おっさんひとり犬いっぴき

アベさんと黒犬トトのノンキな日々

花散らし

2017-04-19 11:54:52 | 福島

 三春の滝桜が満開を迎えた、とニュースで流れているが、近くに住んでいても人が多いので近寄らないようにしている。普段なら10分とかからないところが、大渋滞で駐車場に入れるのに1時間待ちなんてことになっていると、根気のない僕はすぐに引き返してしまうのだ。

 せっかく満開になったが、今日は防災無線で暴風に注意なんて警報が流れている。こういうのを花散らしと言うんだろうなと思うが、元々の意味はかなり違っていたようだ。今でこそ花散らしの風だとか花散らしの雨なんて使っているが、昔は花見は無礼講で、村を挙げての乱痴気騒ぎの中、若い男女が朝まで組んずほぐれつえらいことになっていたことを指して使っていた言葉らしい。

 と書くと、不倫をすると社会的制裁を受ける最近の高潔な日本では考えられないが、どちらかというと日本という国は、昔からモラルに対してはおおらかな人種なのである。

 混浴は当たり前だったし、出稼ぎに出るときはうちの女房をよろしくと村に残る裕福な男に任せていたし、夜這いやお祭りの乱痴気騒ぎも普通に行われていた。そしてそれは決して古い時代のことではなく、昭和の初期でも続いていたことは、民俗学の資料にはたくさん出てくるのである。

 だから、先進国として高いモラルを示そうといろいろ頑張るが、時々昔のおおらかなところが顔を出し、ひどくだらしなくなってしまう。性に関してもアルコールにしてもギャンブルにしても、欧米では個人の自由を守るため、完全に規制してしまうことはしないが、その代わりに公私の区別をはっきりとつける。ポルノやアルコールは未成年から厳格に遠ざけられ、仕事場の宴会でも酔っ払いは厳禁である。中には酔っ払って公道を歩くのも罰金を課している国もあるという。

 こういうのを聞くと、日本人はつい「そりゃやりすぎだろ」という感想を持つが、そこのところが良くも悪くも日本人らしいところだ。

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