コーヒー教室をする理由

アアルトコーヒーをはじめて9年目
生意気にコーヒー教室なんてさせていただいております
最初にさせてもらったのはたぶん開業2年目くらいのこと
知ってる知識をひけらかす世にもつまらない教室だった
今思い出すと冷や汗が出るような酷いものでした
ご参加くださったみなさんすみませんでした

じゃあ今が素晴らしいかと言えば
そうでもないと思うのですが
1点誇れるものがあると思うのです
それは私が教える教室ではないということです
ご参加いただいたお客さんからも教わることが多々あるのです
それの積み重ねにより今の教室になったことがうれしいのです

はじめにこれありきではなく
何度も何度も繰り返すうちに出来てきたもの
考えれば一度もコーヒー教室なるものに参加したこともなく
はじめた無知な自分の無鉄砲さに驚く今日この頃
はじめてくれてありがとう
そう言いたい気分です（今なら逆に始められません）

教室っていうのは教えるものではなく
互いに教えを乞うところだと思うのです
だから将来はコーヒー教室っていうのではなく
ただの教室にしたいなあと思ってます
私がコーヒーのことを教える代わりに
違うことを教えていただく

そういう人がひとりふたりと増えて行って
いろんなことを考えたりする
楽しいですよね
って変なコミュニティを作るんじゃないです
そこにいけばみんなフラットな感じ
シャチョさんも、中学生も、おじーちゃんもみんな一緒

世の中は不平等です
それでいいと思うのです
みんな一緒なんかじゃ世界は動かないのですから
だからこそフラットな場所も必要なんだと思うのです
そんな場所になるといいなあ
新しい店は教室の一面もある場所になれー