おっさんひとり犬いっぴき

アベさんと黒犬トトのノンキな日々

足元の世界

2016-11-26 09:04:55 | 福島

 気温がぐっと下がり、夜明けと同時に外出するのには根性がいる。それでも、覚悟を決めて一歩外に出れば、家の中でぬくぬくしているのがもったいないような美しい夜明けを見ることができる。冷たい張り詰めたような空気に、一発で目が覚め頭が冴える。

 安達太良山に朝日が当たり、赤く染まる。頂上付近はすでに白くなっている。見た目には大したことがなくても、実際登ってみると、結構雪が深くて苦労する。

 毎日あたりが真っ白になるくらい霜が降りるので、我が家の菜園を見に行くことにした。今年は冬野菜の準備が遅れ、全然成長しないままに寒くなってしまったのだ。

 春菊は5センチほどになっていたので、なんとか食材として利用できそうだ。大根は土から盛り上がっているのはひとつもないものの、よく見ると小さいのができている。

 大根は引き抜かれて横から見ることがほとんどなので、改めて真上から見て見るとタンポポみたいな葉っぱだということに気づく。

 白菜は葉が開いた状態で、丸くなっているものはない。この寒さではこれ以上の成長は見込めないだろう。ただ、葉っぱの先についた霜が、星の形をして綺麗なのには驚いた。野菜としての役目は果たせないが、それはそれで良しとしておこう。

 NHKで「足元の小宇宙」という番組をやっていて、植物学者から写真家に転向した人や、生涯科学絵本というジャンルで植物を描き続けている人が紹介されていた。それこそ朝から晩までその辺にある雑草を相手に、カメラを向けたり地面にへばりついて絵を描いたりしている。ともに80歳を超えるお年寄りだったが、好奇心旺盛で明るいことにかけては、若者も太刀打ちできない。

 好きなことを夢中でやり続けると、それが仕事になり、日々を幸せに暮らせるという典型的な人たちだ。そして、そういう生き方は、決して遠いところにあるのではなく、僕らの立つ足元にあることを教えてくれる。

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