底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)

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「フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展」

2017年05月14日 | 日記(美術館・演奏会・旅等)
愛知県美術館で、「フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展」が
行われています。今日は学芸員の中村さんにレクチャーしてもらい見学しました。
(フィンランドがロシア帝国から独立したのは、第一次世界大戦中の1917年)
フィンランド芸術の黄金時代の始まりともなった、1900年のパリ万博フィンランド
展示館についての紹介もありました。

森と湖につつまれた国、フィンランド。国土の3分の1が北極圏に位置し、
サンタクロース村がある北部のラップランドでは、夏は太陽は沈まず、
冬は太陽が昇らないことで知られています。オーロラとムーミンで有名です。

国土の68%が森林、10%が湖沼という森と湖の国。
国内には約19万個の湖があります。
面積は日本よりほんの少し小さいだけですが、人口は547万人。
ちなみに愛知県の人口が750万人ですから、面積はそれほど変わらないのに、
愛知県の人口より少ないとは驚きです。

長い長い冬には屋内での時間を、いかに快適にするかを考える…
そんな中で生まれたのが、機能性とデザインの美しさが共存した作品。
気象条件もあって、農業環境には恵まれていないことで、インテリアデザインが
発展したのです。昨今の日本における、シンプルでナチュラルな暮らしを求める風潮が、
北欧のデザイナーの思想哲学とマッチし、日本での「北欧ブーム」は続いています。
(そういえばバブル期には、重厚で高価な応接セットなど流行りましたっけ)

日本でも人気の高い、iittala(イッタラ)の「ティーマシリーズ」や、
ガラス食器の「カステヘルミ」(フィンランド語で「しずく」という意味。しずくを
モチーフとして作られた美しいガラス食器)がたくさん展示されていました。

テイーマも、「ディナーセットを粉砕せよ」というキャッチコピーで、第二次世界大戦で
国が疲弊している中、装飾的なディナーセットではなく、多目的に使える食器を
目指したのです。日本での北欧食器の火付け役は、『かもめ食堂』という映画でした。
北欧も日本も、国土の半分以上が森林というお国柄、木造建築や木製品の多い日本人の
好みや生活のスタイルにマッチしたのでしょう。たしかに西洋料理のフルコースの食器は、
サラダ用、肉用、パン用、スープ用…それが人数分必要です。
日本の小さな家には不向きなのです。

  


画像の椅子もそうですが、幾重にも重ね合わせた合板に曲木加工を施し、背面と座面は、
この成形合板のしなりによって、見た目以上に心地よい座り心地です。

わたしはこのブロックランプが気になります。灯りを氷のなかに閉じ込めたような
ランプです。 「フィンランド・デザイン展」は~5/28まで。


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