Lilasさんが、お誕生日企画で『リラの恋』を書いて下さいました。ありがとう~
とっても可愛いアンジョルラスの誕生日を祝うリラの物語です。
リラは一生懸命走っていました。
■Plink Plank Plunk :Leroy Anderson / プリンク・プレンク・プランク
…いえ、リラは走っているつもりなのですが、実際は、ちょっと急ぎ足という程度です。
小さな手で持つには少し大きい籠を、しっかり抱えているからです。
まだ、朝も早い時間でした。夜が明けてからいくらも経っていません。
6歳の小さなリラが、こんな時刻にこんなに急いで、いったいどこへ行くのでしょう…。
リラが向かっていたのはアンジョルラスの部屋でした。今日は、アンジョルラスの誕生日なのです。
何日も前から、リラは、アンジョルラスに何か贈り物をしたいと思っていました。
でも、何を贈ればいいのか…良い考えがちっとも浮かびません。
何かとてもいいもの…アンジョルラスが喜んでくれそうなもの…。一生懸命に考えましたが、どうしても思いつきません。
神さま、お金ないけど、なんかアイデアないですか?真心とか、そういうありがちな答えは無しで。
リラのおかあさんは、他の女中さん達と一緒に美味しいごちそうを作ります。
おとうさんも何か用意しているようです。
お屋敷中の人がアンジョルラスを好きですから、皆、贈り物をするのです。
リラだってアンジョルラスが大好きです。でも、6歳のリラには、まだ何もいいものが作れません。
何かを買うお金も持っていません。
考えに考えたあげく、リラは、“今、自分が一番大切にしているもの”をアンジョルラスにあげることに決めました。
それは、とてもとても大切なので、あげてしまうのはちょっと残念な気もします。
でも、やっぱりリラは、大好きなアンジョルラスに贈り物をしたいのです。
気にいってもらえるわよね…?あたしには、ほんとに大切なんだけど…。
リラが大人なら、こんなこととか、ほかのこととか・・・色々してあげられるんだけどなぁ。
そして、リラは、誰よりも先に一番最初に、アンジョルラスに「お誕生日おめでとう!」と言いたいと思いました。
だから、今朝は、おひさまと競争で早起きしたのです。大切な贈り物を籠に入れて、大急ぎでやってきました。
アンジョルラスは、きっとまだ眠っているでしょう。リラは、歌をうたって起こしてあげようと思っています。
でも…そんなことをしたら、怖い顔をされてしまうでしょうか?
それなら、贈り物は枕元に置いて、そっと帰ったほうがいいでしょうか…。
「そっと帰っても、リラだってわかるように、片方の靴を残そうかな?」 6歳にして策を練るリラ
朝早いおかげで、使用人達にも誰にも会わずに、リラはアンジョルラスの部屋の前までやってきました。
扉をそっと押してみます。
…よかった、扉は動きました。もし鍵がかかっていたら、贈り物は扉の前に置いておこうと思ったのですが。
リラは、扉をぐっと開けて中に入りました。そして…あれ!とびっくりして立ち止まります。
アンジョルラスは、もう、ちゃんと起きて、ちゃんと服も着て、ソファに座っていたのです。
アンジョルラスは、さすがに驚いたようでした。
驚きすぎですけど
「リラ…。どうしたんだ?こんな朝早くに。」
リラは、びっくりしたので言葉が出ません。
「…あ、あの、あのね。。。」
それから、リラはやっと笑顔になって「お誕生日おめでとう。」と言いました。
そして、リラは贈り物の入った籠を抱えてアンジョルラスの傍まで歩いて行き、にこにこしながら籠を差し出しました。
すると…。
籠の中身が、ミャ~と小さく鳴き、まんまるな目でアンジョルラスを見上げます。
■Leroy Anderson - The Waltzing Cat リロイ・アンダーソン/ワルツィング・キャット(踊る仔猫)
リラが、今、一番大切にしているのは、この小さな子猫だったのです。
しばらく前に、リラはこの子猫を拾いました。捨てられていた赤ちゃんだったリラが拾われた、あのリラの木の下で。
リラは嬉しくて嬉しくて、子猫をかわいがりました。
リラの木の下で見つけたので、なんだか自分の妹のような気がして、とてもとても大切にしていました。
アンジョルラスに見せたこともあります。
その時、アンジョルラスは「…ちょっとリラに似ているな。」と言いながら、子猫の頭をなでていました。
え? アンジョルラスに見せたこともあるって? えーーー
実はリラが猫を拾うのは初めてではありません。何度も拾ってくるので、もうネズミ捕りは要らないと
両親に言われていました。だから、リラは子猫を隠して育てようと思いました。
でも、リラは何も持っていません。どうしたら良いんでしょう?
リラは、外で読書をしているアンジョルラスをみつけて相談します。
アンジョルラスは、子猫の小ささを心配して、ワラを持ってきました。
ここは港町で、水揚げされる魚を狙って大勢の猫が暮らしています。
アンジョルラスの屋敷は、港から少し離れてはいましたが、ときどき猫が紛れ込んで
子猫を生んだりします。
ワラを敷き詰めた箱に猫を入れると、アンジョルラスはミルクを一本のワラで少し吸い込んで
猫の口に少しづつ注いでやりました。(横でリラがやりたがって騒いでたのは無視)
アンジョルラスは、本を読んだり、馬番や、庭師に相談して猫の赤ちゃんをどうにか育てました。
リラは小さいので、猫の子守専門でした。寝かしつけたり、あやしたりはリラの役目でした。
そして一ヶ月経ちました。もうリラでも大丈夫。育てられるでしょう。
今では、両親も飼うのを許してくれて、子猫はリラにはなついて、アンジョルラスのことは忘れました。
わしが育てた
そうだね・・・・・・
ロバの歌だけど、子猫に歌っても可愛い。というか、この歌、好きなので無理やり貼るだけなんだけどw
Small one Small one Don't look so blue
Somewhere a friend is waiting for you
Someone still needs you to brighten his day
There's a place for each Small One
God planned it that way
Time is passing, days are few
スモールワン、そんなにくよくよするなよ
どこかで君の友達が待ってるよ
楽しく過ごすために君を欲しがってる人はいるよ
どんな小さなものにも場所はあるはずさ
神が、そのように作られているから
たとえ時間は過ぎて行き、残った日々がわずかでも
Give while you can to one smaller than you
All things living great and small
Each brings a gift that is needed by all
Small one, Small one, Don't look so blue
Somewhere a friend is waiting for you
Someone still needs you to brighten his day
There's a place for each Small One
God planned it that way
お前より小さきものへ、出来る限りの愛を与えよう
すべてのものは、小さく、しかし偉大だ
望むすべてのことを、お互い与え合えるよ
スモールワン、嘆くんじゃないよ
きっと友達が待ってるから
日々を楽しくすごすために誰かが君を待っている
どんな小さなものにも場所はあるはずさ
神が、そのように作られているから
リラは、この大切な子猫を、アンジョルラスにあげようと思ったのでした。
子猫の首にはリボンを結んで、おめかしをさせておきました。
アンジョルラスの母にもらった、お気に入りの、これも大切なリボンです。
アンジョルラスは子猫をじっと見ています。それから、ちらっとリラを見ました。
リラは、おひさまのようににこにこしてアンジョルラスを見上げ、「お誕生日の贈り物よ。」と言いました。
アンジョルラスは、口を手で押さえて、さっと横を向きました。なんだか体が揺れているようです。
もしかしたら…笑うのを我慢しているのかもしれません。
■Faure Dolly Suite:Kitty Valse フォーレ/組曲ドリーより仔猫のワルツ
それから、アンジョルラスは再びリラのほうを向いて、真面目な顔で言いました。
「たぶん…、この子猫は、リラと一緒にいたほうが幸せだな。これからも、リラがかわいがってやるといいよ。」
アンジョルラスの参考書の上でごろーーん 読ませてあげなーい
「…そうなの?どうして?」
「なんとなく…リラに似ているからさ。」(勉強の邪魔をするところが?)
アンジョルラスに似ているのは、この猫だけど
猫、好きじゃなかったのかなあ…。 自分だったら、きっと、跳び上がるほど嬉しいのに…。
リラは首をかしげました。がっかりしたような、ほっとしたような、不思議な気持ちがしました。
アンジョルラスは子猫の首からリボンをはずし、
「これだけはもらっておくよ。」と言いました。
「…リボン、好きなの?!」 すみません、ここツボですw リボンが好きなアンジョルラス~www
「…いや、そういうわけじゃないけど。。。」
リラは、また首をかしげます。すると、アンジョルラスが言います。
「リラ、お母さんに、どこへ行くか言って出てきたのか?こんな朝早くに…。」
リラは、あ…!という顔になります。アンジョルラスのほうは、やれやれ…という顔になります。
リラは、子猫の入っている籠を抱え直し、部屋を出ようとしました。
アンジョルラスが「リラ。」と呼び止めます。
「…リラ。今年の誕生日、リラが一番最初にお祝いを言ってくれたことは覚えておくよ。」
リラは、また、おひさまのような笑顔になりました。
アンジョルラスの部屋を出たリラは、来た時と同じように、子猫の入った籠を抱えて大急ぎです。
子猫がミャ~ミャ~鳴きます。
籠から出せ~ かまえ~ ごはん~
きっと、おかあさんとおとうさんが心配しているでしょう。
朝ごはんも食べないで出てきてしまったリラを探しているかもしれません。
でも…と、リラは思います。来てよかった…。ほんとによかった…!
すみません、少しストーリーが変わってしまいました。野良猫に餌をやるアンジョルラスを書きたかったので。
リラが、アンジョルラスが育てたのを忘れてるのは多少変なんだけど、まあ小さいということで・・・
ごめんね。LIlasさんとリラちゃん。
この歌はもともとは恋人アニー・ローリーに捧げられた歌ですが、同じメロディに色んな歌詞がついています。
日本では1947年に『妹へ』という歌詞が付けられています。
年は五つだけど、ここを六つに変えれば、まるでリラの歌ですよね。
赤い紅い 丸い林檎(りんご)
そしてひとみに 光る星
年は五つ 歌の好きな
天の使いの わが妹
いつもいつも 歌う小鳥
そしてげんきに 飛ぶ小鳥
年は五つ 花の好きな
天の使いの わが妹
まだ自分たちの運命を少しも知らないころの二人のお話・・・・・・
とっても可愛いアンジョルラスの誕生日を祝うリラの物語です。
リラは一生懸命走っていました。
■Plink Plank Plunk :Leroy Anderson / プリンク・プレンク・プランク
…いえ、リラは走っているつもりなのですが、実際は、ちょっと急ぎ足という程度です。
小さな手で持つには少し大きい籠を、しっかり抱えているからです。
まだ、朝も早い時間でした。夜が明けてからいくらも経っていません。
6歳の小さなリラが、こんな時刻にこんなに急いで、いったいどこへ行くのでしょう…。
リラが向かっていたのはアンジョルラスの部屋でした。今日は、アンジョルラスの誕生日なのです。
何日も前から、リラは、アンジョルラスに何か贈り物をしたいと思っていました。
でも、何を贈ればいいのか…良い考えがちっとも浮かびません。
何かとてもいいもの…アンジョルラスが喜んでくれそうなもの…。一生懸命に考えましたが、どうしても思いつきません。
神さま、お金ないけど、なんかアイデアないですか?真心とか、そういうありがちな答えは無しで。
リラのおかあさんは、他の女中さん達と一緒に美味しいごちそうを作ります。
おとうさんも何か用意しているようです。
お屋敷中の人がアンジョルラスを好きですから、皆、贈り物をするのです。
リラだってアンジョルラスが大好きです。でも、6歳のリラには、まだ何もいいものが作れません。
何かを買うお金も持っていません。
考えに考えたあげく、リラは、“今、自分が一番大切にしているもの”をアンジョルラスにあげることに決めました。
それは、とてもとても大切なので、あげてしまうのはちょっと残念な気もします。
でも、やっぱりリラは、大好きなアンジョルラスに贈り物をしたいのです。
気にいってもらえるわよね…?あたしには、ほんとに大切なんだけど…。
リラが大人なら、こんなこととか、ほかのこととか・・・色々してあげられるんだけどなぁ。
そして、リラは、誰よりも先に一番最初に、アンジョルラスに「お誕生日おめでとう!」と言いたいと思いました。
だから、今朝は、おひさまと競争で早起きしたのです。大切な贈り物を籠に入れて、大急ぎでやってきました。
アンジョルラスは、きっとまだ眠っているでしょう。リラは、歌をうたって起こしてあげようと思っています。
でも…そんなことをしたら、怖い顔をされてしまうでしょうか?
それなら、贈り物は枕元に置いて、そっと帰ったほうがいいでしょうか…。
「そっと帰っても、リラだってわかるように、片方の靴を残そうかな?」 6歳にして策を練るリラ
朝早いおかげで、使用人達にも誰にも会わずに、リラはアンジョルラスの部屋の前までやってきました。
扉をそっと押してみます。
…よかった、扉は動きました。もし鍵がかかっていたら、贈り物は扉の前に置いておこうと思ったのですが。
リラは、扉をぐっと開けて中に入りました。そして…あれ!とびっくりして立ち止まります。
アンジョルラスは、もう、ちゃんと起きて、ちゃんと服も着て、ソファに座っていたのです。
アンジョルラスは、さすがに驚いたようでした。
驚きすぎですけど
「リラ…。どうしたんだ?こんな朝早くに。」
リラは、びっくりしたので言葉が出ません。
「…あ、あの、あのね。。。」
それから、リラはやっと笑顔になって「お誕生日おめでとう。」と言いました。
そして、リラは贈り物の入った籠を抱えてアンジョルラスの傍まで歩いて行き、にこにこしながら籠を差し出しました。
すると…。
籠の中身が、ミャ~と小さく鳴き、まんまるな目でアンジョルラスを見上げます。
■Leroy Anderson - The Waltzing Cat リロイ・アンダーソン/ワルツィング・キャット(踊る仔猫)
リラが、今、一番大切にしているのは、この小さな子猫だったのです。
しばらく前に、リラはこの子猫を拾いました。捨てられていた赤ちゃんだったリラが拾われた、あのリラの木の下で。
リラは嬉しくて嬉しくて、子猫をかわいがりました。
リラの木の下で見つけたので、なんだか自分の妹のような気がして、とてもとても大切にしていました。
アンジョルラスに見せたこともあります。
その時、アンジョルラスは「…ちょっとリラに似ているな。」と言いながら、子猫の頭をなでていました。
え? アンジョルラスに見せたこともあるって? えーーー
実はリラが猫を拾うのは初めてではありません。何度も拾ってくるので、もうネズミ捕りは要らないと
両親に言われていました。だから、リラは子猫を隠して育てようと思いました。
でも、リラは何も持っていません。どうしたら良いんでしょう?
リラは、外で読書をしているアンジョルラスをみつけて相談します。
アンジョルラスは、子猫の小ささを心配して、ワラを持ってきました。
ここは港町で、水揚げされる魚を狙って大勢の猫が暮らしています。
アンジョルラスの屋敷は、港から少し離れてはいましたが、ときどき猫が紛れ込んで
子猫を生んだりします。
ワラを敷き詰めた箱に猫を入れると、アンジョルラスはミルクを一本のワラで少し吸い込んで
猫の口に少しづつ注いでやりました。(横でリラがやりたがって騒いでたのは無視)
アンジョルラスは、本を読んだり、馬番や、庭師に相談して猫の赤ちゃんをどうにか育てました。
リラは小さいので、猫の子守専門でした。寝かしつけたり、あやしたりはリラの役目でした。
そして一ヶ月経ちました。もうリラでも大丈夫。育てられるでしょう。
今では、両親も飼うのを許してくれて、子猫はリラにはなついて、アンジョルラスのことは忘れました。
わしが育てた
そうだね・・・・・・
ロバの歌だけど、子猫に歌っても可愛い。というか、この歌、好きなので無理やり貼るだけなんだけどw
Small one Small one Don't look so blue
Somewhere a friend is waiting for you
Someone still needs you to brighten his day
There's a place for each Small One
God planned it that way
Time is passing, days are few
スモールワン、そんなにくよくよするなよ
どこかで君の友達が待ってるよ
楽しく過ごすために君を欲しがってる人はいるよ
どんな小さなものにも場所はあるはずさ
神が、そのように作られているから
たとえ時間は過ぎて行き、残った日々がわずかでも
Give while you can to one smaller than you
All things living great and small
Each brings a gift that is needed by all
Small one, Small one, Don't look so blue
Somewhere a friend is waiting for you
Someone still needs you to brighten his day
There's a place for each Small One
God planned it that way
お前より小さきものへ、出来る限りの愛を与えよう
すべてのものは、小さく、しかし偉大だ
望むすべてのことを、お互い与え合えるよ
スモールワン、嘆くんじゃないよ
きっと友達が待ってるから
日々を楽しくすごすために誰かが君を待っている
どんな小さなものにも場所はあるはずさ
神が、そのように作られているから
リラは、この大切な子猫を、アンジョルラスにあげようと思ったのでした。
子猫の首にはリボンを結んで、おめかしをさせておきました。
アンジョルラスの母にもらった、お気に入りの、これも大切なリボンです。
アンジョルラスは子猫をじっと見ています。それから、ちらっとリラを見ました。
リラは、おひさまのようににこにこしてアンジョルラスを見上げ、「お誕生日の贈り物よ。」と言いました。
アンジョルラスは、口を手で押さえて、さっと横を向きました。なんだか体が揺れているようです。
もしかしたら…笑うのを我慢しているのかもしれません。
■Faure Dolly Suite:Kitty Valse フォーレ/組曲ドリーより仔猫のワルツ
それから、アンジョルラスは再びリラのほうを向いて、真面目な顔で言いました。
「たぶん…、この子猫は、リラと一緒にいたほうが幸せだな。これからも、リラがかわいがってやるといいよ。」
アンジョルラスの参考書の上でごろーーん 読ませてあげなーい
「…そうなの?どうして?」
「なんとなく…リラに似ているからさ。」(勉強の邪魔をするところが?)
アンジョルラスに似ているのは、この猫だけど
猫、好きじゃなかったのかなあ…。 自分だったら、きっと、跳び上がるほど嬉しいのに…。
リラは首をかしげました。がっかりしたような、ほっとしたような、不思議な気持ちがしました。
アンジョルラスは子猫の首からリボンをはずし、
「これだけはもらっておくよ。」と言いました。
「…リボン、好きなの?!」 すみません、ここツボですw リボンが好きなアンジョルラス~www
「…いや、そういうわけじゃないけど。。。」
リラは、また首をかしげます。すると、アンジョルラスが言います。
「リラ、お母さんに、どこへ行くか言って出てきたのか?こんな朝早くに…。」
リラは、あ…!という顔になります。アンジョルラスのほうは、やれやれ…という顔になります。
リラは、子猫の入っている籠を抱え直し、部屋を出ようとしました。
アンジョルラスが「リラ。」と呼び止めます。
「…リラ。今年の誕生日、リラが一番最初にお祝いを言ってくれたことは覚えておくよ。」
リラは、また、おひさまのような笑顔になりました。
アンジョルラスの部屋を出たリラは、来た時と同じように、子猫の入った籠を抱えて大急ぎです。
子猫がミャ~ミャ~鳴きます。
籠から出せ~ かまえ~ ごはん~
きっと、おかあさんとおとうさんが心配しているでしょう。
朝ごはんも食べないで出てきてしまったリラを探しているかもしれません。
でも…と、リラは思います。来てよかった…。ほんとによかった…!
すみません、少しストーリーが変わってしまいました。野良猫に餌をやるアンジョルラスを書きたかったので。
リラが、アンジョルラスが育てたのを忘れてるのは多少変なんだけど、まあ小さいということで・・・
ごめんね。LIlasさんとリラちゃん。
この歌はもともとは恋人アニー・ローリーに捧げられた歌ですが、同じメロディに色んな歌詞がついています。
日本では1947年に『妹へ』という歌詞が付けられています。
年は五つだけど、ここを六つに変えれば、まるでリラの歌ですよね。
赤い紅い 丸い林檎(りんご)
そしてひとみに 光る星
年は五つ 歌の好きな
天の使いの わが妹
いつもいつも 歌う小鳥
そしてげんきに 飛ぶ小鳥
年は五つ 花の好きな
天の使いの わが妹
まだ自分たちの運命を少しも知らないころの二人のお話・・・・・・
(アーロンさんのお誕生日当日だというのに、お祝いも言わずに、自分だけで喜んでいる私w …ごめんなさ~い。。。一応、おめでとうの気持ちはあるのですよ♪)
…ついに、“猫に餌をあげるアンジョルラス”が読めて、とっても嬉しいです。
そうそう、『賢者の贈り物』。今回の話を考えている時、ちょっと思い出していました。
あの絵は、本の表紙か何かでしょうか。きれいですね。
…お祈りをするリラ、とってもとっても可愛い~♪♪
神さまに対して、なんかすごいこと言ってるけどw
いろんな猫の写真や絵も、かわいいですね~。
最初の写真とか、“参考書の上でごろーーん”とか、“籠から出せ~”とか、心の中でミャ~ミャ~言いながら…じゃなかった、キャ~キャ~言いながら見てました。
アンジョルラスと一緒に、拾った子猫を育てるリラ…うらやましい(笑)。…私、子猫を拾うことに、すご~く憧れがあるんです。小さい頃から。したこと無くて。
…『アニーローリー』も、ずっと前に練習して、皆でやったな~。
歌詞は初めて知りました。…本当に本当にリラみたい!! アンジョルラスに歌ってほしいw
素敵な歌詞をおしえてくださって、ありがとうございます。
…そう。。。“まだ自分たちの運命を少しも知らないころの二人”。。。本当に、そうなんですよね(泣々)。
“6歳のリラ”を書いたり、他にもさかのぼって書こうかな~と思ったりしながら、私が躊躇するのは、そこなんです。
「結局、この二人は、ああいうふうになる運命なのよね~。」とか考えてしまって、哀しくなったりして。…で、「妄想だってば!」と自分に言い聞かせる、とww
…ま、とりあえず。
リラは、翌年のアンジョルラスへの贈り物を決めました。“リラが持っている全てのリ・ボ・ン”です♪
今回も、題名がとっても素敵で、すご~く嬉しいです。
ありがとうございます♪
最初、その題名にしてたんですが、可愛いリラには、ちょっといかめしいかなって、変えました。
もちろん、二人の将来はわかってるんだけど・・・
でも、読みたいよ、Lilasさんの書かれるアンジョルラスとリラ。
原作より優しくて、人間味があるLilasさんのアンジョルラスって、アーロンそのものに思えて。
アーロンは、人と会話するのは得意じゃないみたいなこと言ってたけど、猫と会話できるような気がするとも言ってましたね。動物大好きだそうです。
アーロンに飼われたい・・・w
>…『アニーローリー』も、ずっと前に練習して、皆でやったな~。
すごい~色んな曲をされてますね。
うーん、あの楽器かなぁ?違うかな?w
歌詞は、私も偶然知りました。
youtubeさまさまです。
もうひとつ、『才女』っていう歌詞もあるんですけど、それは、リラにはちょっとw
妹なんですよね、リラは。そして、恋人になる。
最高じゃないですか。羨ましいよ、リラ。
続き待ってますw
次記事に載せておられる“珍しく笑っているアンジョルラス”の映像ね、私、大好きで大好きで…。
春先に、この映像を見つけた時、ほんとに嬉しくて嬉しくて…。泣きそうで…。
私が書くアンジョルラスは、もちろん映画本編のイメージなんだけど、この笑っている映像の影響も、すごく大きいと思います。
yuriさまに、“アーロンに演じて欲しい”“アーロンそのものに思えて”とまで言っていただけて、とってもとっても嬉しいです。ありがとう、ありがとう…(ほんとに泣きそうになってますw)。
…アーロンさん、人と会話するのは得意じゃないって言ってたんですか?!で、猫と会話できるような気がするってw 動物が好きなんだぁ~。
私の中で、好感度がますます(どどーん!と)上がりましたよ♪
ネコと少女ほど似合う組み合わせってないですよね?
そうそう、ネコって新聞とか雑誌読んでたら必ず上に乗ってきて邪魔するんですよ。
あれって、そんなもの読むヒマがあったら、遊んで!ってアピールしているらしいです。
アーロンもネコちゃん好きなんですか?
どちらかと言うと、犬とのツーショットの方が似合いそうだけど・・・
アメリカの(と言うか欧米の)男性って犬が似合うと思う。
>「そっと帰っても、リラだってわかるように、片方の靴を残そうかな?」 6歳にして策を練るリラ
確かに女の子は6歳になれば、これ位の策は考えそうだけど
肩をはだけている偉そうなリラを見ると
もし現代なら、彼氏の部屋にわざと自分のピアスの片方を置いてくるタイプだな・・・
と思ってしまったw
又、ちゃかしてごめんなさい!
続き楽しみにしてます。
Cats and I have an understanding, but we choose not to interact often.
猫と僕は相互理解の関係にある、まあ大抵の場合は無視しあってるけど
というのがIMDBのトリビアのところにあります。動物好きって、どこかで読んだけどどこだったかな。
会話ができるとまでは言ってませんでしたw 私の脳内変換ですね。
Law&Orderで犬好きの役をやったとき、彼女が殺されたときも、彼女の飼い犬を心配してて
怪しまれる役だったなぁ。グレイスランドのマイクも、犬好きだったし。
会話が苦手というか、ソーシャルメディアのインタビューのときに、自分は常に面白いことを
言おうというようなタイプじゃないって言ってたのと、アーロンを生で何度もみておられる
KANAさんのブログで、アーロンは、舞台の上でのほうが心を開いてる感じがすると書いておられたので
なんとなく、そうなのかなぁって思ってます。
生真面目でまっすぐっていう印象らしいです。もちろん、私は想像でしかないんですけど。
ちょっと構えるタイプなのかなって思ってます。
私は、ひな壇芸人タイプが大嫌いなので、そう思いたいというのがあるんだけど、
アーロンが多少不器用っぽいときくと、むしろ嬉しいんですよね。
Lilasさん、ファンが待ってますので、また書いてね。
老人も猫と合いますよね。
欧米の男性は大柄だから犬と合うのかな?
少年も、犬のほうが合いますよね。
それも大きな犬。
アーロンは確かに犬のほうが、それも大型の犬のほうが
似合いそう。犬も好きなんじゃないかな。
>もし現代なら、彼氏の部屋にわざと自分のピアスの片方を置いてくるタイプだな・・・
え?届けてくれるから?
ピアスだと気付かれなくないですか?
掃除機で吸われたりしないかな?
色気はないけど、傘とかのほうが・・・
リラさん~ほらね、オードリーさんも、続きまってますからね!
あのね、気付くのは彼にじゃあなくて、彼の部屋に他にも出入りしている彼女に対して・・・
彼の部屋に行ったら、明らかに女性の髪の毛が落ちていた・・・みたいな話よくあるじゃない?
それとなく女の影をちらつかせる・・・みたいな
私って清純なリラになんて下品な事を!
ごめんなさい・・・(深く反省)
だって、えらそうなリラはホントに魅力的な小悪魔だからつい。。。
女の影・・・
前にiremisuさんが、アーロンってどんな香水を使ってるのかなって書いてたけど、その発想も無くてw
日ごろの生活の清純ぶり(もてない)を、知らずにさらけ出してる気がして怖いですw
下品じゃないよ~面白いですよ。
妄想してるじゃないですか!
書いて下さいよ、少し膨らませて。
あのリラの絵、可愛いですよね。結構気に入ってます。
振り回されるアンジョルラスも可愛いと思いますよ。
書いて~
6歳のリラちゃんは既にアンジョルラスにタメ口きいていますが、彼女がアンジョルラスとタメ口で会話するようになったきっかけってあるのでしょうか?
多分、彼女のご両親は、雇い主のご子息であるアンジョルラスを「坊っちゃま」等とお呼びして、子供相手でも敬語で喋っているはずですよね? 彼らはきっとリラにも「お坊っちゃまに失礼の無いようにしなさい。」って、ごく小さい頃から教えていたと思うのです。
だから「○○様」とか「お兄様(←私的ツボw)」とか言いながら拙い敬語で話しかけてくるリラに、アンジョルラスが「そんな喋り方をするな。普通に名前で呼んで良いから!」って言った。。。やっぱりお坊っちゃまはご幼少時からカッコいい~☆っというのが私の妄想なのですが、Lilas様的にはそんなシーンはありますか?
そして(しつこいけどw)やっぱり○○に入る名前を知りたい! リラちゃんずるいー