おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ダム湖

2017-03-20 09:51:40 | 福島

 祭日の今日はカフェの定休日と重なり、時間を気にせず朝の散歩ができるので、久しぶりに三春のダム湖の周辺のさくらの公園に出かけてみた。

 数千本の桜の木が植えられているさくらの公園だが、当然ながら花は時期尚早なので、目当ては桜の蕾を食べに来る野鳥のウソの姿だ。

 と思い、歩き始めたが、あまり野鳥の声がしないのはどうしたことだろう。もしかしたら意外と山よりも里の方がこの時期は餌が豊富なのかもしれない。耳を澄ますと、家の近所でも見かけるヤマガラやシジュウカラ、ウグイスの声が聞こえてくる。どうせなら珍しい鳥が見たいんだけどな。

 犬たちは久しぶりの車での外出にテンションが高い。ドリは芝生の場所を転がり、上機嫌な時だけやる「スリスリの舞」を始める。トトも最近はかなり年寄り臭くなってはいるが、アウトドアでは生き生きして来る。

 足元にはツクシの子があちこち顔を出し、フキノトウもすっかり開ききっている。

 じゃあ、次はカタクリの花を探しに行こうと場所を移動していると、トトが急に片足を上げて立ち止まった。見ると爪が割れ、出血しているではないか。こりゃ大変。慌てて持っていたティッシュで止血し、散歩を切り上げて帰ることにした。

 駐車場まで戻ると、双眼鏡を持ったオッさんから声をかけられた。郡山でバードウォッチングの愛好家のグループに参加しているようで、「この辺で撮ったというヤマセミの写真を見せてもらったんだけど」と尋ねてきた。
「知り合いには、桜川で見かけたという人がいたけど、そこも数年前の洪水で河川工事をしていたから、今はいないでしょうね。でも、郡山と比べて三春は野鳥が多いから、きっとこの近くにもいますよ」

 そう答えると、オッさんは双眼鏡で湖岸を観察し始めた。

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