中国の反応

2012年05月02日 | Weblog
日米首脳会談を受けて、早速中国が反応しました。

『大隈水道を中国海軍艦船が通過。異例のコト』
という報道がありましたが、これは中国の無言の圧力ともいえる
メッセージなのでしょう。

ちょっと言葉では説明しづらいのですが、
アジアの海洋戦略を語るときに(特に軍事上)
『第1次列島線』『第2次列島線』という言葉がでてきます。

『第1次列島線』とは、「九州」を基点に南へ「奄美諸島」「琉球諸島」
「先島諸島」を経て、「台湾」「フィリピン」「インドネシア・ボルネオ島」
に至る島々を結ぶかたちで引かれる線で、アメリカ側から言うと、
軍事上中国海軍をこの列島線内に封じ込めるのが重要な戦略であり、
中国側からすると、この列島線内の権益を守ることが重要な戦略でありました。

ところが、最近この列島線戦略に微妙な変化が生じており、
アメリカの防衛ラインが『第2次列島線』に後退したとの見方もあります。
これは、中国の戦力の充実でミサイルの射程距離や海軍力の増強がなされ、
後退を余儀なくされている側面もあります。

ちなみに『第2次列島線』とは、
「伊豆半島」を基点に、「伊豆諸島」「小笠原諸島」から
「マリアナ諸島」「パラオ諸島」そして「ニューギニア島」に至るラインです。

冒頭に書いたとおり、
”中国の圧力”というのは、
この『第1次列島線』の、いわば”喉もと”である大隈半島をかすめて
”いつでもカンタンに第一列島線などは突破できるんだぞ”
という、このタイミングで即冷水を浴びせてくる圧力に他なりません。

私たちは、報道がなされていないだけで
日本は想像以上に厳しい立場に立たされているということを
思い知らなければなりません。

しっかりしてくれないと、国会議員のみなさん!
党利党略で政争や政局を永田町でやってる時ではないですよ!!
と、全員の国会議員に言いたいのは私だけではないはずです。

日米関係について

2012年05月01日 | Weblog
日米首脳会談がおこなわれています。
それについてさまざまな報道がされていますが、
『野田総理がいつまで持つかわからないので、
突っ込んだ話し合いがされていない』というマイナスの報道や、
『アーミテージが中曽根、小泉級の扱いだと言っている』など
民主党政権になって冷え込んだ関係を劇的に改善していることを謳う報道など、
さまざまな見方がありますが、私は少し距離を置いてみています。

昨日から今日にかけて、クリントン国務長官やガイトナー財務長官など
アメリカ政府のアジア戦略の中心人物が、日米会談を切り上げて
そろって北京に向かってしまったことは、アメリカのアジア戦略が
確実に日米関係重視から米中関係重視にシフトしていることを
明確に物語っています。

そして、昨日来の報道によると、日米軍事演習の強化や
沖縄の基地再編に言及していることについて、
『日米関係が修復』という趣旨の報道がなされていますが、
これは、決してアメリカが日本の言い分を重視したわけではなく、
”アメリカの事情”によってこれらの提案がされていることを
見逃してはいけません。

アメリカでは、アジア戦略および世界戦略のなかで
対中関係はいまや最重要戦略と位置づけられています。
いっぽう日本については、学術用語でいうと『オフショア・バランシング』。
『日本を便利に対中戦略に利用する』という決定がなされていると
考えなければなりません。

わかりやすく言うと、
「アメリカはアメリカの利益ために、今後日本の軍事力を
米軍の経費節減と不足を補うためにより積極的に利用することにした」
という方針を決め、
「在日米軍基地については、対中国に対する防衛線を中国軍の強化により
少し後方へ下げて再構築するなかで必要か必要でないかを決めていこう」
ということなのです。

我々は、この現実をしっかりと報道の裏側から
汲み取っておかねばなりません。
今、日本国民が考えなければならないのは、
野田総理が良いとか悪いとか、支持率がどうのこうのとか、
民主党が悪くて自民党がよい、などという
狭義な視野で政治を考えるのではなく、
国際社会のなかで、日本がどのような位置におかれているのか、
どうしていったらいいのか、それを、生活現場である県政や市政と
どう関連させて考えてゆけばいいのかを、キチンとご自身の考え方を
もっていただくことが大事だと思っています。

そのためにも、私も微力ですが、情報発信をしたり、
「県政報告会」や「あべたく政治塾」のような機会を設けて
双方向の意見交換をしてゆけるようがんばってゆきたいと思います。

GWの国際金融情勢もご注目を

2012年04月29日 | Weblog
日本はゴールデンウィークですが、
海外は普段通りであることを忘れてはいけません。

26日にS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が
スペイン国債を2段階格下げしました。
これで、ヨーロッパの債務危機の下振れ不安がふたたび再燃し、
金融市場の動きを注目しておかなければなりません。
怖いのは投機筋の資金がどう動くかです。

日本は、実は次の格好のマーケットになってしまうのではないかという
危険性が指摘されています。
まずは、日本の株式市場の大きさが魅力的なこと。
東証だけでも時価総額は300兆円あります。
そして日本の1日の為替取引額は60兆円。
さらには2012年の国債発行残高は822兆円。

国債発行残高。
その危険性の芽は消費税の動向にも直結しています。
消費税が増税されないときは、国債がさらに発行されることになり、
国債価格は下落します。そして利回りが上昇します。
国債の下落=利回りの上昇 は、国債の利回りを指標としている
ローン金利やプライムレートを押し上げることになります。
つまり「スタグフレーション」です。

もし、こういう感じで金融市場が反応しだすと
これは一転して円安に動き出すことも考えられます。
円安は貿易立国の日本にとってよいではないか、というのは短絡的で、
「物価は上がる一方で給料は上がらない(逆に下がるかも)状況」
が出現しますので、結局このしわ寄せの直撃弾を食らうのは
庶民ということになります。

現在の消費税を上げる上げないという議論は、
本当は、こういうふうに国際経済や金融市場をしっかりにらみながら
マスコミも政治家もキチンとした解説を加えながらすべきなのに、
と本当に情けない思いにとらわれます。

みなさまも、国会議員やマスコミ関係者に会うことがあれば
ぜひこういったさまざまな観点からの予測について解説せよ、と
迫っていただくことが、もしかしたら日本の将来を救うことに
なるかもしれませんので、気にかけていただきますようお願いいたします。

少しはGWの”頭の体操”になりましたでしょうか?

ゴールデンウィーク初日はちょっと幸せなお仕事

2012年04月28日 | Weblog
ゴールデンウィーク初日です。
新東名開通後初のGWなので、例年大渋滞を巻き起こす東名高速道路の状況が
気になって、県営公園であるガーデンパークの指定管理の様子を
チェックするついでに、帰りは東名、新東名の様子のチェックにも
ぐるりと浜名湖一周遠征をしてまいりました。

ガーデンパークは、もともと評判の良い施設ですが(しかも入場無料)、
現在の指定管理者の遠鉄グループのみなさんも意欲的な取り組みを
いただいているおかけでより好評とのことでしたので、
期待をして行ってきましたが、評判にたがわぬ人気ぶりで、
各種の企画も盛況で満足してかえってきました。
今日は「県議ですよ」というようなスーツでなく
(どうしてもスーツ姿だと目立ちますし、特別扱いされてしまい
実態がわからなくなったりしてしまうと元も子もないので・・苦笑)
私服で一般のみなさま同様のかたちで公園にいってきたのですが、
ボランティアのみなさまや、企画展にご協力いただいていた
民間諸団体のみなさまも、とてもフレンドリーで、
訪れたみなさまはとても満足されているご様子でした。

ちなみに現在の企画展は
「木工展」で、子どもたちの体験工作教室や木の楽器教室、
木のおもちゃなどなど子どもたちがキラキラしそうなイベントや、
販売している木製品も多彩でかなりいいものが、しかも安価でありましたよー
おすすめです!
30日まで開催中とのことですので、ぜひとも!!

で、帰りに三ヶ日から東名高速経由で新東名を初めて走ってみましたが、
渋滞もなく快適な走行ができました。評判通り広く走りやすい道路です。
さすがにサービスエリアは大混雑でしたが・・・
夜、ネクスコ(旧道路公団のことです)さんに確認もしましたが、
『例年に比べ確実に渋滞の緩和がなされました』とのこと。
”なんとしてもGW前に”と、県もネクスコさんも関係者一丸となって
取り組んできた甲斐があったというものです。

さあ、ゴールデンウィークは始まったばかりです。
みなさまにおかれましては、事故のない、楽しい良いゴールデンウィークを
お過ごしいただきますようお祈りいたします。

”すばらしい季節週間”という意味での”ゴールデンウィーク”でもあるなあ、
と私は勝手に思っています(笑)。
9連休のかたも、お仕事のかたも、ぜひこの素敵な季節を楽しんでくださいね!

私も、後半は少し休ませてもらって
日頃できないでいる長男の野球団のお手伝いをしたいなあ、と思っています。
もちろん、長男の成長ぶりも見てみたいですが!

時節柄ご自愛のほどを

2012年04月27日 | Weblog
このところ、またしてもインフルエンザが流行している様子ですし、
季節の変わりめのせいか、私の周囲にも体調を崩されているかたが
多いように感じます。

かく言う私も、実は今週初めから体調がいまいちで、
かぜぐすりのお世話になっています。
とくに、この3日ほどは首と肩が痛くて
”首が回らない”(苦笑)状態でした。
それなのに、昨日も調子にのって雨のなか
ずぶ濡れになって仕事したりするものだから、
なかなか直りきらないという、自業自得です・・・

明日からはGWですね。
お休みをとれる方も多いと思いますので、
ゆっくり休養していただいて体調を整えてくださいね!
私もいつもの週末よりは日程が緩めなので、意識的に少し休養をとって
万全の体調に戻してまたがんばりたいと思います!!

実地検分は雨の日が一番

2012年04月26日 | Weblog
地元のみなさまからはさまざまな陳情要望をいただきます。
特に多いのが道路や河川の改修改良、災害復旧や災害対策、
信号や横断歩道の設置などのハード整備に対する要望比率が
やはり一番高いのですが、国会の秘書時代を通してもこれらの
ご要望は減ることはありません。

そのハード整備要望をお受けするにあたって、
私は長年の経験則から、必ず現場へ行って実情を見る、
そして関係者のみなさまのお話をお聞きする、
それをできるだけしょうとしてきています。
なぜならそれによって緊急性や危険度、優先度などが
説得力をもって理解できるからです。
役所のみなさんと折衝するにあたっても、
現場を知っているかいないかで、説得力が変わりますし、
熱意も変わります。

ゆえに「現場主義」を貫いてきていますが、
今日はその「現場」の日でした。

この1年間政調会長であったこともあり
県庁での業務量が格段に増えて、地元にいられる日が限られたので、
現場の日を集中して日程化してあることが多いので、
今日のような大雨の日でも延期もせずに実況見分です。

現場においでいただくみなさまには雨の日は申し訳ないのですが、
実は雨の日がより効果的であることも多々あるのです。
それは、山間部などの地形では、雨水の流れがどうなるかは
予想以上に道路や擁壁に及ぼす影響が大きく、
当然側溝や河川も同じく大雨の時の現場をみられることは
大きな参考になります。
また、交通事情も雨の日は状況が悪化しています。
渋滞は多く、運転者も歩行者も見通しが悪い。
こんなときの安全を確保してこそ交通安全対策です。

ゆえに今日は、「おー雨だゾ!なにか発見があるかも」と
長靴をはいてワクワクしながら現場に向かう私がいます(笑)

あべたく政治塾 第4期 開講

2012年04月25日 | Weblog
あべたく政治塾第4期が本日スタートいたしました。
今年は18名のメンバーでのスタートとなりましたが、
今日はキチンとオリエンテーションをやらせていただき、
なぜこの政治塾を開講するのか、なにを目的にするのか、
どんなテーマで、どんなやりかたをするのかを、
受講生のみなさんと双方向で話し合いながら
1年間の概要を描かせていただきました。

今年の特徴は、すでに1〜3期であべたく政治塾を経験されたかたに
年5回の勉強会のうち4回を私と共催というかたちをとって
企画立案から当日の運営までお手伝いしていただくこととしました。

私自身も3年あべたく政治塾をやると、マンネリ化したり
内容や考え方が硬直化してしまうことが怖かったので、
ちょうどよい機会として、新機軸を打ち出してみることとしました。

もはや時代は「受動型」ではおいていかれてしまう時代になっています。
『日本を地方から変える』というのが私の信条ですが、
自らが積極的に動いてもらうこと、考えてもらうこと、工夫してもらうこと、
そんな「能動型」の人間が増えないと、日本の未来も、静岡県の未来も
切り拓いてゆくことができません。
そのための政治塾でもありますので、
この政治塾にご参加いただいたみなさまはきっと全員が
なんらかのカタチで、これからの地域や、それぞれの世界で、
ご活躍いただけると信じて、今年もスタートしました。

年間全6回。2ヶ月に1度のペースでの勉強会です。
もし、”私も興味がある!”というかたは、
若干名ならまだご参加を前向きに検討いたしますので、
遠慮なくお問い合わせいただければ、と思っています。


阿部卓也事務所
電話 053−582−1400
e-mail abetaku@iris.ocn.ne.jp




山は富士山 お茶は静岡 日本一

2012年04月23日 | Weblog
早くも新茶のニュースが入る季節になりました。
一昨年の凍霜害、昨年のセシウム騒動などで落ち込んだ静岡茶でありますが、
今年はそのブランドに恥じないおいしいお茶ができてきています。
みなさまもぜひご一飲をお願いします!
自信を持ってオススメします!!

県庁本館正面玄関には、
富士山とお茶畑の大迫力の写真が飾られました。
お茶の緑に富士山が良く映えて、実に美しい限りです。
やはり、静岡県の富士山には桜もいいですが、お茶畑が一番かもしれませんね。

『山は富士山 お茶は静岡 日本一』
これは大正時代の標語だそうですが、この大写真とともに飾られています。
世界遺産になった暁には、再度この標語で売り込むんだ、と、
川勝知事も意気込んでいますので、ぜひ県庁においでの節は
本館正面玄関でこのすばらしい情景をごらんになってください!

野生鳥獣慰霊祭

2012年04月20日 | Weblog
今日は恒例の猟友会主催の野生鳥獣慰霊祭が行われました。
これは、毎年駆除された鳥獣の霊を慰めるために、
浜北の古刹岩水寺地内にある慰霊塔の前で供養がおこなわれているものです。

近年とくに、県内各地でのシカやサル、イノシシなど有害鳥獣による
農林産物の被害が相次いでおり、人間との共生ならず、
不幸にも命を奪うことになってしまった野生鳥獣の慰霊をこうしておこなうことは、
せめてもの手向けであり、猟友会のみなさまにとっても、
たとえ鳥獣であっても「命を奪う」ことに対する懺悔として
とても大切にしておられる慰霊祭であります。

猟友会のみなさまにおかれましては、
日頃よりほんとうに大変なご苦労をいただいておりますことに
こころからの敬意を表するものであります。

今日は、慰霊祭だけでなく、猟友会のみなさまから直接現場のお話をお伺いできる
貴重な機会でもあり、猟友会を構成するみなさまの高齢化のこと、
射撃場の不足などで練度があがらずどうしても不慮の事故がおこってしまうことや、
銃刀法の強化による銃の管理の大変さや、それによる若手の敬遠などもあって
狩猟人口の減少している反面、有害鳥獣の増加で出動要請の激増など
多くのお悩みをお聞かせいただける貴重な機会でもありました。

先週開通した新東名高速道路では、
山間部を貫通してゆくだけにある程度の予測はされていたものの
開通1週間を待たずして、すでに20件ほどの野生鳥獣による交通事故が
発生しているそうでありますし、いまや、ヨーロッパで成功事例のある
「オオカミを復活させシカの増加を食い止める」プロジェクトすら
検討されるようになり、県内だけでなく日本全国での有害鳥獣の駆除問題が
クローズアップされるようになりました。

今日の慰霊祭はいろいろ考えさせられるよい機会でありましたが、
『ひとと動物との共生』という、尊厳にかかわる大きなテーマだけに
今後もしっかりと向き合って考えてゆきたいと思っています。

4月臨時議会

2012年04月18日 | Weblog
副知事人事案他を審議する4月臨時議会が行われました。
会期は本日1日。
2月議会の混乱のもととなった副知事人事は当初の3人制からは後退し、
2人制で決着しました。副知事の人選は同じ。
県民のみなさまにはわかりにくい”政争”になってしまいました。

今後も知事と自民党会派との関係は不安定要素を含みつつ
新年度がスタートすることになりそうですが、
我々県議会議員も知事も県職員もみな県民のみなさまのために
仕事をしてゆくことが第一義です。
その本分をしっかりと果たせるように、県議会の一員として
さまざまなかたちで円滑化をはかり、より建設的な議論がなされるよう、
微力を尽くしたいと思います。