2日がかりで野鳥の絵を描いてみたが、どうも思ったようには描けない。大体が描きながら考えているので、どんな仕上がりになるのか、最後まで自分でもわかってはいないのだが、このまま進めていっても失敗作に終わるのは目に見えている。いろいろいじっているうちに、ますます煮詰まってきたので、思い切って描き直すことにした。
こういう時には一度頭の中をリセットしたほうがいいだろうと、朝の涼しいうちに走ってくることにした。といっても、このところの福島は全国一暑い日が続いているので、朝から30度は軽く超えている。1時間ほど走ってくる予定だが、ペットボトルに水を入れて持って行くことは忘れない。油断していると、いつ日射病になるかわからないからだ。
ついでなので、今までかけたことのないサングラスもかけて走ることにする。15分も走れば、頭の中から汗が噴き出してくる。帽子はビチョビチョ、サングラスの中にまで汗がしたたってくる。それでも1時間半ほど走ったり歩いたりしながら、家の近所をぐるっと回ってくる。
家の中にいては気づきにくいが、青い空には巨大な入道雲が頭をもたげ、田んぼはいつのまにか緑色の海に変わった。風が吹くと田んぼに緑の波が起き、雲の陰がその上を横切って行く。