”ことしかないようだ、と考えます。
『この日本の破滅的状況を変えたい』
その強い想いをもって、地方政治に気迫で臨みたいと思います。

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富岡町立幼稚園・小中合同学校視察

2012年10月18日 | Weblog
警戒区域にある富岡町。
そこに小中学校が健全に現在あれば1500名余の児童生徒が
通学していたということになります。

現在、その富岡町の児童生徒を対象に近隣の三春町に
5つの学校合同で昨年の9月から合同小中学校が設置されています。
工場跡地を改築した学校です。
通学している生徒は今日現在わずか85名。

理由はさまざまでしたが、
「かえってこられない」という重い現実が
鋭くしかも厳然と突きつけられた思いがしました。

先生方でさえも『いつ富岡町に帰れるのかわからない。
ただ漠然とわかっているのは「しばらくは帰れない」ということだけです。』
と重い言葉を発するしかない状況に、またしても愕然としつつ
現実を思い知ることができました。

「仮の町構想」が進んでいるところもありますが、
徐々に減少してゆく過疎問題ではなく、
いきなり”町が消える””町が土地ごと消える”という
現実を思い知りました。

見る限りこどもたちは元気でいてくれるようです。
しかし、実際には不登校などもこの学校でもあるそうです。
先生方は通常時並みの配置だけに手厚い教育体制なのですが、
こどもたちにも影を落としていることを垣間見ることができました。

今日で3日間の行程が終了しましたが、
今回の福島県への視察は、とても意義深いものであったと思います。
『今後なにかにつけて「福島」を意識して考えることになるだろうな』
と、道々考えながら帰路をたどっています。

みなさん。
3:11東日本大震災と福島原発事故は風化させてはなりません。
私たちだけでなく、未来の日本、未来のこどもたちのことを
考えれば風化なんてさせられる問題ではありません。
今後とも「福島」を忘れずにいつまでも直視していただけるよう
お願いして、今回の視察の総括にしたいと思います。

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福島第一原発・警戒区域内・関連施設視察

2012年10月17日 | Weblog
文教警察委員会の視察で福島にいます。

静岡県警から福島県警への応援は、のべ1467人。
いまも今年4月から1年の任期で24名の警察官が
出向していただいてます。
その警察官のみなさまの業務内容の確認と激励も兼ねた視察と、
福島第一原発の周辺の警戒区域と帰還困難地域、
居住制限地域の視察、
避難していいる町が他町に設置している
幼稚園・小学校・中学校の様子などを
3日間にわたって視察する行程です。

朝、最初の訪問地である福島県庁で現在の被災状況、
警察の活動状況などの説明を受けた上で、
福島周辺勤務の静岡県警察官のみなさんの激励。
その後、線量計を渡されバスに乗り込みました。
緊迫の一日がスタートしました。

視察先は11箇所。
①川俣警察署・双葉警察署川俣分庁舎
②双葉警察署浪江分庁舎
③検問所
④大熊町請戸漁港
⑤福島第一原発敷地内展望台
⑥オフサイトセンター
⑦双葉署(現在は使えない)
⑧JR富岡駅(津波被害甚大)
⑨検問所
⑩スクリーニング場
⑪双葉署臨時庁舎

現在全町避難となっている「警戒区域」は4町。
「浪江町」「双葉町」「大熊町」「富岡町」
上記視察先はほとんどこのエリア内です。
ゆえに、パトカーの先導で検問所を通過して視察にはいりましたが、
検問所手前の途中の飯館村も居住制限地域や帰還困難区域が
ありますが、確かにガイガーカウンターの数値は高く反応します。
福島市からの移動のバスの中でもこの変化に緊迫でした。

警察関連施設では、現場警察官のみなさまから
地震および原発事故当時の生々しい様子や、
現実問題としての課題や防災のありかたなどを、
法改正の必要性や国との関係のありかた、
自衛隊や米軍との協力や、人材育成のありかたなど
とても現実的な大きなご示唆やご教示をいただきました。
移動のバスのなかでも同僚議員や同行した警察総務部長とも
ひとつひとつ確認しあいながら議論しましたが、
今回の視察の意義と意味の大きさをあらためて痛感しました。

また、警戒区域内での業務に従事される警察官のみなさまには
本当に頭がさがりました。
独身者ばかりかと勝手に思っていたのですが、
ご家族のあるかたも多く、先週お子さんが生まれたかたも
いらっしゃり、遠く離れた福島で大変な業務にあたられている
ことに胸が熱くなり、『お願いします!』と思いっきり握手し
頭を下げるしかありませんでした。
あらためて、心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。

検問所のある浪江町の請戸漁港の津波被害はすさまじく、
元は田畑だと思われる場所にぼろぼろになった漁船や車が転がり、
住宅地だった場所は基礎の土台だけが残るだけ。
残っているのは、荒廃した請戸小学校と漁港の大型施設など。
荒涼とした大地と堤防を失い大波が押し寄せる漁港跡地。
・・・とにかく言葉を失いました。

福島第一原発に向かう双葉町や国道6号線沿いでは
かつては一面の美田であったであろうところは、
セイタカアワダチソウがにくらしいくらい見事に育ち
どこまでも黄色の海でした。
本来ならば、今頃は黄金色の稲穂の海が
こうして秋風にどこまでも揺れていただろうに、
今日の風景は「ふたばの米」と書いた看板の下に
揺れるセイタカアワダチソウの海。
農家のみなさまのご無念はいかばかりか。
悔しくてならない光景でした。

空は青い秋空。
川はせせらぎ、遠くに見える山々はそろそろ色づきはじめる。
そして秋の涼風が木々を揺らせる。
すばらしい秋の日と日本の原風景がそこにはありました。

でも、ちがうことはそこには誰もいない。という事実です。

福島第一原発のある大熊町にはいると
町を歩いていたのは、牛とブタとイノシシです。
目の前にテレビでみていた光景が現実として広がります。

原発から5キロの本来使われるはずだったオフサイトセンターでの
線量は5.52mSv。高くなっています。
そして、いよいよ福島第一原発敷地内の展望台に向かいましたが、
手前の検問所で、線量が高くなっていて危険ではいれないとのこと。
持ち込んだ簡易型のガイガーカウンターは「計測不能」。
聞けば20mSv以上はあるであろうとのこと。
後世のためにもこの原発施設を少しでも見て
心に刻んでおきたかっただけに残念至極ではありましたが、
こればかりは致し方ないことです。
目に見えない危険が現実にそこにありました。
それだけを実感した瞬間でした。

その後、福島第2原発内にあるスクリーニング場での
スクリーニングを経て検問所をくぐり警戒区域からでましたが、
本当に緊迫感と重く大きなものをいただいた視察となりました。

私の線量計の1日の数値は0.007mSv。
通り過ぎるだけだったので、これで済んでいますが
さすがにここでは暮らせないことを実感させられました。

東日本大震災・原発事故から1年半。
あの未曾有の大災害の記憶が風化されてきている気がします。
でも、現場には予想以上に厳しい現実が待っていました。
被災地で今日もさまざまな業務にあたっておられるかたがた、
我が家に帰れず、避難生活を余儀なくされるみなさま、
そんなみなさまのご労苦やご心痛を目の当たりにして、
この視察を決して無にしてはならない、
あの大災害の記憶を風化させてはならない、
と、あらためて誓う一日となりました。


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