何も問わない【1】

目にとまる

ZMP

2017-07-13 16:09:19 | 日記

 ロボット開発ベンチャーのZMP(東京・文京、谷口恒社長)は13日、歩道を走る宅配ロボット「キャリロデリバリー」を公開した。宅配すし「銀のさら」を提供するライドオン・エクスプレスと組み、8月以降に実証実験を始める。実用化には法整備が課題で、今後政府と協議する。

 都内で開いた「ZMPフォーラム」で発表した。宅配ロボは宅配ボックスを備えた箱型の本体に車輪がついている。カメラやレーダーを使い、周囲の環境を認識しながら玄関先まで運ぶ。最大100キログラムまでの重い荷物を積めるため、ドローン(小型無人機)で運ぶのが難しい食品配送などを想定している。ZMPが物流会社などに提供している物流ロボット「キャリロ」の技術を盛り込んだ。

 まずはオフィスなどの私有地でライドオン・エクスプレスと実証実験に乗り出す。同社のベンチャーキャピタルが6月、ZMPに出資した。

 実証実験はオフィスなどの私有地で実施する。技術検証のほか、範囲内でサービスの試験提供にも乗りだす。宅配業界では人手不足が深刻となっている。ロボットが集配施設から顧客宅までの「ラストワンマイル」を代行し、配達員の負担を減らし消費者の利便性を高める。

 宅配ロボの実用化にはさらなる法整備が必要となる。トラクターなどの小型特殊自動車に分類された場合、期間限定でしか歩道を走行できないという。時速最大6キロで走るハンドル型電動車椅子(通称シニアカー)のような分類を目指す。谷口社長は欧州や中国で宅配ロボの実験が始まっていることを例に挙げ、「日本でも早急に規制緩和を進めるべきだ」と呼びかけた。

(吉田楓)
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