東芝事件 その4

2015-12-04 16:52:20 | 法律・社外取締役
東芝事件 その4  7月20日付け東芝第三者委員会報告書239~240頁には、次の記述がある。 なお、島岡聖也監査委員は、第3四半期決算に先立つ2015年1月26日、久保誠監査委員会委員長に対し、2014年9月18日に開催された取締役会において決議されたPC事業再編の件の会計処理(この中に密かにODM部品の押し込みの減少に伴う損失計上が織り込まれていた)について不適切なものが含まれていないかどう . . . 本文を読む

東芝事件 その3

2015-09-28 17:34:13 | 法律・社外取締役
東芝事件 その3  9月30日に臨時株主総会が開催されて、現任取締役全員は任期満了で退任し、新取締役が選任される。その後の東芝のホームページの役員紹介欄に着目したい。会社提案の社外取締役候補者は、他社の元経営者、元検察官の弁護士、公認会計士等であり、就任後、東芝の社章(社員バッジ)を着用するとも思えないが、従来東芝の社外取締役は社章を着けて写真に写っていたようである。 社外役員は、形式的な社外性 . . . 本文を読む

東芝事件 その2

2015-09-15 10:58:25 | 法律・社外取締役
東芝事件 その2  社外取締役の一人が決算が不自然だと指摘していたが、会社に無視されたとの報道があった。この慧眼の社外取締役は誰だったのか。九月末の株主総会で四人の社外取締役のうち三人は退任し、一人だけ留任することになっている。しかし留任の理由は、疑問を述べたのがその人だからだとは報じられていない。そうすると、疑問を述べた社外取締役は、退任する三人のうちの一人か、または過去の社外取締役だというこ . . . 本文を読む

東芝事件 その1

2015-07-23 16:50:59 | 法律・社外取締役
 東芝事件 その1  責任者にやめてもらうのは当然だが、東芝の中に「粉飾」に異議を述べた人材がいなかったとは考えにくい。異議を述べて、会社を去ったり左遷された人を、呼び戻し引き上げることが重要である。そうしなければ、結局、正論を述べても損、不正に与しないまでも、服従し黙認し、いつか自分の番がくるまで堪え忍ぶのがサラリーマンの処世術ということになる。これでは、新たな経営陣に入れ替えたところで、いつ . . . 本文を読む

社外取締役を置くことが相当でない理由

2015-06-29 17:13:12 | 法律・社外取締役
     「社外取締役を置くことが相当でない理由」  1 改正会社法第327条の2は、「事業年度の末日において,監査役会設置会社(公開会社であり,かつ,大会社であるものに限る。)であって金融商品取引法第24条第1項の規定により,その発行する株式について有価証券報告書を内閣総理大臣に提出しなければならないものが,社外取締役を置いていない場合には,取締役は,当該事業年度に関する定時株主総会 . . . 本文を読む

評議の秘密

2015-06-17 16:48:34 | 裁判員・評議の秘密
 裁判官の場合の「評議の秘密」については、司法省調査部発行司法資料第251号「評議の秘密」(昭和14年)がある。これは、当時のドイツにおける裁判官の評議の秘密についての文献を翻訳したものである。     その大要は、以下のとおり。    評議の秘密の立法趣旨の最大のものは、行政権から司法の独立を守ることにある。すなわち、合議体による判決が行政権に批判的な内容である場合に . . . 本文を読む

弁護士による電話相談

2015-06-17 16:48:19 | 電話による法律相談
電話による法律相談 . . . 本文を読む

死刑廃止論争

2015-06-17 16:48:00 | 法律
 死刑廃止論争      弁護士会の公式見解は死刑制度撤廃である。しかし、争いが相当にある。十数年前に、東京弁護士会が行った弁護士のアンケートを見る機会があったが、廃止に反対の死刑存置論も相当数あった。中には端的に、「娘を殺されてから言え」と怒っているのもあった。  この問題は、深刻であると同時に、国民として避けて通れない問題である。  死刑を廃止すると凶悪事件が増え . . . 本文を読む

短期約定をした場合の借地権の存続期間

2015-06-17 16:47:44 | 法律
  旧借地法2条をめぐり、非堅固建物につき20年未満の期間の約定をしたら、期間の定めなき契約として30年になるのか、それとも「なるべく短くという当事者の意思から」20年になるのかという水掛け論的争点がありました。これなど、読み方を少し整理して、 1項 「借地権はその期間を定めない場合は建物の朽廃まで存続する。ただし、その長期は、堅固建物で60年、非堅固建物で30年を超えることを得ず」、 2項  . . . 本文を読む

尊属殺人の重罰はなぜ違憲なのか?

2015-06-17 16:47:19 | 法律
 尊属殺人の重罰はなぜ違憲なのか?    昭和48年に最高裁が違憲判決を出して削除されるまで、刑法200条に尊属殺人罪の規定があった。それは、「自己又ハ配偶者ノ直系尊属ヲ殺シタル者ハ死刑又ハ無期懲役ニ処ス」というものであった。(普通殺人罪は「人ヲ殺シタル者ハ死刑又ハ無期若クハ三年以上ノ懲役ニ処ス」現在は五年以上)  これが法の下の平等を定めた新憲法14条に違反するのではないかが戦後 . . . 本文を読む