おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

東北の朝

2017-05-17 10:41:19 | 福島

 東北の夏の朝は早く、朝4時を過ぎると東の空はしらじらと明るくなってくる。人間より早起きなのは鳥たちで、最近我が家で巣作りを始めたシジュウカラは、ツツピーツツピーと大騒ぎだ。その声につられ窓辺で見学すると、口いっぱいに何やら咥えた一羽が、巣穴から顔を出しているもう一羽にバケツリレーしている。どうやら巣の材料となるものをせっせと運んでいるようだ。

 午前6時には犬たちを連れて散歩に出るが、その頃になると太陽はすっかり高く昇り、すでに夏の強烈な光線が降り注いでいる。九州と比べると1時間くらいは朝が早いんじゃないかと思うが、北海道の宗谷岬を旅した時には午前3時過ぎには明るくなったので、九州の朝が遅過ぎるとも言えるのだ。

 雑木林は若葉のたよりない萌葱色から濃い緑色になり、木々の中は黒々としている。こうなってしまうと、野鳥もリスも見つけるのが難しい。

 多くの田んぼが、この二、三日で田植えを終えた。水の引かれた田んぼは、カルガモにとっては居心地のいい場所なんだろう。

 16歳の誕生日まであとひと月半となったトトは、サカリの時期が過ぎ、すっかりおとなしくなった。

 グイグイ引っ張っていたリードも、今度は逆にこっちが引っ張ってやらないと、道草ばかり食ってなかなか前には進まない。

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