阿部ブログ

日々思うこと

近衛歩兵第二聯隊の碑

2013年05月05日 | 日記
近衛歩兵第二聯隊は、近衛歩兵第一聯隊と同じ日に軍旗を親授された日本陸軍最古の歩兵連隊。
近衛師団長・北白川能久親王の指揮の下、近衛歩兵第一聯隊とともに台湾平定に従事。日露戦争では明治37年の九連城攻略に参加、その後、遼陽、沙河、奉天などの戦闘に従軍した。
敗戦により昭和20年8月25日、軍旗を奉焼し解隊となった。

因みに軍旗は明治12年の太政官布告により連隊軍旗の制式が定められ、皇室儀制令の付則 「軍旗親授の儀」に則って授与されていた。歩兵連隊の軍旗は、幅3尺、縦2尺6寸4分で、陸軍最初の軍旗は、明治7年1月に近衛歩兵第一聯隊と近衛第二聯隊に親授したのが嚆矢。

        
聯隊記念碑の裏には、聯隊員の銘板が貼りつけてあるコレだ。
 

以下は、聯隊碑とその裏には細かい字で聯隊メンバーの名前記されている銘板がある。
     
それと、聯隊碑の正面から見て右側には歴代の連隊長名が記されている銘板がある。
   

記念植樹をしており、橘が植えられている。
    
橘の木の根元にある記念植樹碑にはこうある。

『記念樹たちはなの由来
われら元近衛歩兵第二聯隊出身者有志一同は 昭和四十三年一月二十三日この地に記念碑を建立するに際してその昔宮中守護に当たる左近衛府 右近衛府の武士が御所紫宸殿前に左近の桜と右近の橘をそれぞれ分して培養していた故事に因みこの橘の実生から京都御所で育成した苗木を拝受してこの記念樹として植樹し われら近衛兵の皇室に対する思念を永遠に伝える 左にある橘は昭和五十一年十一月十日今上陛下御在位五十年を奉祝して右記 同様の苗木を記念植樹したものである
昭和五十八年一月二十三日 近歩二会 
元近衛歩兵第二聯隊戦友会』

近衛歩兵第二聯隊戦友会(近歩二会)は、平成20年に会員の老齢化を理由に解散している。

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