ルーキー秋山拓巳、初完投は初完封。虎の新ヒーロー誕生。（追記アリ）

twitterで試合開始直後に、
「秋山投手にも頑張ってもらいたいが　主役は打線にならないと」と書いた。
それは最近さっぱりの打線に奮起してもらいたいと思ったのが第一だけど、
同時に、
さすがに秋山がそうそう何度も好投はできないだろう、
という気持ちも少なからずあった。


ところが。
秋山は私の想像を遥かに上回る好投。
4安打無四球、なんと93球でのプロ初完封を、初見参の甲子園で成し遂げました。
これならもう打線がどうのこうのではない。
さらに自身のバットで追加点。
またしても連敗ストッパー、まさに救世主。

凄い選手が現れた。


何が良いかって、ストライクを取ることに汲々としないところ。
城島の構えたところにだいたい投げ込めているし、無駄な球がない。
だから93球という破格の球数でいけるわけだ。
テレビでも度々「タイミングを外されている」って話があったけど、
三振3つが示すように当てられてはいる。だけど、彼は何か既に投球術を持っているようだ。
それがこの結果を産んでいる。

ヒーローインタビューも堂々としたもの。
西条高校、眞鍋かをりの母校でもある。

打線も守備も支えた。同じルーキーの俊介のいい守備もあった。
新井さんも昨日の憂さ晴らし。平野もエラーはあったけど3安打。
逆にヤクルトはエラーもあって自滅。

いろいろ救われた日だった。
残り19試合。能見が戻って、秋山がいて。
厳しい戦いは続くけど、今日の秋山を見習って、
タイガース一丸となって頑張ってほしい。

火曜からは横浜3連戦。行きたいけど…
まずはここを3つ取って天王山讀賣、中日の6連戦に臨みたい。

それにしても、秋山。
おめでとう、ありがとう、登板試合は全部勝とう。


追記
今日の球審だった谷さんは今日が一軍最後の審判だったとか。
その試合で高卒ルーキーの秋山が完封。
行く人あれば来る人あり。
25年前に1985年の甲子園バックスクリーン3連発を一塁塁審で見ていた氏が、
今日は虎の未来を担う若手の投球に、渾身のジャッジでした。